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第二章
一刀両断
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「シルビア様ーー!!」
「シルビア様ーー!!」
後ろからベラトリア連合国の兵士達が大群へこちらに向かってきた。
シルビアってこいつの名前か……。
(ユウタ逃げないとマズイよ! 囲まれる!)
「ああ、分かってる」
俺はすぐにその場から離脱する。
「「待てーー!」」
全速力で逃げていく。
(ユウタ……さっきの子そんなに強かったの?)
(強いよ! それでも次に会った時はちゃんと殺す)
山道を俺は駆けていく。
ズザザザザザッ!!
洞窟までたどり着く。
「ウッホウッホ! ドクター! びっくり仰天!」
「テディか……ハァハァハァハァ」
「お疲れゲロゲロゲー」
「他の皆は??」
「中にいるでおじゃる」
中へと入ると、他の兵士達と捕まえて来たであろう連合国の人間が何十人といた。
洞窟の中は血と汗、人間と臓物の臭いが入り混じり、臭いが籠もっていた。
「ドクター飯食いやすか?」
「ああ、もらうよエルガルド」
料理を手に取りスープを啜る。
「エルガルド、食事が終わったらジェイドとリリア達を呼んできてもらえるか?」
「えっ!? 今からですかい?」
「ああ、頼んだぞ」
「分かりやした」
「美味かったよエルガルド!」
カランッカランッと木で食器をその場に置くと、俺は奥へと進む。
簡易的に作られた寝床に横になる。
想像以上に疲れていたのか、すぐに意識がなくなった。
「ジャン様……ジャン様……起きてください」
身体揺すられて、意識がはっきりしていく。
「今はどの位の時間?」
「まだ日は高いですよ」
「他の隊長も呼んできてもらえるか?」
「かしこまりました」
ジェイドにリリア、テディとエルガルドが揃う。
「今日、派手にヴァリックの本陣を襲うよ! 頼んだよ皆!」
「おっけっけ! おっけっけ!」
テディは頭の上でパチンッパチンッと手を叩く。
「やっと私達女部隊の真価を見せる時がきました!!」
リリアが剣を手をかけ、ガチャンと音を鳴らす。
「相手の陣地、部隊を殲滅させにいくわけじゃない! 人数では圧倒的に敵わないからね。とにかく皆死ぬなよ?」
「ジャン様、一つ聞いてもいいでしょうか?」
「ジェイドどうした?」
「ヴァリックは本陣を移動したりしないのでしょうか?」
「ん? 移動する必要がないよ。一日に百人殺したとしてもヴァリックの軍勢は五万超えてるからね。そんな攻撃、全く怖くないからね」
「じゃあなんで俺達は、毎晩毎晩あんな殺しをしたんですかい? 意味がないのか?」
「意味はあるよ。ヴァリック軍の士気を上げる為だよ」
「士気を上げる? ドクター、それは一体何の為に?」
「ジャン・アウルを捕えてぶっ殺せって思わせる為だよ。そして今日、士気の高いヴァリック本陣に油を注ぎに行く。死闘になるから覚悟して行けよ」
「「はっ!」」
「アイアイサー」
「りょうかい」
ヴァリックの本陣へと突撃する準備を整えていく。
「よし! それじゃあ行こうか!」
夕日が落ちる頃、アウル軍は出発した。
奇策や奇襲をする気はない。
正面から行く。
目の前に現れたアウル軍を見て、見張りがすぐに敵襲の知らせを鳴らした。
本陣から続々と武器を持った兵士達が現れる。
「テディ!!」
「はいよドクター! ちちんぷいぷい~。ひらけ~ゴマ!」
言っている事は訳がわからないが、テディの土魔法でゴレームが現れる。
「よし!! 行くぞーー!!」
「主様に続けー!」
「「「「「おおおおおおおおおお」」」」」
――――。
――――。
――――。
――――。
「ヴァリック様ーー!!」
「ヴァリック様ーー!!」
「一体どうした? 騒々しいぞ!」
「ロア王国のジャン・アウルを捕えたとの報告があり、ヴァリック様にお目通りしたいと」
「なにっ!? それは本当か!?」
「本人かどうか判断出来ませんので、ヴァリック様に見てもらいたいと」
「よし! ここに連れて来い」
