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絶対幸せにするからっ
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ちゅう、ちゅ、んちゅ
何度も何度もキスをした。
ハルカの唇は驚いたように頑なに閉じられていたけれど、俺が唇の表面をぺろりと舐めると、「ひゃっ」と口を開けた。
するっ
すかさず舌を差し込む。
ちゅぶ んちゅぅ、
ハルカの口ので舌を探しあて、強引に引き出し絡ませる。
「んっ、んんっ。」
どうしたらいいのか分からないように、たどたどしく俺の舌に触れていたハルカの舌も俺が絡め、唾液をぬるぬると擦りつけ、じゅぅっと舌全体を吸ってやると、気持ちよさそうに鼻を鳴らした。
「うぅんっ」
ちゅぽっという音とともに唇を離すと、俺たちの口の間で涎が一筋糸を引いた。
「はっ、ハルカ・・・。」
「はぁ・・・た、タイガ?」
まだ状況がよく分かっていないのだろう。
ハルカはとろんとした目をしてこちらを見ている。
ちゅ ちゅ
とキスをしながら頬に触れる。
優しいタッチで耳まで滑らせると、俺はハルカの耳に指を差し入れ、穴の周りを擦ったり、ちょっとだけ出し入れしたりした。
「んっ、そ、それくすぐったっ。」
首を竦めて逃れようとするハルカの頭を動かないように反対の手で押さえつけ、俺は今度は耳に唇を寄せた。
「ハルカ・・・好きだ。ハルカを抱きたい・・・。」
何としてでもハルカを手に入れようと思っているけれど、やっぱり無理強いは出来ないから。
俺はハルカに思いを伝えた。
ちゅ、っと耳の輪郭に軽いキスを落として、そのまま耳の穴のほうまで舌を滑らせる。
ヌロリと淵を一周すると、今度はチロチロと入れたり出したりする。
「ひゃぁ、ああっ、そ、それっ、なんかっ」
耳元でぞわぞわとする感覚は、次第に身体の奥の方から起きる種火となって、ハルカの腰が無意識に揺れる。
「んっ、そ、それっ変になるから、やめっ」
必死に理性を保っていようとするハルカの姿は、返って俺の欲望を煽る。
俺はキスをして、耳に触れていただけで、もうたまらない気持ちになっていた。
「ハルカ、返事、聞いてもいい?」
もう一度、唇を合わせてキスをする。
さっきよりも深く。
舌を根本から吸い上げる。
歯列の一本一本を舐め、歯茎や上顎もベロリと舐めた。
「んぅ・・・んっ、んっ」
ハルカの鼻から抜ける吐息が色っぽい。
俺は無意識に俺に押し付けているハルカのペニスを洋服の上からそっと撫でた。
「ひゃうっ。」
ビックリしたのか、可愛い声が出た。
「えっ、えっ。」
ちょっとしたパニック状態のようなハルカに間髪を入れず快感を与える。
「ハルカ、触るからね。大丈夫、俺、お前を傷つけるような事絶対にしないから。」
性急にベルトのバックルを外し、制服のズボンのチャックを下ろすと、俺は性急にハルカのペニスを握った。
「ああっ、なっ、何でさわっ。」
ハルカのペニスは俺よりも小ぶりで、色も可愛らしいピンク色で、とにかく全体的に初々しかった。
キスの刺激で少し立ち上がりかけているペニスを俺の手全体で握りこんでやる。
「んっ」
