34 / 63
純愛Ⅲ《咲輝side》-ワイルドな夜編-
3
しおりを挟む「嬉しい。俺は咲輝のだよ」
その発言で俺はスーツとシャツを脱いだ。
そして唇を緋禄の乳首に移動させて吸った。
「は、ぁっ!…あっ、アッ」
唾液を大量に使ってわざと音を立てて乳首をジュルジュル吸う。
緋禄はそれが凄く好きだって知ってるから。
そして反対の乳首も同じく吸い、余った乳首の乳頭を手で摘まんだり弾かれたりすると緋禄の体がのけ反る。
「アッ、ん!アアッ、あっ、乳、首…そんな、アッ、は…吸わないでっ」
「ここにもキスマークを付けようと思って。付くまで止めない」
そう言いながら乳首を舐めたり吸ったりして上目遣いで緋禄を見る。
「ば、か…アッ、あっ…アァッ、そこ、キス…マーク、つかない、からぁっ」
俺は無視して乳首を攻め続ける。
俺は知ってる。
緋禄はもう乳首だけでイキそうになっている頃だろう。
「待っ、咲…輝っ!アアッ、んあっ、あっ、イク、乳首で…イクッ!ズボン下げてっ…出るからっ!汚れるっ!ん、アッ、咲輝!ズボンんんっ」
普段の俺ならきちんと緋禄のズボンを下げる。
でもなぜか今日は、このまま果てて着衣を汚す緋禄を見てみたくなってしまった。
だから無視して乳首を攻め続けた。
「アッ、…イクッ、咲輝、あっ、は…イクッ!イクイクッ」
そして緋禄はズボンを脱がされないまま果ててしまった。
「はぁ…はぁ…パンツ…気持ち悪っ」
俺は緋禄のズボンを下げて、パンツの中に手を入れてヌルヌルなことを確認してから手を出した。
「精液でぐしょぐしょだな」
そして手についた緋禄の精液を舐めながら言った。
―…あぁ、もっとめちゃくちゃにしたい
「咲輝のせいだろっ。俺、ズボン下げてって言ったのに…」
緋禄は起き上がって、俺の膨れた股間に触れた。
「咲輝も…硬い…」
あぐらをかいている俺のチャックを下げて、硬くなったモノを取り出して優しく触れてきた。
「咲輝だって、先走りでヌルヌルしてるけど?」
そう言ってゆっくり手で扱き出す。
これは、フェラをしようといつもみたいに顔を近付けてこようとしているのに気付いた。
ゆっくりと顔を近付けて、俺の硬いモノの先端に軽く唇をつけた。
いつもなら顔を近付けた時点でダメだと阻止しているのに。
今日の俺は、コレを緋禄に含んで欲しいと思ってしまっている。
緋禄は一瞬上目遣いで俺を見たあと、ゆっくりと口を開いて俺のモノを含んだ。
半分ぐらいまで含んで、再び上目遣いで俺の様子を見る。
俺は緋禄の頭を撫でて見守った。
唾液を使って、わざと音を出しながら竿に吸い上げながら口を往復させて。
ようやく俺のを舐めてもらえた嬉しさと、
どこでこのテクニックを学んだのかという疑問点と、
一生懸命な緋禄を見て興奮するのと、
色んな感情が混ざっておかしくなりそうだ。
「気持ちい…?」
「気持ちいいよ」
そう言うと、次に緋禄は思いっきり奥まで咥え込んで喉の奥に当ててきた。
ねっとりとした唾液が出てきてまるでローションのようで俺のモノがパンパンになっているのが分かる。
唇を竿に合わせてすぼめ、口の中にできた隙間を柔らかい舌で埋めて。
―…やばい。
「―…はっ」
思わず吐息が漏れる。
「緋禄、もういいから―…」
そう言っても緋禄は止めずに頭を上下させる。
さすがにイキそうだなと思い、緋禄の顔を掴んで慌てて引き離した。
「―…くっ」
一瞬だけ間に合わず、俺の精液が緋禄の顔にかかった。
その姿が余計に俺を興奮させた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
愛する人は、貴方だけ
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。
天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。
公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。
平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。
やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
アタエバネ ~恵力学園一年五組の異能者達~
弧川ふき
ファンタジー
優秀な者が多い「恵力学園」に入学するため猛勉強した「形快晴己(かたがいはるき)」の手首の外側に、突如として、数字のように見える字が刻まれた羽根のマークが現れた。
それを隠して過ごす中、学内掲示板に『一年五組の全員は、4月27日の放課後、化学室へ』という張り紙を発見。
そこに行くと、五組の全員と、その担任の姿が。
「あなた達は天の使いによってたまたま選ばれた。強引だとは思うが協力してほしい」
そして差し出されたのは、一枚の紙。その名も、『を』の紙。
彼らの生活は一変する。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。
後輩に嫌われたと思った先輩と その先輩から突然ブロックされた後輩との、その後の話し…
まゆゆ
BL
澄 真広 (スミ マヒロ) は、高校三年の卒業式の日から。
5年に渡って拗らせた恋を抱えていた。
相手は、後輩の久元 朱 (クモト シュウ) 5年前の卒業式の日、想いを告げるか迷いながら待って居たが、シュウは現れず。振られたと思い込む。
一方で、シュウは、澄が急に自分をブロックしてきた事にショックを受ける。
唯一自分を、励ましてくれた先輩からのブロックを時折思い出しては、辛くなっていた。
それは、澄も同じであの日、来てくれたら今とは違っていたはずで仮に振られたとしても、ここまで拗らせることもなかったと考えていた。
そんな5年後の今、シュウは住み込み先で失敗して追い出された途方に暮れていた。
そこへ社会人となっていた澄と再会する。
果たして5年越しの恋は、動き出すのか?
表紙のイラストは、Daysさんで作らせていただきました。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
神さまに捧ぐ歌 〜推しからの溺愛は地雷です〜【完】
新羽梅衣
BL
平凡な大学生の吉良紡は今をときめくスーパーアイドル・東雲律の大ファン。およそ8年前のデビュー日、音楽番組で歌う律の姿を見て、テレビに釘付けになった日を今でも鮮明に覚えている。
歌うことが唯一の特技である紡は、同級生に勝手にオーディション番組に応募されてしまう。断ることが苦手な紡は渋々その番組に出演することに……。
緊張に押し潰されそうになりながら歌い切った紡の目に映ったのは、彼にとって神さまのような存在ともいえる律だった。夢見心地のまま「律と一緒に歌ってみたい」とインタビューに答える紡の言葉を聞いて、番組に退屈していた律は興味を持つ。
そして、番組を終えた紡が廊下を歩いていると、誰かが突然手を引いてーー…。
孤独なスーパーアイドルと、彼を神さまと崇める平凡な大学生。そんなふたりのラブストーリー。
必然ラヴァーズ
須藤慎弥
BL
ダンスアイドルグループ「CROWN」のリーダー・セナから熱烈求愛され、付き合う事になった卑屈ネガティブ男子高校生・葉璃(ハル)。
トップアイドルと新人アイドルの恋は前途多難…!?
※♡=葉璃目線 ❥=聖南目線 ★=恭也目線
※いやんなシーンにはタイトルに「※」
※表紙について。前半は町田様より頂きましたファンアート、後半より眠様(@nemu_chan1110)作のものに変更予定です♡ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる