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がっこうにいこう!
193話「ポロリあります」
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「うわ~何ここ、すっごいジメジメしてる・・・・・・。」
門をくぐった先には薄暗い鍾乳洞。
垂れ下がった鍾乳石からはポタリポタリと雫が流れ落ち、地面を濡らしている。
天井は高く、キシドーに肩車されても手は届きそうにない。
部屋はよく見れば四角い形をしており、三か所から通路が伸びている。
イベントマップという訳ではなさそうだ。
「足元が少々悪いな。歩く分には問題無さそうだが。」
地面は土が固まったような感じで、濡れているところはぬかるんで滑りやすくなっている。
戦闘の時は気をつけないと痛い目を見そうだ。
「焦らずに足元を確かめながらゆっくり進んで行こう。今回は時間制限も無いしね。」
今までであれば”夏休み”という明確な時間制限があったが、それももう無い。
とは言っても、二か月も三か月も籠る気は無いが。
しかし心の余裕というものは違ってくる。宿題も無いしね。
点呼をとってからヒノカを先頭に、迷宮の探索を開始する。
洞窟内は暗く静かで、魔物の気配すらも感じられない。
今までの迷宮であれば何度か戦闘が起こってもおかしくない程度には探索を進めたにもかかわらずだ。
「ふむ、一体どうなっているのだ? これだけ何も無いとは。」
ヒノカのぼやきに合わせ、荷車でぐっすり眠るサーニャに目を向けるが、警戒を表す様子は微塵も感じられない。
「サーニャがこの様子だと、本当に何も無いのかもね。かと言って気を抜けないのが辛いところだけど。」
「けれど、こうして気を張り続けてる訳にもいかないわ。そろそろ休憩にした方が良いんじゃないかしら。」
「そうだね。一回休憩にしようか。」
それから何度か小休憩を取りつつ、探索を進めていく。
それでも結局魔物は一体も現れることはなく、野営を行うことになった。
「できれば聖域を見つけたかったけど、こればっかりは仕方ないね。」
「そうだな。見張りをするにしても、こうも張り合いが無くてはな・・・・・・。」
けれどここは迷宮の中。外での野営より何が起こるか分からない。
外であれば精々が腹を空かせた魔物か野盗の襲撃くらいだからな。
魔物の気配が感じられない分、何に警戒すればいいのかすら分からない状況である。
「そんなのいいから、早くゴハンにゃ!」
「分かってるよ。後はお願いね、メイ。」
サーニャには勝てないな・・・・・・。
未だに警戒する素振りは見せないし、安全ってことなんだろうけどさ。
土で作った即席キッチンをメイに明け渡すと、持ってきた食材を選び料理を始めた。
彼女の料理の腕はかなりのものだ。というより、能力の範囲内であれば教えれば何でも出来るといった方が正しいか。
ラビの母親や近所のお姉さま方に沢山仕込まれているという話である。
キシドーは細かい作業は向いてないが、力仕事なら難なくこなす。
二人とも魔物というよりは重作業ロボとメイドロボって感じだな。
サーニャの催促を聞き飽きた頃に料理が出来上がり、ゆっくりと舌鼓を打つ。
一流料理人の後輩ちゃん(ネルシー)にメイを仕込んでもらったら凄いことになるかもとか考えながら。
・・・・・・ただ、メイがオーバーヒートしないか心配だが。
「美味しかったわ。ご馳走さま。」
「うむ、これが続けば良いのだがな。」
「・・・・・・もうないの?」
「全然足りないにゃ!」
まだ食べる気なのか?