他人の手の感触は初めてなのか、俺がにぎっただけでハルカのペニスはビクビクと脈打った。
「ハルカ、可愛い・・・。」
優しく上下に擦りあげるだけで先端からプクリと蜜が出てきた。
何度か俺の手の動きを繰り返すだけで、ハルカのペニスは先走りでヌルヌルになってきた。
「ハルカ・・・制服汚れるから全部脱ごう、な」
そういうと、ぼんやりとした顔で俺を見るが、言葉は何も出てこない。
ズボンと下着をズルリと下げて、全部脱がせてしまうと、俺はハルカのシャツのボタンも外した。
うっすらと見える可愛い乳首が俺を触って、触って、と呼んでいる。
ボタンをはずし終えて、シャツをはだけさせると、ハルカの肌はゾワリと粟立った。
「寒い?」
心配になってそう聞くと、ハルカはふるふると首を横に振った。
「・・・むくなっい・・・」
恥ずかしいからか、顔を俺の胸に埋めようとする。
もうっ、そういうの反則っ。
無理無理顔を上げさせると、俺はもう一度舌を深く差し込んだキスをした。
「んんっ」
息苦しそうにするハルカの身体を自身の身体で押さえつけながら、俺は今度はハルカの胸元の突起を優しく摘まんだ。
ビクッ
身体が跳ねて、ハルカの腰が逃げる。
快感に飛び出しつつあった乳首の突起をカリカリと指先でひっかくと、乳首は更にコリコリとした芯を持った。
「ハルカっ、乳首、気持ちいい?」
カリッ カリッ きゅぅ
摘まんだり、弾いたりを繰り返す。
「んやっ、あっ、あっ、ああっ」
ハルカの声が気持ちよさそうに聞こえる。
「じゃ、コレは?」
俺はハルカの乳首に舌を這わせた。
乳輪の周りをぐるりと舐めて、痛いくらいに主張している乳首を口全体に含む。
「んんっ」
そして、口の中で硬くしこった乳首に舌を絡め、ちう、ときつく吸う。
「ああっ、あっ。」
喘ぐハルカの声に俺のペニスも反応する。
「俺もっ」
とにかく生のハルカに触れたくて、俺も来ていた服を素早く脱ぎ、全裸になってハルカに多い被さった。
「はぁぁ。」
何と表現したらいいのだろう。
とにかく生身のハルカの肌は温かくてしっとりとしていて、俺の肌に吸い付くような感じがした。
抱き合った部分からジワリと温かな熱が伝わってきて、俺はその心地よさに陶酔した。
「ハルカ・・・すげぇ気持ちいい・・・。」
まだ最後までしてないのに。
抱き合っているだけなのに、とにかく幸せが溢れた感じ。
俺のペニスとハルカのペニスが触れ合って、どこよりも熱く感じる事が現実なんだ、とそう感じさせてくれるほど、ふわふわとした幸福感に溢れていた。
「んっ、タイガっ。俺もお前の肌が気持ちいっ。」
ぎゅうっと抱き着いてくるハルカの可愛いこと。
そんな仕草で俺のペニスは更に硬さを増した。
「ハルカ、そんな可愛いことするなよ。はっ、とりあえず一回イキたい。」
俺はハルカと自分のペニスを同時に握りしめ、腰を使って動かしながら上下に擦り始めた。
「ああっ、なっ、なにっ・・・んんっこれっ・・・。」
初めての経験なんだろう。
ハルカは俺のペニスと自分のペニスが擦り上げられる快感に目を見開いて、次の瞬間にはその気持ち良さに嬌声をあげた。
「やぁっ、何これっ・・・しらなっ・・・あっ、良いっ・・・気持ちいいっ・・・。」
