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10スライムハンド1
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(何あれ……誘ってるのかしら?)
私はぬらぬらと光るローションまみれの肌を見て、そんなことを考えた。
触らずとも想像できる、ヌルンヌルンの感触。もしこの生物に体のあちこちを撫でられでもしたら、一体どれほどの快楽を受けられるだろう。
その背徳的なまでにいやらしいテカリ具合は、もはやメスを誘っているとしか思えない。
(っていうか、前にも全く同じこと考えたな……)
私はそれを思い出していた。
この異世界に飛ばされて初めに見たもの、スライムのサスケに対しても全く同じ感想を持った記憶がある。
そして今、目の前にも全く同じ質感のものがあった。
っていうか、質感どころか実は同じものだ。
私は自分の部屋で、サスケの斬り落とされた右手を召喚していた。
「スケさん、おいで」
私はサスケの右手に『スケさん』という名前をつけていた。元がサスケだから、スケさんだ。
呼ばれたスケさんは床の上を滑るようにして足元まで近寄ってきた。どういう仕組みになっているのか、ローションが出てなくても滑るように移動する。
客観的に見れば前腕から先だけが自立して動いているわけだから、初見だと完全にホラーだろう。
しかし見慣れてしまえばどうということはない。それに、私はこの腕に命を救われているのだ。
スケさんは座っている私の膝に跳んで来た。そしてさらにそこから体の上を滑り、二の腕に貼り付く。
私はこれからしようとすることに躊躇した。それはいく分かの罪悪感を伴うことだからだ。
サスケ本人は私の隣室に泊まっている。
いま何をしているかは分からないが、まさか自分の右手がすぐ近くでこんなふうに使われようとしているなどとは夢にも思っていないだろう。
(ごめんねサスケ……ごめんね……)
私は心の中だけで謝りながら、スケさんにスライムローションを分泌させた。そして私の耳や首筋を撫でさせる。
ゾクリとした快感が私の背筋を走った。
いけないことだとは思いながらも、たまにこうしてスケさんを捗りアイテムとして使っている。
サスケが壁一枚隔てたすぐ近くにいることも、いけないことをしているという背徳感も、なぜか私の神経を昂ぶらせた。
(ごめんねサスケ……ごめんね……)
私は何度もそう謝りながら、昇天への階段を駆け登っていった。
****************
「何が違うんだろう……?」
私はサスケの右手を眺めながら、ポツリとつぶやいた。そこにはビーフステーキの刺さったフォークが握られている。
「え?何が?」
サスケは口に運びかけた肉を止め、私に聞き返した。
「あ、いや……ビーフステーキがね。アステリオスさんのお店のビーフステーキは美味しいけど、他と何が違うんだろうなと思って」
「あぁ」
サスケはそう納得してくれたが、本当は全く別のことを考えていた。
それは『スケさんに撫でられる』のと『本物のサスケに撫でられる』のの違いについてだ。
圧倒的に、本物のサスケに撫でられた時の方が気持ち良いのだ。それに本物の方が興奮もした。
もちろんスケさんもすごく気持ちいいし、背徳感という別種類の興奮はある。ただ、本物の方がずっと盛り上がった。
スケさんは私の希望する通りに動いてくれるわけだから、本来これはおかしな話だ。
しかし私の記憶が確かなら、サスケ本人に撫でられた時の方が絶対に気持ちが良かったと思うのだ。
「不思議だな……」
「そうだね。なんか聞いた話だと、同じ肉を卸してるお店もあるけどここの方が圧倒的に美味しいらしいよ。ソースとかが違うのかな?」
サスケは勘違いをしたままそう答えてくれた。
