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甘麦大棗湯、芍薬甘草湯4
しおりを挟む 邪気は一般人の修と仁美には見えない。急な景たちの反応に、二人はいぶかしげな目を向けた。
とはいえ、それもほんの少しの間のことだ。
仁美から急に苦しげな声が漏れたと思ったら、直後に修の体が吹き飛んだ。後ろ向きに空中を直進し、かなりの勢いで背中から壁にぶつかった。
「修!」
景はすぐに駆け寄ろうとしたが、その腕を瑤姫が掴んで止めた。
「病邪よ!まず闘薬術を発動しなさい!」
それはもっともな注意で、現に修と景との間には人外の存在が現れていた。
「……蛇の病邪か!」
忌々しげな景の言葉通り、リビングには蛇の病邪が出現している。幾匹もの細い蛇の集まりと、大蛇と呼ぶべき太い一匹の蛇だ。
細い蛇の集まりは子供から、そして太い一匹の蛇は仁美から生えている。二人とも意識を失って床に倒れ、そこから病邪が発生していた。
「葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜!……いでよ、魔剣 葛根刀!」
とりあえず平均的な能力上昇が見込める葛根刀を出して構える。月子の方は狭い空間で身を守るため、まずは当帰芍薬傘を発動した。
(とりあえず修を安全な場所にやらないと)
なぜ突風のような邪気が吹いたのか、気にはなる。しかし今考えたところで分かりはしないだろう。
景はいったん不要な思考を切り捨て、眼の前の蛇たちに集中した。
細い蛇たちはパッと見たところ四、五十匹はいそうだ。一本一本のサイズはよく見かけるアオダイショウとそう変わらないが、数が多い。
一方の大蛇は一匹だけとはいえ、サイズが尋常ではなかった。景が両腕を回しても明らかに手が届かないほどの胴回りなのだ。
(とりあえず、修の避難だな)
景はそう考え、斜め前に向かって床を蹴った。蛇たちをグルリと迂回し、距離を取りながら修の所へ行こうとしたのだ。
しかし蛇たちは体を伸ばして襲いかかってきた。まずは大蛇の太い首が迫る。
「っらあ!」
景が気合とともにその眉間を打ち据えると、大蛇の頭は下方に弾かれて床にめり込んだ。
手応えが重い。そして弾くことはできたが、斬れはしなかった。
刀を振り抜いた景に、今度は細い蛇たちが襲い掛かる。
景は体勢をやや崩したものの、細かく刀を振って蛇たちを打ち払った。
細い蛇たちの手応えは大蛇と比べると、さして重くはない。しかし、とにかく数が多いのだ。
景は刀を何度も振り、身をよじって牙をかわしながら、なんとか修の所へたどり着いた。
「修、大丈夫か!?」
問いかけても返事がない。しかし息はしているし、血も流れていない。
見たところ打ちどころが悪くて気を失っているようだが、大きな怪我にはなっていないように思えた。
「どっか痛かったら叫べよ」
意識のない修に一応そんな声をかけ、肩に担ぎ上げた。
蛇たちの追撃を片腕で何とかしのぎながら、少しずつ月子の所まで移動して行く。
そして瑤姫はその間隙を縫うように診断の神術を放った。
「四診ビーム!」
蛇たちの攻撃が景に向かっていたこともあり、光る枠は上手い具合に子供の方に当たった。
「月子は修を頼む!」
「は、はい!」
景からそう指示され、月子は修を当帰芍薬傘の下に入れた。
それで一息つけた景だったが、油断はしない。というか、できない。
いくつもの蛇の頭がゆらゆらと揺れながら攻撃のタイミングを測っているのだ。
蛇たちも今しがたのやり取りで簡単には倒せないと思ったのか、いったん依代のところに戻っている。しかしシャーシャーと威嚇音を発し、いつでも襲いかかれる姿勢を崩していなかった。
景は葛根刀を構えたまま瑤姫に確認した。
「瑤姫、四診ビームはちゃんと当たったんだな?」
「ええ。あの子供は夜泣きがひどい以外は特に悪いところもない、いたって健康な子よ」
「何?……じゃあ治す症状は夜泣きってことになるのか?でも夜泣きで子供に睡眠薬を飲ませるわけにもいかないし、使える薬なんて……」
「ところがどっこい、漢方にはそれがあるのよ」
瑤姫は古風な言い方をしてドヤ顔になった。
「確かに子供に睡眠薬は不安だけど、食料品なら安心感があるでしょ?」
「食料品?」
意味が分からず眉根を寄せる景だったが、瑤姫はそれを説明しないまま闘薬術を発動させた。