押し付けるように腰を動かすと、俺のエラの張ったカリの部分がハルカのペニスにゴリゴリと擦られる。
ぐしゅっ ぐしゅっ
と動かすたびに俺とハルカのペニスから出た精液が伝い落ち、動きを滑らかにする手助けをしてくれる。
ぬちゃぬちゃ ぬるんっ ぬるっ
粘液の擦り合う音が聞こえる。
ああ、気持ちいいっ
俺の腰の動きも抑えが利かなくなる。
とにかくハルカのペニスを握り、ピクピクと反応しているお互いの良い所に当たる場所を重点的に攻める。
「ああっ、ああっ、気持ちいいっ。タイガァ・・・気持ちいっ、気持ちいっ・・・。」
俺にしがみついて必死に俺の名を呼ぶハルカに俺のペニスもビクビクになって、イキそうになる。
「ハルカっ。イク?もうイキそう?」
「んっ、もっダメっ。・・・イクっ、イクッ、イクよぉ・・・」
ゴリゴリと腰を押し付け、俺はハルカと一緒に最後を迎えようと手の動きを早くした。
「んっ、イクっ。タイガッ、俺っ、もうっ、イクッ・・・ああああっ・・・。」
「おれもっ・・・くっぅ、ハルカっ・・・。」
ドクッと2人分の精液が俺たちのペニスから吹き出し、俺の握り締めた手の上を伝い落ちてきた。
辺りには青臭い濃厚な性の匂いがして、俺たちの荒々しい息遣いが部屋中に響き渡る。
「ハルカ・・・好きだ・・・」
俺はまだ呆けているハルカにキスをした。
くちゅくちゅ ちゅぅ
唾液が溢れそうなほど濃厚なキスをすると、やっぱりまだハルカはぼんやりとして覚醒できていない。
「ハルカ?大丈夫か?」
べたべたになった身体を軽くベッドサイドにあったティッシュで拭くと、次第にハルカの目の焦点が合ってきた。
「なっ、なっ、なっ、」
「な?」
「なっ、なっ、なんてことしてくれたんだー!!」
ハルカが俺に殴りかかってくる。
「何でこんな事すんだよっ。タイガのばかっ。」
ばかばかっ
って言いながらポカポカ叩いてくるけど、漫画みたいに力が入ってない。
「まてって、な、ハルカ、待って?」
両手を握って動きを止めると、俺はハルカの目を見てもう一度聞いた。
「俺、本当にハルカが好きなんだ。ハルカは?俺の事嫌い?」
ズルくてもいいから、俺はハルカの目を縋るように見た。
「俺、ハルカがいてくれると寂しくなくなるんだ。ハルカがいてくれると嬉しくて。ハルカだけが好きなんだ。」
寂しん坊アピールをすると、ハルカの視線が途端に優しくなる。
「・・・・・・寂しくないのか、俺がいると・・・。
「ああ、ハルカがいないと寂しい・・・。」
「俺の事好きなの?」
「もちろん、じゃなかったらこんな風にハルカに触れたりしない。」
「・・・・・・。俺の事だけ、好き?」
「ハルカの事だけ!大好き、愛してる、抱きたい、もっともっと抱き合いたい。」
最後までしたいって事はこの際置いておいて。
ハルカが必要だ、ってアピールをしまくる。
「ハルカしかいらない。ハルカがいてくれたら、俺は世界一幸せなんだ。」
もう一押しっ。
「ハルカっ、愛してる。一生、一緒にいて欲しいっ。」
真剣に目を見て伝えると、ハルカは観念したようにはぁと息を吐くと、
「しょうがないなぁ。そんなにタイガが俺の事好きなら・・・。しょうがないから一緒にいてやるっ」
と照れたように言ってくれた。
ツンデレばんざい!