「ソースは大事だが、それだけじゃ美味くなんてならないぞ。肉は焼き方も重要だし、熟成って工程もあるんだよ」
耳ざとく私たちの会話を聞いていたアステリオスさんが、疑問に答えてくれながら歩いて来た。
そして私とサスケのテーブルに依頼書が何枚か置かれる。
「ほらよ、お前ら二人でできそうな仕事はこのくらいだな」
私とサスケはアステリオスさんのお店に仕事を探しに来ていた。
ここ最近のサスケは普段、街外れのスライムローション工場で働いている。
ただし家出した妹さんを探すのが本来の目的だから、仕事は不定期の非正規雇用だ。毎日出勤するわけではない。
それでたまにだが、私と一緒にアステリオスさんのお店で短期の仕事を受けることがあった。
「ありがとう。妹もなかなか見つからないし、滞在費を稼がないとね」
サスケはアステリオスさんに笑顔で礼を伝えた。
ちなみに妹さんの件はちょっと面倒なことになっている。
ここプティアの街の評議長であるエルフのフレイさんに調査をお願いしていたのだが、実はもう見つかってはいるのだ。
しかし、本人がサスケに会うことを拒否しているらしい。
「あの意地っ張り目め」
サスケはそう悪態をついていたが、本人の了承がなければ行政としてもサスケに居場所を伝えるわけにはいかない。
(ここ異世界でも個人情報の問題が……サスケも大変だけど、フレイさんたちお役所の人たちも大変だな)
個人情報とか、この手の話になると面倒ごとが多そうだ。うるさく言ってくる人もいるだろう。
私はフレイさんの端正な顔を思い浮かべながら少し同情した。
すると、私の脳内の映像と現実の視覚の映像とが重なった。
お店の入り口からそのフレイさん本人が入って来たのだ。
「おや、クウさんにサスケさん。奇遇ですね」
フレイさんは私たちにすぐ気づき、笑顔を向けてくれた。
にこやかに挨拶をしただけなのに、その美しい微笑みに私の胸はキュンとしてしまった。この超絶イケメンは表情だけで人を殺すことができる。
「こんにちは、フレイさん。フレイさんもお食事ですか?」
「ええ、ランチのついでに役所からの依頼書を届けに来ました」
ランチと聞いたサスケは意外そうな顔をした。
「珍しいね、エルフはあんまりお肉食べないイメージだけど」
「私もステーキはあまり食べませんよ。ですが、ここはラタトゥイユなどの野菜料理も絶品なんです。あと、私はソレが好きなのでソレだけで出してもらいます」
ソレ、と言いながらフレイさんはステーキの横を指さした。
付け合せの甘いニンジンだ。正式名称はニンジンのグラッセという。
(フレイさん……変なものが好きなんだな。あれが好きでわざわざ注文する人って見たことがない)
私はイケメンエルフの意外な嗜好をちょっぴり面白いと思った。
そんなフレイさんはアステリオスさんに書類の束を手渡した。
「アステリオスさん、今回の役所からの依頼はこれだけです」
「おう、確かに受け取ったぜ。評議長自らお疲れさんだな。しかし……この量か。最近多いな」
「ええ。ここのところモンスターも増えていますし、それによって様々な物品の需要も増えています。討伐、採取、製造、輸送……役所ではどうやってもさばき切れないので、なんとか優秀な方たちにご紹介いただければ……」
フレイさんはそこまで言ってから、ふと私たちの方へ目を向けた。
「そうだ、クウさんとサスケさんにはこちらの討伐依頼をお願いできませんか?」
フレイさんは紙の束から一枚を引き抜いた。そしてテーブルの上に置く。
「おいおい、うちの仲介料をハネるつもりかよ」
「ははは、ここで頼む以上ちゃんとお店にもお支払いしますよ」
冗談めかしたアステリオスさんに、フレイさんは笑って応じた。
「北東の沼地に発生したハンズの群れの討伐です。クウさんの主戦力はスライムでしたし、ちょうどいいのではないでしょうか」
私は依頼書に目を落としながら尋ねた。
「ハンズ……って、どんなモンスターなんですか?」