「かしこまりました」
「連れて参りました」
「そなたがジャン・アウルを捕らえたのか?」
「はっ! ですが私だけの力ではございません! 我軍の兵士の賜物です!」
「確かにそうだな。それで? ジャンの身柄はどこだ?」
「我軍に送りつけられていた同士と同じように手足を切り落とし、動けないようにしました。まだ命はございます。おい! 連れてこい」
「はい! ヴァリック様、こやつがジャン・アウルになります」
ドサッ。
ゴロンッ。
「ウハハハハ」
甲高い笑い声が部屋に響く。
「この顔と髪の毛の色、傷、紋章、確かにジャン・アウル本人に違いない! ウハハハハ! 馬鹿なガキだ! 私の本陣に攻めてくるなんて愚の骨頂の極みだ。誠に手柄だな。実際にジャンを仕留めたのは誰なんだ? 褒美をとらせるぞ」
――。
――。
「グハッ!!!」
「油断して背中見せるなんて駄目だな~ヴァリック将軍」
ヴァリックの背中から心臓を突き刺した。
「キ……サマ、手足がなかったのに何故……」
ダガーを抜くと背中から血が溢れ出て、ヴァリックは倒れた。
「ジェイド、周りの始末は終わったか?」
「滞りなく」
「どうせ死ぬやつに言ったって仕方ないだろ。悪いがトドメを刺させてもらう」
「ハハハ。結局は私が油断した事が敗因か……」
「そういう事だな。じゃあな」
俺は首を刎ねてトドメを刺した。
「こいつの首を持っていけジェイド」
「はっ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
地面が揺れだした。
「あ! ここヴァリックが造った地下だ。魔法が切れたから崩れる! 急ぐぞ!」
「はい」
「急げー! 急げー! ハハハハハハ!」
俺は何故か笑いが止まらなかった。
「やっふー! ジェイド走れー! 潰されちまうぞー!」
「待って下さいジャン様!!」
無事に外に出る事が出来た。
脱出した瞬間、全てが崩れて地下が埋まっていった。
今度は外の地面が揺れ始めた。
グワングワンと立つ事が出来ない程揺れる。
「地震か!?」
俺達は地面に伏せた。
平らだった地面がうねりを打っていく。
しばらくすると揺れは収まった。
「大丈夫か??」
「大丈夫です」
「なんとか」
立ち上がって辺りを見渡すと、本陣はグチャグチャになっていた。
「撤退の合図を出せ!」
「分かりました」
「ピー、ピピ。ピー、ピピ。ピー、ピー、ピー」
笛を鳴らした。
「よっしゃ逃げるぞ!」
俺は逃げ出した。
ヴァリックの兵士達がかなりの数が居たが、戦意喪失しているのか誰も襲ってはこなかった。
キランッ。
俺は身体を捻って弓矢を避けた。
「チッ! あいつかよめんどくせー。弓矢に気をつけろよ!」
「「「はっ」」」
弓矢は一方的に俺だけを狙っていた。
俺は避けながらその場から立ち去って行く。
始めから決めていたポイントに向かうと、戦闘を終えて逃げてきた皆がすでに集まっていた。
「主様ー! ご無事で何よりです!」
「俺は大丈夫だよ。他の皆は!?」
「戦闘で討たれた部下達もいますが、概ね大丈夫です。テディが活躍してくれました」
「おっかえりー! ドクターオイラって偉い? 凄い!?」
「リリアが褒める程だろ? テディ大活躍だったんだな! 凄いぞ!」
「わーい、わーい!」
「エルガルドもいるか?」
「いやすぜ!」
「じゃあルズベリーへ戻るぞ」
俺達は意気揚々とルズベリーへと戻って行く。
途中の道で何度も休憩を挟み、その度に怪我人を回復していく。
疲れ果てながら、やっと自分達の本陣に戻ってくる事が出来た。
朝方特有の霧がかったルズベリー。
その入口に何人かの人影が見え、少しばかり警戒しながら進む。
見える距離になると入口に佇んでいたのはアウグスト辺境伯だった。
俺達の姿が見えるやいなやアウグスト辺境伯とその部下達が深々と頭を下げた。
そして顔を上げた辺境伯が一言。
「お見事です」
「シルビア様ーー!!」
後ろからベラトリア連合国の兵士達が大群へこちらに向かってきた。
シルビアってこいつの名前か……。
(ユウタ逃げないとマズイよ! 囲まれる!)