「小麦、甘草、大棗……いでよ、魔剣 甘麦大棗刀!」
女神の手に、新たな処方の光が現れる。
そして景と月子へ飛んだ光の数は三つずつで、これまでになく少なかった。
しかし生薬数が多ければ効くというわけでもないことは、景も月子もすでに学んでいる。新たな魔剣はたった三つの生薬の力で、何の問題もなく現れた。
「……え?こ、これって武器になるんですか?」
ひと目見て、月子はまずそんな疑問を口にした。その声には隠しきれない不安が滲んでいる。
景も同感だ。というのも、その魔剣は剣と言うにはあまりに頼りない姿をしていたのだ。
「おい瑤姫、これってパン切り包丁だよな?」
景の言う通り、二人の手に握られていたのはパンなどを切るための包丁だった。波型の刃がついた、いわゆるブレッドナイフというやつだ。
ただの包丁と比べても攻撃力は著しく落ちるだろう。
瑤姫は困惑する二人などお構いなしに、自信満々でうなずいた。
「そうよ、パン切り包丁で間違いないわ。甘麦大棗湯はパンに使われる小麦、甘味料になる甘草、果物の棗という、食料品でもある生薬だけで構成された方剤よ。パン切り包丁は、まさにそれを体現したような姿と言えるわね」
「いや、言えるわねって言われても……甘麦大棗刀って名前なのに、そもそも刀じゃないし」
「牛刀だって包丁なのに刀って付いてるじゃない。刃物なら何だっていいのよ」
そんな強引な、と景が思っている後ろで突然悲鳴が上がった。月子の悲鳴だ。
「キャッ!」
「どうした!?」
景は慌てて振り向いた。病邪が何らかの手段で遠距離攻撃をしてきたのかと思ったのだ。
しかし攻撃はなかった。蛇たちはシャーシャーと威嚇音を発してはいるが、今のところそれだけだ。
ただ一つ、景の視界の中におかしなことがあった。驚いた顔をした月子の視線の先に、なぜかパンが落ちている。
レーズンパンのような、ドライフルーツが散らされた丸いパンだ。
「な、なんかパンを切るような気持ちで振ってみたら、パンが出てきちゃって……」
意味が分からない。
そんな顔をする月子に瑤姫が指示を出した。
「月子、そのパンを病邪に投げるのよ!」
「え?投げ……は、はい!」
相変わらず意味が分からない顔のまま、月子は言われた通りにした。
すると、細い蛇たちがものすごい勢いで食いついてきた。何匹もの頭が奪い合うように牙を立てる。
まさに飢えた獣のような、理性を失った反応だ。それを見た景はピンときた。
「これ、囮として使えるのか」
瑤姫は大きくうなずいて景の考えを肯定した。
「その通りよ。だけどそれだけじゃないわ。とりあえずたくさん投げつけてみなさい」
その指示通り、景はまず念じて甘麦大棗刀を小さく振った。すると月子が出したのと同じようなパンが出てくる。
ただし月子が出したパンは丸っこかったが、景が出したのは食パン型だった。一斤ある。
(形は一定じゃないのか。まぁ別にどうでもいいことだけど)
景がそんなことを思いつつパンを投げると、やはり蛇たちは我先にと噛みついてきた。
本来の蛇はパンを食べないし、獲物を丸飲みする生き物だ。しかし病邪と闘薬術にはそんな常識など意味がないようで、ガツガツと噛みちぎって食べている。
それから景は月子と一緒にたくさんパンを作り、たくさん投げた。
大蛇の方も細い蛇たちほど激しい反応ではなかったが、ちゃんと食いついた。
そしてしばらくすると変化が現れた。
「……蛇たちが大人しくなった?」
細い蛇たちはもたげていた鎌首を下ろし、徐々に横になり始めたのだ。ぐったりと脱力してきている。
そして完全に床に伏したものはたまにチロチロと舌を出し入れするくらいで、基本的にはほとんど動かなくなった。
「鎮静効果よ。甘麦大棗湯は高ぶった精神を落ち着かせる作用のある漢方で、その効果の通り食べた病邪を大人しくさせるわ」
「高ぶった精神を……それで夜泣きに効くわけか。しかも構成生薬が全部食料品ってのは、確かに安心感があるな」
「夜泣きに使われる漢方は他にもいくつかあるんだけど、親の安心という観点からはこれが一番使いやすいでしょうね」
「高ぶった精神を落ち着けてくれるってことは、夜泣き意外にも使えるんだよな?」
「もちろんよ。例えばパニック障害の発作とか、いわゆるヒステリー様の症状なら使えるから覚えておいて」
「パニック、ヒステリー……それは色々使えそうだな」