私の質問にはアステリオスさんが答えてくれた。
「ハンズは手だけのモンスターだ。前腕から先だけの生き物だと思えばいい。強い思いを残して死んだ生物が手だけモンスター化したものだとか言われてはいるが……実際のところ、その発生メカニズムはよく分かっていない。ただ戦闘能力も手だけだから、基本的にはあんまり強いモンスターじゃないな」
手だけのモンスター。
私はうちのスケさんを思い出した。
「スライムとも相性がいいんですか?」
その質問にはサスケが答えてくれた。
「スライムと相性がいいのはハンズじゃなくて沼地だよ。スライムは乾燥が苦手だから、沼地なんかは理想的な環境なんだ。パフォーマンスが多少上がるね」
「なるほど……あんまり強いモンスターじゃないなら受けてみよっか」
私はサスケにそう言ってみたが、アステリオスさんが警告してくれた。
「あんまり甘く見ないほうがいいぞ。ハンズがなぜ『ハンド』じゃなく『ハンズ』と呼ばれているのか、それはどんどん仲間を呼んで増えていくからだ。気づけばどうしようもない数に囲まれて逃げることすらできない、なんて事態もありうる」
私はその光景を想像してゾッとした。スケさんが何十匹もいて周りを囲んでいるようなものだろう。
フレイさんがアステリオスさんの説明を補足してくれた。
「ハンズの中には仲間を増やす力の強い個体がいます。今回の討伐依頼はハンズの群れを倒すというよりも、大量発生の原因となっているその個体を倒してほしい、というものですね。もちろん見つからなければ数を減らしてもらうだけでもある程度の報酬をお支払いしますが」
依頼の要点を理解した私はサスケの方を見た。
「だいたい分かったけど……どうしよう?」
サスケは少しだけ考えてから答えた。
「僕はやってみてもいいと思うよ。ボスの個体を探すのに無理しなければ、そんなに危険はないんじゃないかな?それに……」
サスケは自分の腰に下がったY字型の物体を叩きながらニヤリと笑った。
「僕の新兵器も試してみたいしね」
私はぬらぬらと光るローションまみれの肌を見て、そんなことを考えた。
触らずとも想像できる、ヌルンヌルンの感触。もしこの生物に体のあちこちを撫でられでもしたら、一体どれほどの快楽を受けられるだろう。
その背徳的なまでにいやらしいテカリ具合は、もはやメスを誘っているとしか思えない。
(っていうか、前にも全く同じこと考えたな……)
私はそれを思い出していた。
この異世界に飛ばされて初めに見たもの、スライムのサスケに対しても全く同じ感想を持った記憶がある。
そして今、目の前にも全く同じ質感のものがあった。
っていうか、質感どころか実は同じものだ。
私は自分の部屋で、サスケの斬り落とされた右手を召喚していた。
「スケさん、おいで」
私はサスケの右手に『スケさん』という名前をつけていた。元がサスケだから、スケさんだ。
呼ばれたスケさんは床の上を滑るようにして足元まで近寄ってきた。どういう仕組みになっているのか、ローションが出てなくても滑るように移動する。
客観的に見れば前腕から先だけが自立して動いているわけだから、初見だと完全にホラーだろう。
しかし見慣れてしまえばどうということはない。それに、私はこの腕に命を救われているのだ。
スケさんは座っている私の膝に跳んで来た。そしてさらにそこから体の上を滑り、二の腕に貼り付く。
私はこれからしようとすることに躊躇した。それはいく分かの罪悪感を伴うことだからだ。
サスケ本人は私の隣室に泊まっている。
いま何をしているかは分からないが、まさか自分の右手がすぐ近くでこんなふうに使われようとしているなどとは夢にも思っていないだろう。
(ごめんねサスケ……ごめんね……)
私は心の中だけで謝りながら、スケさんにスライムローションを分泌させた。そして私の耳や首筋を撫でさせる。
