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50話(3)#こたつでいちゃらぶ中に妹と鉢合わせ?!あれ?!この状況を隠し通せ?!
しおりを挟むこたつに入ったまま、睦月と向かい合って、一緒に寝転がる。1人用の幅に2人で入るのは、狭い。でもこの窮屈さがお互いの身体を密着させる。睦月の髪についている埃が目に入り、指先で取った。
「ありがとう……って、ちょっとぉ~~今、床に捨てたでしょ!!」
「え? どうせ明日も掃除機かけるんでしょ?」
「かけるけどさぁ~~今掃除したばっかり……んっ」
睦月の頬に手を添え、忙しなく動く唇を塞ぐ。私を見つめ、求めるように口唇が開いた。舌を差し込むと、睦月の舌が絡みつき、唾液で唇が濡れた。
今日は能動的にキスをしてくれる。思わず、その積極性に、受け身になる。
「っん……んんっ…んふ……んっ…んっんんっん…ふ…」
情欲を高めるように激しく舌を深く絡め合う。口内で唾液の糸が交錯する。重なる口付けが、幸せな気持ちを共有させた。
「んんっ…んっふ……はぁっ……」
口唇を離すと、唾液が私と睦月を繋いだ。まだキスしかしていないのに、とろんと甘えた瞳で見てくる睦月に感情が昂る。剥き出しになってる首筋が色っぽく見えて、口付けする。
ちゅっ、ちゅ。
「……っ…ん…あっ…あんまり……派手につけちゃ…だめだよ?」
「…………」
まだ、付けてないんですけど。赤く染めた頬と、潤んだ瞳でそんな風に言われると『付けてくれ』と頼まれているようにしか思えない。
「……付けて欲しいの?」
「ばっ!!! 違っっ!!!」かぁあぁあ。
付けて欲しいやつですね。はいはい。赤くなった睦月を見て、クスリと口元に笑みが溢れる。可愛い。唇を湿らせ、睦月の首筋に吸い付いた。
「ーーっあっ……もぉっ……んっ……ぁっ…」
何度も何度も、繰り返し吸い付き、赤い愛の証を睦月の首筋に付けていく。赤くまだらになった首筋を手のひらで撫でた。
「……はぁ……こたつ、あつっ……」
「睦月さんといちゃいちゃしてると暑くて堪りませんね……」
睦月が身体を起こし、三角巾とエプロンを脱ぎ始める姿を見て、私も身体を起こした。
「こっちの方もあつく……と、思いましたけど、だいぶ暖まってるみたいですね」
「あっ!! ちょっ!! 待っ……」
ジャージの上から優しく幹を撫でると、睦月の身体がビクっと反応した。可愛い。
「あれあれ? おっきくなっちゃった?」
「やめっ……卯月が帰ってくる!!! んっ……はぁっ…」
ジャージの中に手を入れ、幹を下着ごと優しく包む。幹の先端が下着に擦れ、じんわりと湿りを見せた。
「ふふ。濡れちゃってるみたいだけど?」
「如月が触るからでしょっ……ぁあっ…もぉっ……はあっ…」
こたつのせいなのか、頬が真っ赤だ。垂れ下がった目尻と熱く漏らす甘い吐息に、性欲が掻き立てられる。
「もう、可愛すぎ」
「ぇえ……??」
下着の中に手を入れ、びくんと跳ねた幹を手のひらで包み込む。あたたかい。先端からは蜜が滲み、ねちゃねちゃする。
「んぁっ……きさらぎっ…あついぃ~~……でちゃうっ……」
「はぁ……もう貴方には敵わない」
どさ。
睦月に覆い被さり、手を上下させ擦り上げる。睦月の身体が私の手に合わせ、小刻みに震え始めた、その時、玄関先で物音がした。
ガチャ。
「ただいまぁ~~!! 星奈とカフェで勉強してたら帰るの遅くなっちゃったぁ!!」
「!!!」
「!!!」
蕩けていた顔が一気に青ざめ、玄関の方を睦月と一緒に振り返る。睦月の顔をちらりと見た。固まっている。これは脳内パニック状態!!! ギシギシと足音がこちらへ向かっている!!!
このタイミングで卯月さんが帰ってくるとは!!! まだ挿れてはいない!!! 大丈夫!!!(?)
