如月さん、拾いましたっ!

霜月@サブタイ改稿中

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43話(3)#ねこ分からせ?! にゃあって言わないと気持ちよくなれません?!

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「んっ……んんっん…はぁ…ん…んん…ふ…んっ……」


 舌を絡めて深く触れ合う。猫耳姿で頬を赤らめ、キスを交わす睦月に身体の熱は、いつもより巡るのが早くなる。可愛い。


「っんはぁっ……ワンピース脱ごうかぁ? また思い出したりするんじゃないの?」
「今日はできる気がする」
「なにそれ」


 気持ちの問題かもしれない。そもそも自分もシスターの格好している時点で、これ、どうなの? 状態である。


 それでも性的欲求は湧き上がる。黒いストッキングに包まれた脚に触れた。いつもと違う感触に下腹が熱くなる。なんか燃える!!!(?)


「シスターがそんなことしていいんですかぁ?」


 煽るような目で見つめる睦月に、自分の中に眠る欲望が目を覚ます。


「ぇえ? 今から奉仕をするんですよ?」


 脚に触れた手をスカートの中へと忍ばせ、下腹を撫でる。睦月の身体が微かにピクッと動いた。


「やっ……」
「どんな奉仕がお好みですか? 子猫ちゃん」
「ど、どんなって……その……」
「うん?」


 顔が赤くなっている。何か言いづらいアレなのだろうか? そんな羞恥プレイ(と予想)私もそんなに対応出来ませんけど。


「……如月がしたいやつに付き合う」
「分かりました。ねこ分からせプレイでよろしくお願いします」
「え゛?」
「ふふ。楽しくなってきましたね」


 下腹へ忍ばせた手を幹に添え、ゆっくり撫でた。


 *


「あっちょっ……はぁっ」


 ストッキングの上から撫でられる手はいつもより気持ちよく感じる。これは気分のせい? それともストッキングのせい?


 いや、そんなことよりなんか変なプレイが始まったんですけど!!! ねこ分からせプレイとは?!?! どういうアレですか?!?!


 自分の中で普通にえっちしたい気持ちと、この変なプレイをしてみたいという気持ちが入り混じる。


「このままでいいの?」
「んっ……このままはやだ……」
「にゃあでしょ。分かんないの?」


 顎がグイっと持ち上げられ、如月の唇が押し付けられる。少しだけ開いていた口唇から、如月の舌が捩じ込まれた。強引な如月の行動に胸の鼓動は早くなり、頬が赤く染まる。


「んっ~~っんっんん…ふ…んっんっっんはあっあっ」


 口付けが離されても、幹を撫でる手は止まらない。下腹が少しずつ追い詰められ、膨れ上がる。


「で、何して欲しいの?」
「…はぁっ…んっ…直でさわって欲しいにゃあ……」
「ふふ。よく出来ました。可愛いね」


 恥ずかしくて顔が赤くなる。如月がクスッと笑いながら俺の頭を撫でる。うぅ。何このプレイ~~っ。猫の格好も、ねこの真似も恥ずかしい。


「ねぇこっちにおいでねこちゃん」
「わぁっ」


 手が引っ張られた。後ろから抱きしめられる形で、如月の膝元に座る。もう完全に捕まった。ねこ分からせプレイとやらをやるしかない。


 やるって決まると、途端にえっちな気分になる。もっと分からせられた……って、もぉ~~っ何この思考っっ!!! へんたいか!!! こんな思考、絶対如月には知られたくない!!!


 目線を上げ、如月を見つめる。早く続きがシたい。もっと触って?


 思いが伝わったのか、手が腹筋に触れ、そのまま、下へ下へと這ってくる。そのまま下着の中へ手が入ってきた。幹に手が添えられる。


「あ……」


 ねちゃ。


 先端から溢れる蜜を如月が指先で触ってくる。


「もう濡れてる」
「やっあっ……」


 如月の手が幹を包み込む。先ほど、先端を触られたせいか、にちゃりと水音を立てた。幹を包む如月の手のひらがあたたかい。


「しかもいつもより大きくなるの早いよ?」
「そっそれはぁ……ぁあっ」


 ゆっくり擦りあげられ、身体がびくりと震える。


「膝曲げて両脚もっと開いて?」
「やっやだぁ……恥ずかしい……」
「にゃあは? もう忘れたの?」
「ぇえっ?! あっやめっあっ」


 急に手が上下に早く動き出し、気持ち良さが下腹を中心に身体全体へと広がっていく。気持ちよくて、目尻が下がってしまう。


「あっはぁ…そんな早くだめぇっんっあっ」
「脚開いて、恥ずかしいにゃあは?」
「んっはぁっやっ…」


 ゆっくり膝を上に向けて曲げ、両脚を開いていく。ワンピースの裾で脚の間は見えないとはいえ、このポーズは恥ずかしい。頬を真っ赤に染めながら、口を開く。


「はっ…恥ずかしいにゃあ…んっ…はぁ…やっ」
「恥ずかしいの? そう~~」


 下着の中で動く手が止まらない。約束と違う。いや、そもそも、言ったからってやめるとは如月は言ってない!!! 騙された!!!


