漫画に鬼課金している私が、漫画を紹介してみた!

霜月@サブタイ改稿中

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【菜の花の彼―ナノカノカレ―】完結

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 めちゃくちゃ重たい少女漫画。



【菜の花の彼―ナノカノカレ―】桃森ミヨシ /鉄骨サロ 完結




 中学時代のトラウマがもとで素直に恋ができない菜乃花。



 でも街で男の子のやさしい言葉を耳にした菜乃花は思わず告白する。



 顔を見る前にーー。



 恋に傷つき、恋に癒される、これは、そんな物語。




 なんていうか、終始、悲観的で、悲劇的。




 ときめき、きゅん要素なし。




 主人公のナノカの悲劇のヒロイン感と、私私私!!!感がすごい。




 1番悲劇的なのはナノカの元彼なのかな。不器用で、ナノカを傷つけてしまい、それから、成長を繰り返すのですが。



 ナノカへの執着が半端ない!!!!



 どこまで執着するんだ!!!ってくらい粘着。そこまで執着したにも関わらず、最後まで報われない。



 そして、そこまでナノカに執着した理由も明かされなかった。(何故……)



 疑問が残る。



 主人公ナノカは新しい彼氏にどんどん夢中に。なんていうか、私私なので、無神経な言動は多く、自分がまいた種で自分で苦しんでる感がある。



 心理描写はリアリティがあり、それがとても重い漫画へと変化させている。



 ギャグ要素などは皆無。



 絵は可愛らしく、綺麗なのに、ヒステリックなストーリーはその可愛らしさを打ち消す。



 全然爽やかに見えない(笑)



 記憶失くした時、タカト(元彼)と二年間過ごし、タカトのことを好きになるのですが、タカトとは結ばれず、ハヤタを選ぶ。



 なんの二年間ですか? 状態。記憶が戻ったら、あっさりその二年間を捨て、半年付き合ったハヤタを選ぶ。



 本当にタカトが1番の悲劇者です。



 あと、からすま要らない……。



 なんていうか、難しいね。
 悲劇を題材にしているからでしょうか?



 思いは重い。


 後悔先に立たず。



 私にはタカトがいいやつなのか悪いやつなのかよく分からなかったなぁ。



 紛れの悪い、ラストでした。



 結局は私私のナノカの自己満なのかもしれない。



 なんていうか、内容が多いので、そこまで注ぎ込むなら、丁寧に描いて欲しい心理描写や深掘りしてほしいところがいくつもある。



 その辺綺麗に描かれていたら、もっとハマったかもしれない。



 まぁ、これだけてんこもりストーリーなのだから、ぼやんと締めるくらいがちょうど良いのかもしれないな。



 悲劇的なNLが読みたいあなたへ!



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