栄養は足りてると思うんだがなぁ・・・・・・。
将来おデブちゃんにならないか心配だ。
「ボクはもうおなかいっぱい・・・・・・。」
「み、みんな相変わらずだね・・・・・・あはは。」
「フラムはもう大丈夫?」
「ぅ、うん・・・・・・。おなか、いっぱい。」
「よし、じゃあ今日は早めに休もうか。なんかいつもより疲れた気がするし。」
「そうね、何もないと逆に気疲れしてしまうわね。」
そう溢しながら、今日の疲れを吹き飛ばすように身体を伸ばすリーフ。
――ハラリ。
その瞬間、彼女が纏っていたボロ布が役目を終えたと言わんばかりに力尽き、その身を重力に任せた。
当然、リーフの透き通った肌色を隠していたものはもう無い。
俗に言うポロリというやつである。
いや、ポロリポロリと言った方が正しいのかもしれない。うん。
妙に冷静な俺の頭とは対照的に、数瞬の間をおいて状況を理解したリーフが顔を真っ赤に染めて声にならない悲鳴を上げた。
「~~~~ッッ!!!????」
長い間使っていた服だが、経年劣化というには何かおかしい。
確かにボロで作りは荒いが、ちょっとやそっとで破れたりは――
「あ。」
試しに自分の服を引っ張ってみたのが悪かったのか、今度は自分の小さな胸が露わになった。
これはポロリと言ってもいいのだろうか。
「い、一体何が起こったのだ!?」
ヒノカは自分の露わになった胸を気にしながらも、その手はいつでも抜けるよう刀に添えられている。
「・・・・・・魔物?」
「でも気配なんて全然なかったよ?」
フィーもニーナも服がはだけてしまっているが、同じように剣を構えている。
正しい対処だけど、なんというか・・・・・・逞しい子たちだ。
「みんなどうしたにゃ?」
「って、サーニャはちょっとくらい気にしようよ!?」
サーニャの育った二つの物体を目にした衝撃で固まっていた思考が動き出した。
ていうかまたちょっと大きくなってない?
「ひっ・・・・・・く、ァ、アリスぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・。」
隣に居るフラムは背を丸めるように胸を隠して泣きべそをかいている。
代わりに露わになった背中は・・・・・・うむ・・・・・・コレはコレで・・・・・・。
――って、そうじゃない!
フラムの頭を撫でて宥めながら、その背中部分に違和感を覚えた。
その違和感を確かめるべく、自分の背中から腰、そしてお尻の部分をまさぐってみる。
・・・・・・無い。
よくよく見れば、全員の服の背面部分がごっそり無くなっている。
そう、”無くなっている”のだ。破れたのであれば背面部分の布が残っている筈である。
例えば肩の部分で破れたのだとすれば、剥いたバナナの皮のように前側と後ろ側の部分が残る筈だ。
だが実際は異なる。
背面部分が消失したことにより、支えが利かなくなって前側だけが垂れ下がるように脱げてしまったのだ。
これは・・・・・・まさか――
俺たちは何らかのスタンド攻撃を受けているッッ!!!!
いや、違うか。
門をくぐった先には薄暗い鍾乳洞。
垂れ下がった鍾乳石からはポタリポタリと雫が流れ落ち、地面を濡らしている。
天井は高く、キシドーに肩車されても手は届きそうにない。
部屋はよく見れば四角い形をしており、三か所から通路が伸びている。
イベントマップという訳ではなさそうだ。
「足元が少々悪いな。歩く分には問題無さそうだが。」
地面は土が固まったような感じで、濡れているところはぬかるんで滑りやすくなっている。
戦闘の時は気をつけないと痛い目を見そうだ。
「焦らずに足元を確かめながらゆっくり進んで行こう。今回は時間制限も無いしね。」
今までであれば”夏休み”という明確な時間制限があったが、それももう無い。
とは言っても、二か月も三か月も籠る気は無いが。
しかし心の余裕というものは違ってくる。宿題も無いしね。
点呼をとってからヒノカを先頭に、迷宮の探索を開始する。
洞窟内は暗く静かで、魔物の気配すらも感じられない。
今までの迷宮であれば何度か戦闘が起こってもおかしくない程度には探索を進めたにもかかわらずだ。
「ふむ、一体どうなっているのだ? これだけ何も無いとは。」
ヒノカのぼやきに合わせ、荷車でぐっすり眠るサーニャに目を向けるが、警戒を表す様子は微塵も感じられない。
「サーニャがこの様子だと、本当に何も無いのかもね。かと言って気を抜けないのが辛いところだけど。」
「けれど、こうして気を張り続けてる訳にもいかないわ。そろそろ休憩にした方が良いんじゃないかしら。」
「そうだね。一回休憩にしようか。」
それから何度か小休憩を取りつつ、探索を進めていく。
それでも結局魔物は一体も現れることはなく、野営を行うことになった。
「できれば聖域を見つけたかったけど、こればっかりは仕方ないね。」
「そうだな。見張りをするにしても、こうも張り合いが無くてはな・・・・・・。」
けれどここは迷宮の中。外での野営より何が起こるか分からない。
外であれば精々が腹を空かせた魔物か野盗の襲撃くらいだからな。
魔物の気配が感じられない分、何に警戒すればいいのかすら分からない状況である。
「そんなのいいから、早くゴハンにゃ!」
「分かってるよ。後はお願いね、メイ。」
サーニャには勝てないな・・・・・・。
未だに警戒する素振りは見せないし、安全ってことなんだろうけどさ。
土で作った即席キッチンをメイに明け渡すと、持ってきた食材を選び料理を始めた。
彼女の料理の腕はかなりのものだ。というより、能力の範囲内であれば教えれば何でも出来るといった方が正しいか。
ラビの母親や近所のお姉さま方に沢山仕込まれているという話である。
キシドーは細かい作業は向いてないが、力仕事なら難なくこなす。
二人とも魔物というよりは重作業ロボとメイドロボって感じだな。
サーニャの催促を聞き飽きた頃に料理が出来上がり、ゆっくりと舌鼓を打つ。
一流料理人の後輩ちゃん(ネルシー)にメイを仕込んでもらったら凄いことになるかもとか考えながら。
・・・・・・ただ、メイがオーバーヒートしないか心配だが。
「美味しかったわ。ご馳走さま。」
「うむ、これが続けば良いのだがな。」
「・・・・・・もうないの?」
「全然足りないにゃ!」
まだ食べる気なのか?