俺はまだベタついた身体のままハルカを抱き締めた。
やっと捕まえた。
もう離さない。
この先の長い長い時間をハルカと一緒に過ごすために、これから忙しくなりそうだ。
とはいえ、この後は、腕の中の恋人と一緒にお風呂に入ってさっぱりとしてから、ごはんを食べさせて甘やかしてやろう。
デロデロに甘やかして、夜は俺を甘やかしてもらおう。
明日は学校を休んでもらって、っていうかきっと動けなくなって学校にも行けないし、家にも帰れないから、もう一泊してもらおう。きっと服の事とか気にするだろうから、俺が新しいハルカの下着と洋服を買ってこよう。
ああ、楽しくなってきた。
ハルカがこの先絶対に俺の傍から離れていかないように、今夜はじっくりとハルカに教え込まないと。
俺は流されやすくて、ちょっと天然で、その上純真な恋人を手に入れた。
それもこれも、ハルカが可愛すぎるのがいけないっ。
何度も何度もキスをした。
ハルカの唇は驚いたように頑なに閉じられていたけれど、俺が唇の表面をぺろりと舐めると、「ひゃっ」と口を開けた。
するっ
すかさず舌を差し込む。
ちゅぶ んちゅぅ、
ハルカの口ので舌を探しあて、強引に引き出し絡ませる。
「んっ、んんっ。」
どうしたらいいのか分からないように、たどたどしく俺の舌に触れていたハルカの舌も俺が絡め、唾液をぬるぬると擦りつけ、じゅぅっと舌全体を吸ってやると、気持ちよさそうに鼻を鳴らした。
「うぅんっ」
ちゅぽっという音とともに唇を離すと、俺たちの口の間で涎が一筋糸を引いた。
「はっ、ハルカ・・・。」
「はぁ・・・た、タイガ?」
まだ状況がよく分かっていないのだろう。
ハルカはとろんとした目をしてこちらを見ている。
ちゅ ちゅ
とキスをしながら頬に触れる。
優しいタッチで耳まで滑らせると、俺はハルカの耳に指を差し入れ、穴の周りを擦ったり、ちょっとだけ出し入れしたりした。
「んっ、そ、それくすぐったっ。」
首を竦めて逃れようとするハルカの頭を動かないように反対の手で押さえつけ、俺は今度は耳に唇を寄せた。
「ハルカ・・・好きだ。ハルカを抱きたい・・・。」
何としてでもハルカを手に入れようと思っているけれど、やっぱり無理強いは出来ないから。
俺はハルカに思いを伝えた。
ちゅ、っと耳の輪郭に軽いキスを落として、そのまま耳の穴のほうまで舌を滑らせる。
ヌロリと淵を一周すると、今度はチロチロと入れたり出したりする。
「ひゃぁ、ああっ、そ、それっ、なんかっ」
耳元でぞわぞわとする感覚は、次第に身体の奥の方から起きる種火となって、ハルカの腰が無意識に揺れる。
「んっ、そ、それっ変になるから、やめっ」
必死に理性を保っていようとするハルカの姿は、返って俺の欲望を煽る。
俺はキスをして、耳に触れていただけで、もうたまらない気持ちになっていた。
「ハルカ、返事、聞いてもいい?」
もう一度、唇を合わせてキスをする。
さっきよりも深く。
舌を根本から吸い上げる。
歯列の一本一本を舐め、歯茎や上顎もベロリと舐めた。
「んぅ・・・んっ、んっ」
ハルカの鼻から抜ける吐息が色っぽい。
俺は無意識に俺に押し付けているハルカのペニスを洋服の上からそっと撫でた。
「ひゃうっ。」
ビックリしたのか、可愛い声が出た。
「えっ、えっ。」
ちょっとしたパニック状態のようなハルカに間髪を入れず快感を与える。
「ハルカ、触るからね。大丈夫、俺、お前を傷つけるような事絶対にしないから。」
性急にベルトのバックルを外し、制服のズボンのチャックを下ろすと、俺は性急にハルカのペニスを握った。
「ああっ、なっ、何でさわっ。」
ハルカのペニスは俺よりも小ぶりで、色も可愛らしいピンク色で、とにかく全体的に初々しかった。
キスの刺激で少し立ち上がりかけているペニスを俺の手全体で握りこんでやる。