ゾクリとした快感が私の背筋を走った。
いけないことだとは思いながらも、たまにこうしてスケさんを捗りアイテムとして使っている。
サスケが壁一枚隔てたすぐ近くにいることも、いけないことをしているという背徳感も、なぜか私の神経を昂ぶらせた。
(ごめんねサスケ……ごめんね……)
私は何度もそう謝りながら、昇天への階段を駆け登っていった。
****************
「何が違うんだろう……?」
私はサスケの右手を眺めながら、ポツリとつぶやいた。そこにはビーフステーキの刺さったフォークが握られている。
「え?何が?」
サスケは口に運びかけた肉を止め、私に聞き返した。
「あ、いや……ビーフステーキがね。アステリオスさんのお店のビーフステーキは美味しいけど、他と何が違うんだろうなと思って」
「あぁ」
サスケはそう納得してくれたが、本当は全く別のことを考えていた。
それは『スケさんに撫でられる』のと『本物のサスケに撫でられる』のの違いについてだ。
圧倒的に、本物のサスケに撫でられた時の方が気持ち良いのだ。それに本物の方が興奮もした。
もちろんスケさんもすごく気持ちいいし、背徳感という別種類の興奮はある。ただ、本物の方がずっと盛り上がった。
スケさんは私の希望する通りに動いてくれるわけだから、本来これはおかしな話だ。
しかし私の記憶が確かなら、サスケ本人に撫でられた時の方が絶対に気持ちが良かったと思うのだ。
「不思議だな……」
「そうだね。なんか聞いた話だと、同じ肉を卸してるお店もあるけどここの方が圧倒的に美味しいらしいよ。ソースとかが違うのかな?」
サスケは勘違いをしたままそう答えてくれた。
「ソースは大事だが、それだけじゃ美味くなんてならないぞ。肉は焼き方も重要だし、熟成って工程もあるんだよ」
耳ざとく私たちの会話を聞いていたアステリオスさんが、疑問に答えてくれながら歩いて来た。
そして私とサスケのテーブルに依頼書が何枚か置かれる。
「ほらよ、お前ら二人でできそうな仕事はこのくらいだな」
私とサスケはアステリオスさんのお店に仕事を探しに来ていた。
ここ最近のサスケは普段、街外れのスライムローション工場で働いている。
ただし家出した妹さんを探すのが本来の目的だから、仕事は不定期の非正規雇用だ。毎日出勤するわけではない。
それでたまにだが、私と一緒にアステリオスさんのお店で短期の仕事を受けることがあった。
「ありがとう。妹もなかなか見つからないし、滞在費を稼がないとね」
サスケはアステリオスさんに笑顔で礼を伝えた。
ちなみに妹さんの件はちょっと面倒なことになっている。
ここプティアの街の評議長であるエルフのフレイさんに調査をお願いしていたのだが、実はもう見つかってはいるのだ。
しかし、本人がサスケに会うことを拒否しているらしい。
「あの意地っ張り目め」
サスケはそう悪態をついていたが、本人の了承がなければ行政としてもサスケに居場所を伝えるわけにはいかない。
(ここ異世界でも個人情報の問題が……サスケも大変だけど、フレイさんたちお役所の人たちも大変だな)
個人情報とか、この手の話になると面倒ごとが多そうだ。うるさく言ってくる人もいるだろう。
私はフレイさんの端正な顔を思い浮かべながら少し同情した。
すると、私の脳内の映像と現実の視覚の映像とが重なった。
お店の入り口からそのフレイさん本人が入って来たのだ。
「おや、クウさんにサスケさん。奇遇ですね」
フレイさんは私たちにすぐ気づき、笑顔を向けてくれた。
にこやかに挨拶をしただけなのに、その美しい微笑みに私の胸はキュンとしてしまった。この超絶イケメンは表情だけで人を殺すことができる。
「こんにちは、フレイさん。フレイさんもお食事ですか?」
「ええ、ランチのついでに役所からの依頼書を届けに来ました」
ランチと聞いたサスケは意外そうな顔をした。