「ああ、分かってる」
俺はすぐにその場から離脱する。
「「待てーー!」」
全速力で逃げていく。
(ユウタ……さっきの子そんなに強かったの?)
(強いよ! それでも次に会った時はちゃんと殺す)
山道を俺は駆けていく。
ズザザザザザッ!!
洞窟までたどり着く。
「ウッホウッホ! ドクター! びっくり仰天!」
「テディか……ハァハァハァハァ」
「お疲れゲロゲロゲー」
「他の皆は??」
「中にいるでおじゃる」
中へと入ると、他の兵士達と捕まえて来たであろう連合国の人間が何十人といた。
洞窟の中は血と汗、人間と臓物の臭いが入り混じり、臭いが籠もっていた。
「ドクター飯食いやすか?」
「ああ、もらうよエルガルド」
料理を手に取りスープを啜る。
「エルガルド、食事が終わったらジェイドとリリア達を呼んできてもらえるか?」
「えっ!? 今からですかい?」
「ああ、頼んだぞ」
「分かりやした」
「美味かったよエルガルド!」
カランッカランッと木で食器をその場に置くと、俺は奥へと進む。
簡易的に作られた寝床に横になる。
想像以上に疲れていたのか、すぐに意識がなくなった。
「ジャン様……ジャン様……起きてください」
身体揺すられて、意識がはっきりしていく。
「今はどの位の時間?」
「まだ日は高いですよ」
「他の隊長も呼んできてもらえるか?」
「かしこまりました」
ジェイドにリリア、テディとエルガルドが揃う。
「今日、派手にヴァリックの本陣を襲うよ! 頼んだよ皆!」
「おっけっけ! おっけっけ!」
テディは頭の上でパチンッパチンッと手を叩く。
「やっと私達女部隊の真価を見せる時がきました!!」
リリアが剣を手をかけ、ガチャンと音を鳴らす。
「相手の陣地、部隊を殲滅させにいくわけじゃない! 人数では圧倒的に敵わないからね。とにかく皆死ぬなよ?」
「ジャン様、一つ聞いてもいいでしょうか?」
「ジェイドどうした?」
「ヴァリックは本陣を移動したりしないのでしょうか?」
「ん? 移動する必要がないよ。一日に百人殺したとしてもヴァリックの軍勢は五万超えてるからね。そんな攻撃、全く怖くないからね」
「じゃあなんで俺達は、毎晩毎晩あんな殺しをしたんですかい? 意味がないのか?」
「意味はあるよ。ヴァリック軍の士気を上げる為だよ」
「士気を上げる? ドクター、それは一体何の為に?」
「ジャン・アウルを捕えてぶっ殺せって思わせる為だよ。そして今日、士気の高いヴァリック本陣に油を注ぎに行く。死闘になるから覚悟して行けよ」
「「はっ!」」
「アイアイサー」
「りょうかい」
ヴァリックの本陣へと突撃する準備を整えていく。
「よし! それじゃあ行こうか!」
夕日が落ちる頃、アウル軍は出発した。
奇策や奇襲をする気はない。
正面から行く。
目の前に現れたアウル軍を見て、見張りがすぐに敵襲の知らせを鳴らした。
本陣から続々と武器を持った兵士達が現れる。
「テディ!!」
「はいよドクター! ちちんぷいぷい~。ひらけ~ゴマ!」
言っている事は訳がわからないが、テディの土魔法でゴレームが現れる。
「よし!! 行くぞーー!!」
「主様に続けー!」
「「「「「おおおおおおおおおお」」」」」
――――。
――――。
――――。
――――。
「ヴァリック様ーー!!」
「ヴァリック様ーー!!」
「一体どうした? 騒々しいぞ!」
「ロア王国のジャン・アウルを捕えたとの報告があり、ヴァリック様にお目通りしたいと」
「なにっ!? それは本当か!?」
「本人かどうか判断出来ませんので、ヴァリック様に見てもらいたいと」
「よし! ここに連れて来い」
「かしこまりました」
「連れて参りました」
「そなたがジャン・アウルを捕らえたのか?」
「はっ! ですが私だけの力ではございません! 我軍の兵士の賜物です!」
