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純愛Ⅲ《咲輝side》-ワイルドな夜編-
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しおりを挟むそして緋禄の秘部から俺のモノを抜いて、3回目なのにたっぷりと放出された精液が溢れないようにコンドームを縛った。
それでも俺自身が鎮まることはなく。
疲れ過ぎて四つん這いで腰あげて尻をこちらに向けている緋禄を見ながら、既に硬くなっている俺のモノに新しいコンドームを被せた。
そして息を切らして疲れている緋禄の腰をつかんで、再び後ろから挿入をした。
「えっ?…咲輝、まだ硬いのかよ!」
腰を捕まれガンガン出し入れをする。
まるで猫の交尾のように。
「待っ、―…あっ、イッたばっかだからアァッ!咲輝!あっ、んん」
もう腰を上げることも困難なのだろうか、緋禄は力尽きて足を伸ばす。
俺はそれを見て緋禄の腹の下にまくらを入れて、寝バックの状態で上から緋禄を攻めた。
「はぅあ!―…あ、んっ!アッ、あぁっ、んぅ!」
緋禄の背中を舐めたり、うなじを舐めたり、耳を舐めたりしながら出し入れする。
後ろから乳首を弄りながら緋禄の喘ぎ声とヌルヌルとしたナカを堪能した。
「アッ、ンンッ!乳、首ぃ、あっ、やば、いぃっ!はぁ、ん…アッ、アッ!」
俺が上から突く度に、ピンと伸ばしている足先に力を入れながら感じている姿に興奮して。
そして再びあの言葉が聞きたくて耳元で問いかける。
「緋禄…俺が好きか?」
「す、き…好きっ!咲輝、好きっ、あっ、ん…アァッ」
緋禄にそう言われ、俺の腰の降りは無意識に速くなっていた。
あぁもう「好き」と言われるだけでイキそうになる。
俺は緋禄を抱きしめながら再び果てた。
「また咲輝のが…ピクピクしてる…嬉しい」
そして抜いて自身を確認すると、合計4回も精液を出したのに再び硬くなっていた。
あの媚薬の飲み物のせいだとは分かりつつも、自分の奥底に眠る性欲がそうさせているのかと少しだけ恐ろしくなった。
が、今日の俺はまだ足りない。
体を起こして再びコンドームを装着している姿を見る緋禄の顔が驚いていたとしても。
「まじ…かよ…性欲ゴリラ並み…?」
緋禄驚きを通り越して、笑うしかないといった感じだった。
コンドームを装着し終えて、俺は緋禄にディープキスをした。
「緋禄、もっと舌出して」
緋禄は言われるがまま舌を差し出す。
それに吸い付き、唇を舐めあげながら緋禄の尻を持ち上げて対面座位で挿入した。
キスをしながら俺のペースで出し入れをして、硬くなった緋禄のモノを扱く。
「は、ん…咲輝、俺…イキそっ…」
そういえば、緋禄もあの媚薬入りの飲み物を少しだけ飲んでいたな。
いつもなら1回イッただけでも相当疲れてしまうのに。
本当に、間に合ってよかった。
俺は腰の降りと、手を動かす速度を速めた。
緋禄は俺の耳を舐めながら、しがみつく。
「あっ、は―…ん、ンンッ、あぁぁイクっ!ん、…咲輝、イクっ!イクっ!ん、…い、イクッ」
耳元で緋禄の吐息まじりの喘ぎ声が響き、それだけで興奮した。
緋禄が俺の背中に手を回して俺の耳元でイキながら「咲輝」と小さく名前を呼ぶ。
それがまるで媚薬のようで、しばらくして俺も緋禄のナカで果てた。
「はぁ…はぁ…咲、輝…」
緋禄は呼吸が整うまで俺を抱きしめながら息を切らす。
「さ、き…もしかして……まだ硬かったりする?」
時間が経っても柔らかくならないことに気付いたのか、緋禄は繋がっている下半身から俺のモノをズルリと抜き、確認をする。
「ま、じ…?すご…」
緋禄がまだ続くのかと言わんばかりの表情をしていた。
俺は精液の溜まったコンドームを縛りながら「コンドームがもう無いから終わりだ」と緋禄に言った。
「…咲輝…俺ナマでもいいよ?」
「それはだめだ。大事にしたい」
何度か射精して少しだけ冷静になれた。
多分、今この状況で中出しをしてしまえばもう容赦なく緋禄を抱き続けてしまうと思う。
ただでさえ体が弱いのに。
今でも既に限界なはずなのに。
「じゃ口でしてあげる?」
「さすがにもう緋禄に負担かかるから」
もう終わりにしないと―…
「俺がしたいの」
そう言って緋禄はあぐらをかいている俺のモノを口に含んだ。
舌の動きを縦に、横に、回転させ
唇、口内は、圧力や大きさ、形状を変化させ
頭を前後に動かして
―…止めさせないといけないのに
もっとこの絶景を見ていたい。
緋禄が一生懸命俺に奉仕するこの姿を。
「緋禄、もう…イキそうだ…」
愛しさと快感が比例する。
あぁもう、この感情どうすれば―…
「―…っ」
そう考えていると、緋禄の口から自身を抜くことも忘れ俺は全てを出し切ってしまった。
緋禄は俺の顔を見上げながら、舌を出して舌に精液が乗っていることを見せつけてから飲み込んだ。
「こら、緋禄…飲むなっ…!」
「恋人だからな」
いつかの俺と同じセリフを言う。
それが何だか愛しくて、嬉しくて抱きしめずにはいられなかった。
大分満たされたからだろうか、さすがにもう俺の勃起もおさまり、緋禄を抱きしめて一緒に寝た。
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