「珍しいね、エルフはあんまりお肉食べないイメージだけど」
「私もステーキはあまり食べませんよ。ですが、ここはラタトゥイユなどの野菜料理も絶品なんです。あと、私はソレが好きなのでソレだけで出してもらいます」
ソレ、と言いながらフレイさんはステーキの横を指さした。
付け合せの甘いニンジンだ。正式名称はニンジンのグラッセという。
(フレイさん……変なものが好きなんだな。あれが好きでわざわざ注文する人って見たことがない)
私はイケメンエルフの意外な嗜好をちょっぴり面白いと思った。
そんなフレイさんはアステリオスさんに書類の束を手渡した。
「アステリオスさん、今回の役所からの依頼はこれだけです」
「おう、確かに受け取ったぜ。評議長自らお疲れさんだな。しかし……この量か。最近多いな」
「ええ。ここのところモンスターも増えていますし、それによって様々な物品の需要も増えています。討伐、採取、製造、輸送……役所ではどうやってもさばき切れないので、なんとか優秀な方たちにご紹介いただければ……」
フレイさんはそこまで言ってから、ふと私たちの方へ目を向けた。
「そうだ、クウさんとサスケさんにはこちらの討伐依頼をお願いできませんか?」
フレイさんは紙の束から一枚を引き抜いた。そしてテーブルの上に置く。
「おいおい、うちの仲介料をハネるつもりかよ」
「ははは、ここで頼む以上ちゃんとお店にもお支払いしますよ」
冗談めかしたアステリオスさんに、フレイさんは笑って応じた。
「北東の沼地に発生したハンズの群れの討伐です。クウさんの主戦力はスライムでしたし、ちょうどいいのではないでしょうか」
私は依頼書に目を落としながら尋ねた。
「ハンズ……って、どんなモンスターなんですか?」
私の質問にはアステリオスさんが答えてくれた。
「ハンズは手だけのモンスターだ。前腕から先だけの生き物だと思えばいい。強い思いを残して死んだ生物が手だけモンスター化したものだとか言われてはいるが……実際のところ、その発生メカニズムはよく分かっていない。ただ戦闘能力も手だけだから、基本的にはあんまり強いモンスターじゃないな」
手だけのモンスター。
私はうちのスケさんを思い出した。
「スライムとも相性がいいんですか?」
その質問にはサスケが答えてくれた。
「スライムと相性がいいのはハンズじゃなくて沼地だよ。スライムは乾燥が苦手だから、沼地なんかは理想的な環境なんだ。パフォーマンスが多少上がるね」
「なるほど……あんまり強いモンスターじゃないなら受けてみよっか」
私はサスケにそう言ってみたが、アステリオスさんが警告してくれた。
「あんまり甘く見ないほうがいいぞ。ハンズがなぜ『ハンド』じゃなく『ハンズ』と呼ばれているのか、それはどんどん仲間を呼んで増えていくからだ。気づけばどうしようもない数に囲まれて逃げることすらできない、なんて事態もありうる」
私はその光景を想像してゾッとした。スケさんが何十匹もいて周りを囲んでいるようなものだろう。
フレイさんがアステリオスさんの説明を補足してくれた。
「ハンズの中には仲間を増やす力の強い個体がいます。今回の討伐依頼はハンズの群れを倒すというよりも、大量発生の原因となっているその個体を倒してほしい、というものですね。もちろん見つからなければ数を減らしてもらうだけでもある程度の報酬をお支払いしますが」
依頼の要点を理解した私はサスケの方を見た。
「だいたい分かったけど……どうしよう?」
サスケは少しだけ考えてから答えた。
「僕はやってみてもいいと思うよ。ボスの個体を探すのに無理しなければ、そんなに危険はないんじゃないかな?それに……」
サスケは自分の腰に下がったY字型の物体を叩きながらニヤリと笑った。
「僕の新兵器も試してみたいしね」
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