睦月の下着から手を抜く。ん? んん??? 手に広がる異様な、ねっとり感。手のひらを確認する。ねちゃあ。って、おぃいぃいぃい!!!! だしちゃったの?!?! このタイミングで?!?!
睦月を見ると両手で顔を隠して、目を合わせないようにしている。もうっ!!! 一度この魔の手は隠すしかない!!! 睦月の下着の中に魔の手を入れた。
「……そこ隠すとこ違うと思う」
「どこに隠せって言うんですか!!! 早いんですよ!!!」
「だってぇ……なんか気持ちよくて……でちゃったんだもん……」
そうこうしているうちに卯月さんがリビングに来た。まだ覆い被さったまま!!! こたつの中だから、見えなくもないか……?
「何やってんの?」
「えっと……(睦月さん言って)」
「……こたつの掃除……(無理だってぇ)」
「な訳ねーだろ」
流石にそれは通らないって!!! 卯月がそばに寄って来て、私たちを見下ろす。こたつが暑くて汗が出る、というよりは嫌な汗が流れる。
「なんでお兄ちゃん、如月に押し倒されてるの?」
「……好きだからっ!!!」
「はぁ?」
「…………(睦月さぁん……)」
とりあえず、睦月さんから下りよう。魔の手は下着から抜かず、向かい合って寝転がる。寝転がった反動で睦月の幹に指先が触れた。
「ぁあっ……ん゛っ」
「ちょっと!!!」
睦月の口元を片手で塞ぐ。今、変な声出さないで!!! ただでさえ良くない状況なのに!!!
「なんでお兄ちゃん、今えっちな声出したの?」
「え?」
「え゛?」
睦月と顔を見合わせる。『俺は無理です』みたいな顔で、片手を左右に振り、私へ訴えてくる。いやいやいやいや!!! 私も無理ですって!!!
「ねぇ、なんで??」
「えっと……そういう性質です」
「は……(何言ってんの?!)」
「はぁ?」
「そういう性質なので、無意識に出ちゃうのです」
睦月の幹の先端を指の腹で擦った。
「ああっ……ばかあっ……」
「ほら、この通り」
「なるほど。分かった(?)」
「……おまっ…覚えとけよ……真顔で意味わからんこと卯月に教えやがって……」
睨みつけてくる睦月の頭を優しく撫でる。解決したのだからいいじゃん。卯月は納得(?)したのか、荷物を置きに、違う部屋へ行ってしまった。
「もう。怖い顔しないで」
「んっ……だっだめっ…ご飯作らなきゃ……やっ……そんなとこ…まだお風呂も…んぁっ…はぁっあっ」
下着の中の手を後ろへ這わせ、尻の割れ目を指先で撫でる。睦月が身を震わせた。可愛い。窄みに指先を沈み込ませ、押し開く。
まぁ、卯月さんも居るし(なんかリビング来ないけど)もうすぐご飯だから、奥まで指先は入れない。それでも二本の指先は甘く締め付けられる。
「ダメっていう割にはよく締まるね」
「卯月…いるっ…これ以上は…はあっ…んっ…だめっ…はぁ…あっ…んっ………もっとぉ………ほしぃ……」
「言ってることが矛盾してるよ?」
「~~~~っ……」
ふふ、可愛い。少ししか挿れてない指先をいやらしく動かす。蜜で指が濡れているせいか、くちゅくちゅと水音が立った。垂れ下がった瞼から少しだけ見える瞳がいじらしい。
くちゅくちゅ。
「あっ…んっ…ぁっ…はぁっ…きさらぎっ…指……もっと…んぁっ…あっ…奥……はあっ」
「だーめ。この続きはまた後でね」
指先を引き抜き、優しく頬に口付けした。ここでやめるのは私も名残惜しいけど。
「うぅ~~っ…はぁ…はぁ…ぱんつの中ぐしょぐしょなんだけどぉ……」
「それは早く着替えなくちゃね」
恥ずかしそうに睦月がこたつから起き上がった。睦月の下腹に、つい目がいってしまう。下着の中を濡らしまくる睦月さんに負けず劣らず、私も相当えっちだ。服の上からでも分かる膨れ具合に、頬が赤く染まる。
「如月、なんで赤くなってるの?」
「べつに」
「俺のことえっちな目で見たんでしょーー!!! ばかぁ!!!」
「えっ?!」
睦月に背中をぽかぽか叩かれながら、一緒に脱衣所へ向かった。
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