玄愛-genai-

槊灼大地

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玄愛Ⅱ《炯side》

玄愛Ⅱ《炯side》6

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俺は激しいキスをしながら山田の乳首を親指で弄る。



「ンンッ、ん…は、あっ、んっ」



キスと乳首だけなのに気持ちいいのか体をのけ反らせる。



そして俺はその唇を乳首へ移動させ、硬くなった乳頭を舌で転がし、吸いつく。



「待っ、あっ…!あい、ざわくっ…あっあっ、ア、待って、…アッ!!」



以前抱いた時とは比べ物にならないぐらい感じている。



山田は体を更にのけ反らせビクビクしながら腰を浮かせた。



まさかと思い山田のズボンに手を入れると、ヌルヌルとした液体が手についた。



「乳首だけでイッたのか?こんな体で…あいつらに何回イカされた?」



こんなに感じやすかったら、もう何回もイカされたんだろう。



「ずっと寸止めだったから…イカされてないよ。哀沢くんのことずっと待ってた…」


「へぇ」



そういや下を弄られているような会話がスマホ越しに聞こえていたのを思い出した。



俺は山田のズボンを下げて、秘部に指を挿入した。



案の定、山田の中はヌルヌルしていた。



「ナカ、こんなにヌルヌルしてるのに?」


「アッ…アヤちゃんがローション使ってほぐしてただけだよ」


俺は指を2本にしたり3本にしたりを繰り返して山田に問いかける。



「あいつらに何された?」


「あっ、アッ…キス…あと、ん…乳首、攻められて…あっ、愁ちゃんに、ンッ…フェラされて…アヤちゃんに、指…アァッ、あっ、…入れられて…」


「気持ち良かったのか?」

 

