純愛-junai-

槊灼大地

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純愛Ⅱ《咲輝side》-初夜編-

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緋禄がバスタオルで体を隠しながらこちらに来た。



俺は手を伸ばし、緋禄の手を引き寄せてそのままベッドに押し倒し、そして激しいキスをした。



今から緋禄を抱くんだ、とベッドがきしむ音でさえ興奮する。



キスをしたり、毎日慣らしていく過程で俺は緋禄にドキドキしていた。



もともと緋禄は綺麗な容姿をしているし、無邪気で明るい性格が俺にとっては癒しだった。



それが今ではこうして恋人ごっこという不思議な関係を始めたが。




日々、本当に緋禄が愛しくなっていく。



だから今日、緋禄を抱けることが実は嬉しい。



しばらくして唇を首筋へ移動させて、キスの往復。



そして耳を舐めながら乳首を弄り始めた。



「あっ、ん…」



耳を舐めると緋禄の感じている声や吐息が隣に音から響いてそれだけで興奮した。



乳首を指で弄りながら、唇を耳からもう片方の乳首へと移動させた。



「あっ!んっ…す、吸わない…でっ」



やばい、感じ過ぎてしまう。



「吸わない方がいいのか?」



舌で乳頭を転がしながら、上目遣いで緋禄見つめた。



「あっ、アァッ!ん…乳首、やぁ…気持ち、いっ」



お前のイイところは知っているよ、と思いながら乳首を攻め、硬くなった緋禄のモノをしばらく扱く。



「は、あぅ…アッ、ん!あっ、あっ」



そしてその手を緋禄の秘部へと移動させた。


緋禄は事前に自分で前処理と、ローションを使って解していたから指が3本簡単に入っていく。



「もう指がすんなり入るな」


「さっき、バスルームで念入りに準備してきたから」



指3本でいつものように前立腺を掴むように刺激すると、緋禄は背中を仰け反らせた。




「アッ、そこ…イイっ!」




感じている緋禄を見て、もう緋禄の体を知り尽くしているかのような錯覚に陥る。



まだまだこれから知ることがあるというのに。




「まっ、て…もう…俺、イキそ…」



このままイカせるのはいつもと同じになってしまうので、俺はすぐに指を抜き、近くに置いておいた新品のコンドームの箱を手に取った。



「咲輝も硬くなってるの?」



箱の側面に個装されている薄いフィルムを剥がしながら、緋禄に問いかけられた。



「緋禄の色気が凄いからな」



少し笑って、箱からコンドームを1つ取り出し、慣れない手付きで装着した。



「咲輝の…口でしようか?」


「いや、我慢できそうにない」



口でなんてされたら―…



この1ヶ月は緋禄を慣らすことに集中したかったので、俺のを緋禄に触らせることすらしなかった。



でも今日はようやく緋禄を感じてもいい日なんだ。




そう興奮して、コンドームに覆われた俺のモノを、緋禄の秘部に押し当てた。



「そう…いいよ。きて」


「辛かったり、痛かったりしたら言えよ?」


「うん」



緋禄を見下ろし、正常位でゆっくりと俺自身を押し進めた。



「は…あ、…ぁっ」


「大丈夫か?」


「大、丈夫…」


指3本で慣れていても、俺のはさすがにそれ以上はある。



少しだけ苦しそうな緋禄を見て、止めようかと思う気持ちはあったが早く緋禄を堪能したいという俺の気持ちの方が強かった。



「はぁ…はぁ…まだ、奥じゃないの?」


「緋禄、もう少しだから」



ごめんな、と思いながらそれ以上は進めない場所まで到達することが出来た。



「は、ぁ…全部、入っ…た?」


「あぁ」


「嬉しい」




―…俺の方が嬉しいよ




「少し動くぞ?」



俺は緋禄にキスをしながら、ゆっくりと腰を振った。




「は…んっ」


「大丈夫か?」


「うん、大丈夫…」



指でしていたときと反応の違いに俺は戸惑った。



お互い果てずにこのまま中断してしまったほうがいいのか…



でももう俺は止められそうにない。



そして俺は少しだけローションを足して結合している秘部に垂らした。



徐々に腰の動きを早くして緋禄の様子をみる。



さっきよりも慣れたのか、だんだん表情が変わってきた。



「あっ…、アッ、ん…あっ」


「緋禄、そんなに締め付けるな」


「だ、ってぇ」




興奮する。



緋禄が俺で感じてくれていることに。







「緋禄…」





―…あぁ、愛しいよ。









早く緋禄を感じさせたくて、俺は硬くなっている緋禄のモノを扱き始めた。



「っ!待っ、…アッ、咲輝っ、あんっ、あっ…は、アッ!」



ベッドのシーツを掴んで、体をビクビクさせながら感じている姿を見て緋禄はもうイキそうだった。




「イ、ク…あっ、アァッ、ん…俺、咲輝ので、イク!」



"咲輝ので"というフレーズに興奮して、俺は今以上に腰の動きを早くした。



「あっ、イク、ッイク…イク!咲輝、イクッ!」



緋禄がイッたあと、しばらくして俺も緋禄のナカでイッた。



コンドーム越しなのに緋禄のナカがヒクヒクしているのが伝わって、俺の精子がゴムを突き破ってしまいたいと思うぐらいに大量に放出されているのが分かった。

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