瑤姫と景がそんな会話をしている間に、細い蛇たちは一つ残らず床に横たわっていた。
とはいえ、それもほんの少しの間のことだ。
仁美から急に苦しげな声が漏れたと思ったら、直後に修の体が吹き飛んだ。後ろ向きに空中を直進し、かなりの勢いで背中から壁にぶつかった。
「修!」
景はすぐに駆け寄ろうとしたが、その腕を瑤姫が掴んで止めた。
「病邪よ!まず闘薬術を発動しなさい!」
それはもっともな注意で、現に修と景との間には人外の存在が現れていた。
「……蛇の病邪か!」
忌々しげな景の言葉通り、リビングには蛇の病邪が出現している。幾匹もの細い蛇の集まりと、大蛇と呼ぶべき太い一匹の蛇だ。
細い蛇の集まりは子供から、そして太い一匹の蛇は仁美から生えている。二人とも意識を失って床に倒れ、そこから病邪が発生していた。
「葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜!……いでよ、魔剣 葛根刀!」
とりあえず平均的な能力上昇が見込める葛根刀を出して構える。月子の方は狭い空間で身を守るため、まずは当帰芍薬傘を発動した。
(とりあえず修を安全な場所にやらないと)
なぜ突風のような邪気が吹いたのか、気にはなる。しかし今考えたところで分かりはしないだろう。
景はいったん不要な思考を切り捨て、眼の前の蛇たちに集中した。
細い蛇たちはパッと見たところ四、五十匹はいそうだ。一本一本のサイズはよく見かけるアオダイショウとそう変わらないが、数が多い。
一方の大蛇は一匹だけとはいえ、サイズが尋常ではなかった。景が両腕を回しても明らかに手が届かないほどの胴回りなのだ。
(とりあえず、修の避難だな)
景はそう考え、斜め前に向かって床を蹴った。蛇たちをグルリと迂回し、距離を取りながら修の所へ行こうとしたのだ。
しかし蛇たちは体を伸ばして襲いかかってきた。まずは大蛇の太い首が迫る。
「っらあ!」
景が気合とともにその眉間を打ち据えると、大蛇の頭は下方に弾かれて床にめり込んだ。
手応えが重い。そして弾くことはできたが、斬れはしなかった。
刀を振り抜いた景に、今度は細い蛇たちが襲い掛かる。
景は体勢をやや崩したものの、細かく刀を振って蛇たちを打ち払った。
細い蛇たちの手応えは大蛇と比べると、さして重くはない。しかし、とにかく数が多いのだ。
景は刀を何度も振り、身をよじって牙をかわしながら、なんとか修の所へたどり着いた。
「修、大丈夫か!?」
問いかけても返事がない。しかし息はしているし、血も流れていない。
見たところ打ちどころが悪くて気を失っているようだが、大きな怪我にはなっていないように思えた。
「どっか痛かったら叫べよ」
意識のない修に一応そんな声をかけ、肩に担ぎ上げた。
蛇たちの追撃を片腕で何とかしのぎながら、少しずつ月子の所まで移動して行く。
そして瑤姫はその間隙を縫うように診断の神術を放った。
「四診ビーム!」
蛇たちの攻撃が景に向かっていたこともあり、光る枠は上手い具合に子供の方に当たった。
「月子は修を頼む!」
「は、はい!」
景からそう指示され、月子は修を当帰芍薬傘の下に入れた。
それで一息つけた景だったが、油断はしない。というか、できない。
いくつもの蛇の頭がゆらゆらと揺れながら攻撃のタイミングを測っているのだ。
蛇たちも今しがたのやり取りで簡単には倒せないと思ったのか、いったん依代のところに戻っている。しかしシャーシャーと威嚇音を発し、いつでも襲いかかれる姿勢を崩していなかった。
景は葛根刀を構えたまま瑤姫に確認した。
「瑤姫、四診ビームはちゃんと当たったんだな?」
「ええ。あの子供は夜泣きがひどい以外は特に悪いところもない、いたって健康な子よ」
「何?……じゃあ治す症状は夜泣きってことになるのか?でも夜泣きで子供に睡眠薬を飲ませるわけにもいかないし、使える薬なんて……」
「ところがどっこい、漢方にはそれがあるのよ」
瑤姫は古風な言い方をしてドヤ顔になった。
「確かに子供に睡眠薬は不安だけど、食料品なら安心感があるでしょ?」
「食料品?」
意味が分からず眉根を寄せる景だったが、瑤姫はそれを説明しないまま闘薬術を発動させた。
「小麦、甘草、大棗……いでよ、魔剣 甘麦大棗刀!」
女神の手に、新たな処方の光が現れる。
そして景と月子へ飛んだ光の数は三つずつで、これまでになく少なかった。
