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第三話
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死亡診断書に名前を記入し、遺体の安置やら葬儀のことやら一通り病院側の説明を受けた後、私は覚束ない足で病院を出た。
何もやる気が起きなかった。学校に連絡を入れなければならないのに、手が動かない。
私は、ついにひとりになってしまった。
やっとの思いで住んでいるマンションに辿り着き、部屋の鍵を開け中に入る。玄関先で靴を脱がずにその場に座り込む。
――有休、取らなくちゃ……。
頭では分かっていても、実行に移せない。やらなければならないことが山ほどあるのに、今はとても眠かった。私はそのまま倒れるようにして床で眠ってしまった。
何もやる気が起きなかった。学校に連絡を入れなければならないのに、手が動かない。
私は、ついにひとりになってしまった。
やっとの思いで住んでいるマンションに辿り着き、部屋の鍵を開け中に入る。玄関先で靴を脱がずにその場に座り込む。
――有休、取らなくちゃ……。
頭では分かっていても、実行に移せない。やらなければならないことが山ほどあるのに、今はとても眠かった。私はそのまま倒れるようにして床で眠ってしまった。
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