「確かにそうだな。それで? ジャンの身柄はどこだ?」
「我軍に送りつけられていた同士と同じように手足を切り落とし、動けないようにしました。まだ命はございます。おい! 連れてこい」
「はい! ヴァリック様、こやつがジャン・アウルになります」
ドサッ。
ゴロンッ。
「ウハハハハ」
甲高い笑い声が部屋に響く。
「この顔と髪の毛の色、傷、紋章、確かにジャン・アウル本人に違いない! ウハハハハ! 馬鹿なガキだ! 私の本陣に攻めてくるなんて愚の骨頂の極みだ。誠に手柄だな。実際にジャンを仕留めたのは誰なんだ? 褒美をとらせるぞ」
――。
――。
「グハッ!!!」
「油断して背中見せるなんて駄目だな~ヴァリック将軍」
ヴァリックの背中から心臓を突き刺した。
「キ……サマ、手足がなかったのに何故……」
ダガーを抜くと背中から血が溢れ出て、ヴァリックは倒れた。
「ジェイド、周りの始末は終わったか?」
「滞りなく」
「どうせ死ぬやつに言ったって仕方ないだろ。悪いがトドメを刺させてもらう」
「ハハハ。結局は私が油断した事が敗因か……」
「そういう事だな。じゃあな」
俺は首を刎ねてトドメを刺した。
「こいつの首を持っていけジェイド」
「はっ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
地面が揺れだした。
「あ! ここヴァリックが造った地下だ。魔法が切れたから崩れる! 急ぐぞ!」
「はい」
「急げー! 急げー! ハハハハハハ!」
俺は何故か笑いが止まらなかった。
「やっふー! ジェイド走れー! 潰されちまうぞー!」
「待って下さいジャン様!!」
無事に外に出る事が出来た。
脱出した瞬間、全てが崩れて地下が埋まっていった。
今度は外の地面が揺れ始めた。
グワングワンと立つ事が出来ない程揺れる。
「地震か!?」
俺達は地面に伏せた。
平らだった地面がうねりを打っていく。
しばらくすると揺れは収まった。
「大丈夫か??」
「大丈夫です」
「なんとか」
立ち上がって辺りを見渡すと、本陣はグチャグチャになっていた。
「撤退の合図を出せ!」
「分かりました」
「ピー、ピピ。ピー、ピピ。ピー、ピー、ピー」
笛を鳴らした。
「よっしゃ逃げるぞ!」
俺は逃げ出した。
ヴァリックの兵士達がかなりの数が居たが、戦意喪失しているのか誰も襲ってはこなかった。
キランッ。
俺は身体を捻って弓矢を避けた。
「チッ! あいつかよめんどくせー。弓矢に気をつけろよ!」
「「「はっ」」」
弓矢は一方的に俺だけを狙っていた。
俺は避けながらその場から立ち去って行く。
始めから決めていたポイントに向かうと、戦闘を終えて逃げてきた皆がすでに集まっていた。
「主様ー! ご無事で何よりです!」
「俺は大丈夫だよ。他の皆は!?」
「戦闘で討たれた部下達もいますが、概ね大丈夫です。テディが活躍してくれました」
「おっかえりー! ドクターオイラって偉い? 凄い!?」
「リリアが褒める程だろ? テディ大活躍だったんだな! 凄いぞ!」
「わーい、わーい!」
「エルガルドもいるか?」
「いやすぜ!」
「じゃあルズベリーへ戻るぞ」
俺達は意気揚々とルズベリーへと戻って行く。
途中の道で何度も休憩を挟み、その度に怪我人を回復していく。
疲れ果てながら、やっと自分達の本陣に戻ってくる事が出来た。
朝方特有の霧がかったルズベリー。
その入口に何人かの人影が見え、少しばかり警戒しながら進む。
見える距離になると入口に佇んでいたのはアウグスト辺境伯だった。
俺達の姿が見えるやいなやアウグスト辺境伯とその部下達が深々と頭を下げた。
そして顔を上げた辺境伯が一言。
「お見事です」
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