しかし生薬数が多ければ効くというわけでもないことは、景も月子もすでに学んでいる。新たな魔剣はたった三つの生薬の力で、何の問題もなく現れた。
「……え?こ、これって武器になるんですか?」
ひと目見て、月子はまずそんな疑問を口にした。その声には隠しきれない不安が滲んでいる。
景も同感だ。というのも、その魔剣は剣と言うにはあまりに頼りない姿をしていたのだ。
「おい瑤姫、これってパン切り包丁だよな?」
景の言う通り、二人の手に握られていたのはパンなどを切るための包丁だった。波型の刃がついた、いわゆるブレッドナイフというやつだ。
ただの包丁と比べても攻撃力は著しく落ちるだろう。
瑤姫は困惑する二人などお構いなしに、自信満々でうなずいた。
「そうよ、パン切り包丁で間違いないわ。甘麦大棗湯はパンに使われる小麦、甘味料になる甘草、果物の棗という、食料品でもある生薬だけで構成された方剤よ。パン切り包丁は、まさにそれを体現したような姿と言えるわね」
「いや、言えるわねって言われても……甘麦大棗刀って名前なのに、そもそも刀じゃないし」
「牛刀だって包丁なのに刀って付いてるじゃない。刃物なら何だっていいのよ」
そんな強引な、と景が思っている後ろで突然悲鳴が上がった。月子の悲鳴だ。
「キャッ!」
「どうした!?」
景は慌てて振り向いた。病邪が何らかの手段で遠距離攻撃をしてきたのかと思ったのだ。
しかし攻撃はなかった。蛇たちはシャーシャーと威嚇音を発してはいるが、今のところそれだけだ。
ただ一つ、景の視界の中におかしなことがあった。驚いた顔をした月子の視線の先に、なぜかパンが落ちている。
レーズンパンのような、ドライフルーツが散らされた丸いパンだ。
「な、なんかパンを切るような気持ちで振ってみたら、パンが出てきちゃって……」
意味が分からない。
そんな顔をする月子に瑤姫が指示を出した。
「月子、そのパンを病邪に投げるのよ!」
「え?投げ……は、はい!」
相変わらず意味が分からない顔のまま、月子は言われた通りにした。
すると、細い蛇たちがものすごい勢いで食いついてきた。何匹もの頭が奪い合うように牙を立てる。
まさに飢えた獣のような、理性を失った反応だ。それを見た景はピンときた。
「これ、囮として使えるのか」
瑤姫は大きくうなずいて景の考えを肯定した。
「その通りよ。だけどそれだけじゃないわ。とりあえずたくさん投げつけてみなさい」
その指示通り、景はまず念じて甘麦大棗刀を小さく振った。すると月子が出したのと同じようなパンが出てくる。
ただし月子が出したパンは丸っこかったが、景が出したのは食パン型だった。一斤ある。
(形は一定じゃないのか。まぁ別にどうでもいいことだけど)
景がそんなことを思いつつパンを投げると、やはり蛇たちは我先にと噛みついてきた。
本来の蛇はパンを食べないし、獲物を丸飲みする生き物だ。しかし病邪と闘薬術にはそんな常識など意味がないようで、ガツガツと噛みちぎって食べている。
それから景は月子と一緒にたくさんパンを作り、たくさん投げた。
大蛇の方も細い蛇たちほど激しい反応ではなかったが、ちゃんと食いついた。
そしてしばらくすると変化が現れた。
「……蛇たちが大人しくなった?」
細い蛇たちはもたげていた鎌首を下ろし、徐々に横になり始めたのだ。ぐったりと脱力してきている。
そして完全に床に伏したものはたまにチロチロと舌を出し入れするくらいで、基本的にはほとんど動かなくなった。
「鎮静効果よ。甘麦大棗湯は高ぶった精神を落ち着かせる作用のある漢方で、その効果の通り食べた病邪を大人しくさせるわ」
「高ぶった精神を……それで夜泣きに効くわけか。しかも構成生薬が全部食料品ってのは、確かに安心感があるな」
「夜泣きに使われる漢方は他にもいくつかあるんだけど、親の安心という観点からはこれが一番使いやすいでしょうね」
「高ぶった精神を落ち着けてくれるってことは、夜泣き意外にも使えるんだよな?」
「もちろんよ。例えばパニック障害の発作とか、いわゆるヒステリー様の症状なら使えるから覚えておいて」
「パニック、ヒステリー……それは色々使えそうだな」
瑤姫と景がそんな会話をしている間に、細い蛇たちは一つ残らず床に横たわっていた。
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