栄養は足りてると思うんだがなぁ・・・・・・。
将来おデブちゃんにならないか心配だ。
「ボクはもうおなかいっぱい・・・・・・。」
「み、みんな相変わらずだね・・・・・・あはは。」
「フラムはもう大丈夫?」
「ぅ、うん・・・・・・。おなか、いっぱい。」
「よし、じゃあ今日は早めに休もうか。なんかいつもより疲れた気がするし。」
「そうね、何もないと逆に気疲れしてしまうわね。」
そう溢しながら、今日の疲れを吹き飛ばすように身体を伸ばすリーフ。
――ハラリ。
その瞬間、彼女が纏っていたボロ布が役目を終えたと言わんばかりに力尽き、その身を重力に任せた。
当然、リーフの透き通った肌色を隠していたものはもう無い。
俗に言うポロリというやつである。
いや、ポロリポロリと言った方が正しいのかもしれない。うん。
妙に冷静な俺の頭とは対照的に、数瞬の間をおいて状況を理解したリーフが顔を真っ赤に染めて声にならない悲鳴を上げた。
「~~~~ッッ!!!????」
長い間使っていた服だが、経年劣化というには何かおかしい。
確かにボロで作りは荒いが、ちょっとやそっとで破れたりは――
「あ。」
試しに自分の服を引っ張ってみたのが悪かったのか、今度は自分の小さな胸が露わになった。
これはポロリと言ってもいいのだろうか。
「い、一体何が起こったのだ!?」
ヒノカは自分の露わになった胸を気にしながらも、その手はいつでも抜けるよう刀に添えられている。
「・・・・・・魔物?」
「でも気配なんて全然なかったよ?」
フィーもニーナも服がはだけてしまっているが、同じように剣を構えている。
正しい対処だけど、なんというか・・・・・・逞しい子たちだ。
「みんなどうしたにゃ?」
「って、サーニャはちょっとくらい気にしようよ!?」
サーニャの育った二つの物体を目にした衝撃で固まっていた思考が動き出した。
ていうかまたちょっと大きくなってない?
「ひっ・・・・・・く、ァ、アリスぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・。」
隣に居るフラムは背を丸めるように胸を隠して泣きべそをかいている。
代わりに露わになった背中は・・・・・・うむ・・・・・・コレはコレで・・・・・・。
――って、そうじゃない!
フラムの頭を撫でて宥めながら、その背中部分に違和感を覚えた。
その違和感を確かめるべく、自分の背中から腰、そしてお尻の部分をまさぐってみる。
・・・・・・無い。
よくよく見れば、全員の服の背面部分がごっそり無くなっている。
そう、”無くなっている”のだ。破れたのであれば背面部分の布が残っている筈である。
例えば肩の部分で破れたのだとすれば、剥いたバナナの皮のように前側と後ろ側の部分が残る筈だ。
だが実際は異なる。
背面部分が消失したことにより、支えが利かなくなって前側だけが垂れ下がるように脱げてしまったのだ。
これは・・・・・・まさか――
俺たちは何らかのスタンド攻撃を受けているッッ!!!!
いや、違うか。
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