「んっ」
他人の手の感触は初めてなのか、俺がにぎっただけでハルカのペニスはビクビクと脈打った。
「ハルカ、可愛い・・・。」
優しく上下に擦りあげるだけで先端からプクリと蜜が出てきた。
何度か俺の手の動きを繰り返すだけで、ハルカのペニスは先走りでヌルヌルになってきた。
「ハルカ・・・制服汚れるから全部脱ごう、な」
そういうと、ぼんやりとした顔で俺を見るが、言葉は何も出てこない。
ズボンと下着をズルリと下げて、全部脱がせてしまうと、俺はハルカのシャツのボタンも外した。
うっすらと見える可愛い乳首が俺を触って、触って、と呼んでいる。
ボタンをはずし終えて、シャツをはだけさせると、ハルカの肌はゾワリと粟立った。
「寒い?」
心配になってそう聞くと、ハルカはふるふると首を横に振った。
「・・・むくなっい・・・」
恥ずかしいからか、顔を俺の胸に埋めようとする。
もうっ、そういうの反則っ。
無理無理顔を上げさせると、俺はもう一度舌を深く差し込んだキスをした。
「んんっ」
息苦しそうにするハルカの身体を自身の身体で押さえつけながら、俺は今度はハルカの胸元の突起を優しく摘まんだ。
ビクッ
身体が跳ねて、ハルカの腰が逃げる。
快感に飛び出しつつあった乳首の突起をカリカリと指先でひっかくと、乳首は更にコリコリとした芯を持った。
「ハルカっ、乳首、気持ちいい?」
カリッ カリッ きゅぅ
摘まんだり、弾いたりを繰り返す。
「んやっ、あっ、あっ、ああっ」
ハルカの声が気持ちよさそうに聞こえる。
「じゃ、コレは?」
俺はハルカの乳首に舌を這わせた。
乳輪の周りをぐるりと舐めて、痛いくらいに主張している乳首を口全体に含む。
「んんっ」
そして、口の中で硬くしこった乳首に舌を絡め、ちう、ときつく吸う。
「ああっ、あっ。」
喘ぐハルカの声に俺のペニスも反応する。
「俺もっ」
とにかく生のハルカに触れたくて、俺も来ていた服を素早く脱ぎ、全裸になってハルカに多い被さった。
「はぁぁ。」
何と表現したらいいのだろう。
とにかく生身のハルカの肌は温かくてしっとりとしていて、俺の肌に吸い付くような感じがした。
抱き合った部分からジワリと温かな熱が伝わってきて、俺はその心地よさに陶酔した。
「ハルカ・・・すげぇ気持ちいい・・・。」
まだ最後までしてないのに。
抱き合っているだけなのに、とにかく幸せが溢れた感じ。
俺のペニスとハルカのペニスが触れ合って、どこよりも熱く感じる事が現実なんだ、とそう感じさせてくれるほど、ふわふわとした幸福感に溢れていた。
「んっ、タイガっ。俺もお前の肌が気持ちいっ。」
ぎゅうっと抱き着いてくるハルカの可愛いこと。
そんな仕草で俺のペニスは更に硬さを増した。
「ハルカ、そんな可愛いことするなよ。はっ、とりあえず一回イキたい。」
俺はハルカと自分のペニスを同時に握りしめ、腰を使って動かしながら上下に擦り始めた。
「ああっ、なっ、なにっ・・・んんっこれっ・・・。」
初めての経験なんだろう。
ハルカは俺のペニスと自分のペニスが擦り上げられる快感に目を見開いて、次の瞬間にはその気持ち良さに嬌声をあげた。
「やぁっ、何これっ・・・しらなっ・・・あっ、良いっ・・・気持ちいいっ・・・。」
押し付けるように腰を動かすと、俺のエラの張ったカリの部分がハルカのペニスにゴリゴリと擦られる。
ぐしゅっ ぐしゅっ
と動かすたびに俺とハルカのペニスから出た精液が伝い落ち、動きを滑らかにする手助けをしてくれる。
ぬちゃぬちゃ ぬるんっ ぬるっ
粘液の擦り合う音が聞こえる。
ああ、気持ちいいっ
俺の腰の動きも抑えが利かなくなる。
とにかくハルカのペニスを握り、ピクピクと反応しているお互いの良い所に当たる場所を重点的に攻める。