山田は目をそらして頷いた。




あぁ、許せない。



それを見た俺は指の動きをこれ以上ないくらいに速くした。


「アアッ!はあっ…あっ…ん…」


「その記憶は忘れるぐらい俺で埋め尽くしてやらねぇとな」



右手で山田のナカを攻めながら、硬くなったモノを口に含んで顔を上下に動かした。



そして左手で乳首を摘まんだり弾いたりを繰り返し、フェラチオ、ナカ、乳首の3箇所を同時に攻めると山田の体が再びビクビクしてきた。



「はぁ、あっ…アッ!あっあっ…待っ、おれ…アッ、またっ、アッ、い、ク…イクッ!」



さっきイカされたばかりなのに、山田はまた絶頂に達し俺の口の中に精液を出した。



俺は山田の精液を自分の手に出して、それを指を使ってクチュクチュと泡立てながら見下ろして言った。



「こんな量しか出てないのに、本当にあいつらにイカされてねぇのか?」



そしてそれを山田に見せつけたあと、ゆっくりと舌で全て舐めとった。



「はぁ…はぁ…本、当だよぉ…」



山田は体を起こして俺の服を脱がせ、キスをしながら抱きついた。



そして唇を離して首筋を舐めてから、俺の乳首に吸い付き、同時に股間へと手を伸ばし俺のズボンを下げる。



「この前ちゃんと口で出来なかったから…頑張る」



そう上目遣いで言ったあと、硬くなった俺のモノを口に含んだ。



俺は山田の髪の毛を優しく撫でて頷いた。



全体を口に含んで唾液を大量に用意し、口をすぼめて顔を上下に動かす。



唾液でヌルヌルになった竿を手で扱きながら、亀頭を口に含んで舌を何周も回す。



あまりの気持ち良さに、山田の髪の毛を撫でる手が止まる。



「…どこで覚えた?」


「いつか抱かれた時のために色々調べておいたんだ。気持ちいい?」



上目遣いで嬉しそうに俺を見つめて。



相変わらず勉強熱心で山田らしいなと少し笑えた。



「こんなこと覚えられたら、手放せねぇな」


「大丈夫。哀沢くん専用だから」



そして竿を喉の奥限界まで咥えこみ、ディープスロートをする。



喉の奥に俺のモノが届く度、これ以上ない快感が押し寄せ、山田が苦しみながら俺を満足させようとしている姿は絶景だった。



「は―…」



山田はそんな俺に気付いたのか、もっと奥へもっと奥へ俺のモノを咥えこみ、限界がきたら口を離してを繰り返した。



「―…出すぞ」



俺は山田の口の中に精液を出し、山田はそれを口の中で堪能して、体を起こし手にその精液を出した。



そして山田は足を開いてその精液を硬くなった自分のモノに塗りつけて言った。



「哀沢くん、まだ出せる?俺また硬くなってる。哀沢くんが欲しい…」



なんなんだよ、こいつの色気は。



俺はその挑発に乗り、山田を四つん這いにして秘部に指を入れた。



「そんな誘い方、他のヤツに絶対するなよ?」


「あっ、あ…アッ!ん、…哀、沢くんだけ、だよぉ」



俺は右手で壁を押しながらゆっくり指を出し入れし、左手で硬くなった山田のモノを扱く。



「や、ぁ!待っ…あっ、あっ…指じゃな、ん!哀、沢くんのっ…アッ、哀沢くんのでイキたい!」



振り返って俺の顔を見て懇願する山田。



簡単に挿れてやるものか、とそんな山田を無視し両方の手の動きを早くした。



「アッ、あっ…イク…待っ、て…ん!アァ!ん、は…あ、イクッ!イクッ!―…ッ」



山田は再び絶頂に達し、俺の手に精液を出した。



俺はその精液を山田の秘部に塗りながら指でそれらをナカに入れ終えた後、硬くなった俺のモノを押し当てた。



「いいか山田?今からお前と俺の精液がこのナカで混ざる」



そう後ろから耳元でそう囁き、亀頭部分だけを挿入して問いかける。



「俺が欲しいか?」


「欲し、い!…哀沢くんが欲しい!早く俺のナカに哀沢くんの精液ちょうだい!」



山田は振り返りそう懇願し、俺はゆっくりと山田のナカを進んだ。



「あ…あぁ…哀沢くんが、きたぁ…」


「まだ奥じゃねぇぞ」


「アッ…まだ、入る…の?あっ…アァッ…あ、ぁ…」



そう言ってこれ以上入らないぐらい腰を押し付けた。



「おい…マジかよ。お前もう勃ったのか?」


「言わ、…ないでっ…だって気持ちいいんだもん。早く動いて、…哀沢くん」



2回目のセックスでこんなに感じるなんて、これからお互いの良い所を開発していけるなんて胸が弾むなと思いながら山田の細い腰を掴んで、激しく腰を動かした。



「アッ、あっ!…んっ、激…しッ…アァッ!ん、あっ…」


しばらくして体位を背面座位に変えて、山田の両乳首を後ろから指で摘み耳を舐めながら耳元で囁く。


「下見てみろよ。俺のをこんなに咥えて締め付けてきてる。イヤらしいな」


「あっ…ん、アッ…は、あっ、ん…」


そう言うと山田は繋がっている秘部をヒクヒクさせる。



そして硬くなってる山田のモノを後ろから扱いた。



「あっ、や、だぁ…アァッ、動いてっ、手…止めて」



俺は山田を無視して片手は乳首を、もう片方の手は山田のモノを扱いた。



「アッ…や、だ!やだぁ…!あっ、ん…哀沢くんのでイキたいっ…アッ、あっ…一緒に、イキたいぃ!」



そう懇願され手の動きを止め、山田の両腕を俺の両腕で押さえて固定し、下から激しく突いた。



「アァッ!あっ、速、ぃ!あっあっ、気持ちい!哀沢、くん!…あっ…アァッ」



部屋中にパンパンと激しい音が何度も広がる。



山田は俺に寄りかかり体重を乗せてきたので、俺は山田を支えて布団に背中をつけて寝そべり山田の耳を舐めながら腰を動かした。



「…出すぞ」


「出してッ…あっ、俺の精液と…あっ、ん…アァッ、哀沢くんの…精液、混ぜ…てッ…!」



俺は両腕を山田の体に回して抱き締め、これ以上無いくらい腰の動きを速くして下から突き上げ続けた。



そして俺の精液を山田の奥ギリギリまで侵入させた。



「あぁぁ…!あっ…熱、い…哀沢くんの、入ってきたぁ…ピクピクしてる…まだ…出てるッ…」



山田はそれに興奮してまた絶頂に達した。



それからまた体位を変えて何度も抱き合った。



お互いに時間を忘れて絶頂を繰り返しそろそろ意識が切れそうになった時、俺は動きを止めて山田を見下ろして言った。




「いいか山田。お前は誰も好きにならないと決めた俺に、再び好きという感情を甦らせた。その責任は取ってもらう」



「どうすれば…いいの…?」



俺は山田の問いかけに応えず無言になる。



静まる部屋で、俺と山田の荒い呼吸の音だけが響く。




もう二度と恋なんてしない。



そう決めた。



だけどもし再び恋をするのなら、これを最後の恋にする。



そう決心した。 




俺の髪の毛からゆっくりと汗が滴り、それが山田の体に落ちた瞬間、俺は呼吸を整えてから言った。






「一生俺の傍にいろ」







山田は笑顔で応える。



「うん。愛してるよ、哀沢くん」




俺を苦しめた大嫌いな「愛してる」という言葉が胸に刺さる。



あんなに何年も俺を苦しめ続けたワードを、山田はいとも簡単に俺を癒やす言葉として上書きした。



山田からの「愛してる」が俺の胸の奥を温かくしてくれている。



もっと、欲しくなるほどに求めてしまう。



そう実感し、恋愛は至高なのだと気付いたことに自分でも驚いた。



俺は嬉しさを隠しきれず、笑った。



そんな俺を見て山田も笑顔になった。





















行為が終わってから山田は少し眠った。



俺は余韻に浸り興奮して眠れなかった。



しばらくして山田が目を覚ました。



「おはよう山田」


「おはよう哀沢くん」



そして山田は俺に体を近づけて、上目遣いで笑いながら昨日のことを話した。



「ねぇ哀沢くん、今めっちゃ頭ガンガンするのにさぁ俺の神経すごいよ。昨日のこと全部覚えてる。凄くない?」



そして俺は山田を抱き寄せて問いかける。



「どこまで覚えてる?」



山田は体を起こして俺の耳元で囁いた。




「愛してるよ、哀沢くん」




そう言われお互い見つめ合い、俺は「合格」と言ってキスをした。



「これからよろしく。山田」


「うん」




これからは山田を一生大切にする。




俺の底に沈めていたこの感情を溢れさせた山田を―…






なぁ、雅彦




「愛してる」っていうのも悪くないもんだな。






この日俺と山田の仮契約が終わり、俺たちは恋人同士になった。




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