「あっやっでちゃうっだめぇっあっ」
「私の膝の上で、でちゃうの?」


 如月の言葉に余計に頬が赤く染まる。限界の近づく下腹は、先端から蜜がとろりと溢れてくる。


 ねちゃにちゃ。


「あっもぉっ本当にでちゃうっあっ…んんっ」
「ふふ」


 背筋にゾクゾクと快感が走った。でちゃったぁ。生暖かいものが下着の中に広がる。その感覚が恥ずかしくて目を伏せた。


 *


「下着の中がぐちゅぐちゅだよ? お着替えしないと」
「えっ?」


 ストッキングと下着をゆっくり下げていく。脱がされたストッキングから出る睦月の生脚に、下腹に熱が籠る。全部脱がすのはやめよう。片足だけはかせとこ。この方がえっち。


 一本の指先で窄みをなぞってみる。


「はぁあっちょっ」
「あれ? どうしたの?」


 クス。敏感だね。


「ここ、欲しいんじゃない?」


 いやらしく、なぞり続け、睦月のおねだりを待つ。


「ぁあっやっ……指っ……挿れてにゃあ……」
「こういう時はちゃんとねこで言えるんだね」


 赤く染まった頬と潤んだ瞳で見つめてくる睦月に感情が昂り、潤滑剤で濡らした指先を窄みに飲み込ませた。


「んぁあっ……はぁっ……」


 くちゅぬちゅ。


「あっやっ…やめっんっあっだめっ」


 音を立てながら、力を加え沈み込ませる。音と指先に反応し、睦月が甘い鳴き声を上げながら、私の腕の中で身体を震わせた。可愛い。


 せっかくの猫。にゃあって言いながら喘ぐ姿も見てみたい。


「ねぇ、にゃあって言いながら鳴いてみてよ」
「ぇえっ?」


 二本の指先で押し開きながら、肉壁をたどり、奥へ進める。感じるところの一歩手前で、指先を止め、動かし、焦らす。


「んっ…あっ…はあっ…ん~~っぁっ…はぁ」
「にゃあって言って鳴かないと、もっと気持ちよくなれないよ?」


 くちゅぴちゅ。


 指を動かすたびに、濡れた水音が室内に響く。閉じそうになる睦月の脚に片手で触れ、脚を閉じないように腿を押さえる。


「ぁっあっ…やっ…んっにゃあ…っ…にゃあんっ」


 かっ、可愛い!!!


 目をとろんとさせ、ねこのように鳴く睦月に下腹が膨れ上がる。今日は挿れるつもりはなかったが、挿れたくなってきた。どうしよう。


「きさらぎっ? はぁっ…んっ…やっ…奥……んっ…指突いてにゃあっ……あっ…」


 追加にゃあおねだり!!!


 か、可愛い……ねこ可愛い……はぁはぁ…挿れちゃおうかな……はぁ……いやでも今日は我慢……はぁ~~っ!!!


「きさらぎ……? まっ…まだぁ?」
「ごめんごめん、今やるよ」


 指先で感じるところを突くと、甘く締め付けられた。熱く湿った内部に指先は溶けてしまいそう。だけど、睦月もまた、私の指先に翻弄され、溶けそうだ。


「あっあっやっ…あっ…はあんっぁあっ…んっやあっ」
「にゃあは? ねこちゃんでしょ?」


 激しく指先で突く。腕の中で睦月がビクビクと震えている。腿を押さえている手からも、震えが伝わってくる。


「んっはぁっにゃあっんっあっにゃあんっはぁっ」


 睦月の顔を覗き込むと、潤んだ瞳に涙をたっぷり浮かばせ、気持ち良さそうに目尻を垂らしていた。可愛い。


「ねぇ、ここ気持ちいいの?」
「もぉ聞かないでっ…ぁあっやあっんっ」
「教えてよ、睦月さん」


 指先を動かせば、動かすほど、指先への締め付けがきつくなる。この締め付けは私の指先を強請ねだっているようにしか思えない。


 くちゅくちゅ。


「ねぇ、気持ちいいの? ふふ」
「あっんっはぁ…気持ちいいっ…あっ…にゃあっ…」
「自主的に、にゃあって言えて偉いね」


 窄みにめり込ませていた指先をゆっくり抜き、睦月の頬に触れ、私の方を向かせる。だらしなく開いた口元から垂れている涎を親指で拭う。


「ハッピーハロウィン、睦月さん」
「ハッピーハロウィン、如月……ん」


 唾液で濡れ、色付いた口唇に優しく唇を重ねた。



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