「ああっ、ああっ、気持ちいいっ。タイガァ・・・気持ちいっ、気持ちいっ・・・。」
俺にしがみついて必死に俺の名を呼ぶハルカに俺のペニスもビクビクになって、イキそうになる。
「ハルカっ。イク?もうイキそう?」
「んっ、もっダメっ。・・・イクっ、イクッ、イクよぉ・・・」
ゴリゴリと腰を押し付け、俺はハルカと一緒に最後を迎えようと手の動きを早くした。
「んっ、イクっ。タイガッ、俺っ、もうっ、イクッ・・・ああああっ・・・。」
「おれもっ・・・くっぅ、ハルカっ・・・。」
ドクッと2人分の精液が俺たちのペニスから吹き出し、俺の握り締めた手の上を伝い落ちてきた。
辺りには青臭い濃厚な性の匂いがして、俺たちの荒々しい息遣いが部屋中に響き渡る。
「ハルカ・・・好きだ・・・」
俺はまだ呆けているハルカにキスをした。
くちゅくちゅ ちゅぅ
唾液が溢れそうなほど濃厚なキスをすると、やっぱりまだハルカはぼんやりとして覚醒できていない。
「ハルカ?大丈夫か?」
べたべたになった身体を軽くベッドサイドにあったティッシュで拭くと、次第にハルカの目の焦点が合ってきた。
「なっ、なっ、なっ、」
「な?」
「なっ、なっ、なんてことしてくれたんだー!!」
ハルカが俺に殴りかかってくる。
「何でこんな事すんだよっ。タイガのばかっ。」
ばかばかっ
って言いながらポカポカ叩いてくるけど、漫画みたいに力が入ってない。
「まてって、な、ハルカ、待って?」
両手を握って動きを止めると、俺はハルカの目を見てもう一度聞いた。
「俺、本当にハルカが好きなんだ。ハルカは?俺の事嫌い?」
ズルくてもいいから、俺はハルカの目を縋るように見た。
「俺、ハルカがいてくれると寂しくなくなるんだ。ハルカがいてくれると嬉しくて。ハルカだけが好きなんだ。」
寂しん坊アピールをすると、ハルカの視線が途端に優しくなる。
「・・・・・・寂しくないのか、俺がいると・・・。
「ああ、ハルカがいないと寂しい・・・。」
「俺の事好きなの?」
「もちろん、じゃなかったらこんな風にハルカに触れたりしない。」
「・・・・・・。俺の事だけ、好き?」
「ハルカの事だけ!大好き、愛してる、抱きたい、もっともっと抱き合いたい。」
最後までしたいって事はこの際置いておいて。
ハルカが必要だ、ってアピールをしまくる。
「ハルカしかいらない。ハルカがいてくれたら、俺は世界一幸せなんだ。」
もう一押しっ。
「ハルカっ、愛してる。一生、一緒にいて欲しいっ。」
真剣に目を見て伝えると、ハルカは観念したようにはぁと息を吐くと、
「しょうがないなぁ。そんなにタイガが俺の事好きなら・・・。しょうがないから一緒にいてやるっ」
と照れたように言ってくれた。
ツンデレばんざい!
俺はまだベタついた身体のままハルカを抱き締めた。
やっと捕まえた。
もう離さない。
この先の長い長い時間をハルカと一緒に過ごすために、これから忙しくなりそうだ。
とはいえ、この後は、腕の中の恋人と一緒にお風呂に入ってさっぱりとしてから、ごはんを食べさせて甘やかしてやろう。
デロデロに甘やかして、夜は俺を甘やかしてもらおう。
明日は学校を休んでもらって、っていうかきっと動けなくなって学校にも行けないし、家にも帰れないから、もう一泊してもらおう。きっと服の事とか気にするだろうから、俺が新しいハルカの下着と洋服を買ってこよう。
ああ、楽しくなってきた。
ハルカがこの先絶対に俺の傍から離れていかないように、今夜はじっくりとハルカに教え込まないと。
俺は流されやすくて、ちょっと天然で、その上純真な恋人を手に入れた。
それもこれも、ハルカが可愛すぎるのがいけないっ。
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