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【悪魔はそこに居る】完結
しおりを挟むダークサスペンスでしょうか?
【悪魔はそこに居る】でじおとでじこレッド /清水セイカ 完結
可愛い───。
そんな言葉で丸ごと愛されてみたい。
だけどその言葉に相応しいのは……。
今西詩(いまにし うた)は従姉妹の九条美園と暮らしている。
ある日美園が彼氏を家に連れてくると言う。その彼氏とは、数ヶ月前に別れたばかりの詩の元カレ・新谷だった。
複雑な思いを抱く詩に、バイト仲間の伊崎が自分が彼氏役をすれば場を凌げると提案する。
詩に新しい彼氏が出来たと知った美園は……。
詩に忍び寄る悪魔の影、その姿とは────。
怪しさ満載なのに、全く従姉妹を疑わない主人公。少しは疑ったらどうかね?って思いながらも読み進める。
あからさまな美園の嫌がらせを受けてるのに気づかない主人公はかなり鈍感な印象。
そして、ずっと闇展開(笑)
登場人物にまともな人が居ない(笑)
美園の感情は愛憎に近いのかなぁ、なんて思いました。好きなのに、嫌い。
詩の持っているものは全部欲しい。見下して自分を保つ。あんまり良いものではないけれど。
詩と美園の共依存感は怖いものがありました。
ストーリーを読んでいると主人公のお人好しさや、優柔不断な部分が、引き起こした部分も、あるんじゃないの?って思えたり。
自分の目で確かめることは大切だと思いました。
絵はちょっと波があって、ブレがあります。すごい綺麗って訳ではないかもです。
ダークサスペンスが読みたいあなたへ!
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