如月さん、拾いましたっ!

霜月@サブタイ改稿中

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42話(5)#早く俺を抱いて?!ずっとお預けだったせいで欲情も快感も止まらない?!

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 とはいえ、このねこセットは如何なものか? 付けます? コレ。こんなの付けたら俺、お嫁に行けなくなっちゃうよ? まぁ、如月のとこしかお嫁には行かないけど。


 じぃ。如月を見つめる。


「如月のハロウィンコスは?」
「え?」
「え?」
「用意してませんけど……」


 おぃいいぃいいぃい!!!! それもう、コンセプトからズレちゃってんだろうがぁあぁあぁああぁあ!!!!


 俺だけコス(しかもねこ)じゃ、それハロウィンでもなんでもないですから!!! ただの如月の癖に付き合うの図ですからぁあぁあぁああ!!!!


「如月、これはハロウィンえっちじゃない」
「え? ハロウィンえっちはするんですか?」
「する」
「…………(意外とコス好きなのかな)」
「俺が如月のコスを用意する」
「…………(怖……)」


 ねこコスセットをソファへ置き、如月のシャツの裾を掴んだ。


「はっ……早く……俺を抱いてよっ……」


 自分で言って恥ずかしくて、頬が赤く染まる。羞恥で目線をパッと横に逸らす。如月がどんな顔をしているのか、見れない。


「ーーっんっ!!!」


 急に肩を両手で掴まれ、強引に口付けされた。


 *


 顔を赤く染め、恥ずかしげに私を誘う睦月に性欲が掻き立てられ、思わず、無理やり唇を重ねる。


 睦月さんだけじゃない。私だってずっと我慢してきた。目の前に居る、可愛くて、愛しくて、えっちな恋人に、欲情が止まらない。


「んっんん…はぁっ…ん…っん…はぁっ…んんっん~~っ」


 呼吸を合わせながら、何度も何度も、唇を押し付け、キスをする。愛情を伝え、確かめ、睦月の唇の感触を感じる。愛してる。愛してるよ。睦月さん。


「はあっ……如月っ……」
「今日はすごく甘えた瞳をしてるね。口、開けて?」
「ん……あっちょっ…あっ…ここでっ? 恥ずかしいっ……ベランダ開いてる……」


 睦月を床に座らせ、ゆっくり押し倒す。濡れたスラックスの上から片手を這わせながら、睦月の顎を持つ。


「だって睦月さん、濡れててすごくえっちなんだよ? 自分がどんな姿してるのか分かってるの?」
「あっ…やあっ…んっ……し、知らないっ……はぁっ……んんっん~~っ」


 薄く開いた口唇に口付けし、スラックスの上から優しく幹を撫でながら、舌を差し込んだ。撫でるだけで、睦月が身体をビクッと震わせる。下がりそうになっている目尻が可愛い。


 とろけるにはまだ早いよ。


「んっんんっはぁっんっん~~っんっんはあん…んっんんふ…んっ」


 私に口を塞がれているせいか、籠った声をあげている。そんな声も可愛い。時々漏れる、甘い吐息も鳴き声も全て飲み込む。


「~~っはあっ……あっあっ…やっ…あっ…んっ」
「まだ服の上から撫でてるだけだよ」


 幹を撫でるたびに睦月が肩を何度も震わせる。直接触ったらどうなっちゃうのかな? 敏感な反応にクスッと笑みが溢れる。


「こんなえっち格好で外、歩いてきたの?」
「ふぇっ?! んっはぁっ…」
「悪い子だ」


 シャツのボタンをひとつずつ丁寧に外していく。濡れたシャツは、肌が薄ら透けていやらしい。私以外の誰かの目に触れたかと思うと妬ける。


 こんなえっちでいやらしい睦月さんは誰にも見せたくない。私だけのもの。


 さぁ、全てのボタンが外せた。シャツを広げ、肌着を捲り上げると、桃色の綺麗な突起が露わになる。指先で軽く弾いた。


「ぁあっ…んっ…はぁ……」
「今日は胸だけでイケちゃうんじゃない?」


 人差し指で執拗に左の突起を擦りながら、右の突起に口付けする。睦月をチラリと見ると、完全に目尻が下がり、とろんとした瞳で私を見つめていた。ふふ。可愛い。


「はぁっん…あっ…あっ…んっぁあっ…はぁっ如月っ……」


 背中のシャツが睦月に掴まれ、手を一度止める。なにかな? 頬に軽く口付けし、睦月を見つめる。ちゅ。


「どうしたの?」
「ん……あ……えと…………」
「んーー?」
「…………」


 顔を真っ赤にして、中々言わない。おねだりかなぁ? 察してやってあげてもいいけど、言ってほしいなぁ。


「ほら、言ってごらん? シて欲しいことはなんでも叶えてあげるよ」
「あっ……ちょっ…やっんっ…言うからっ触るの待っ…あっ…やっ」


 親指と人差し指で突起をつまみ、擦る。睦月の身体が小さくビクッと動く。さっきより強く背中のシャツが握られる。


「んっ…はぁっ…もっとぉ…んっ…噛んでもいいからぁっ…ぁあっ」
「噛んで欲しいの? い、いいけど……」


 睦月の受け具合(?)に少し困惑しながら、突起に唇をつける。舌で軽く周囲を舐め、愛撫する。


「あっ……んっ…はぁ…やっていいよ……ん…はぁ……」
「ちょっ……」


 頭が睦月に押され、胸元に顔がつく。まだか、まだかと、とろんとした目で私を見つめてくる。その私を求める瞳に身体の中が熱くなる。


「はぁあんっ……」


 痛くないように、突起を優しく甘噛みする。かり。甘噛みしながら、突起を立たせた。唾液に濡れて、いやらしく光を見せる。その光にそそられ、反対側も同じように甘噛みした。


「やぁあっ…んっ…はぁっ…」


 ぐしゃ。


 私の頭を押さえる睦月の手が、髪の毛を掴んだ。


「気持ちいいの?」
「んっ……もっと攻めてぇ……」
「攻めて欲しいのはこっちかな?」


 睦月のスラックスのボタンを外し、腹筋に沿いながら手を下半身へと進める。腹筋がピクピクとせわしなく動く。ふふ、可愛い。


 下着の上にそっと手を添え、撫でる。下着の上からでも分かる。湿っぽい。相当、感じている証拠。


「下着が濡れちゃってるよ。この下はどんな風になってるのかな?」
「やっ…あっ……はぁ…あっ…んっあっ…だめぇっ…」
「ふふ。触る? 触らない? どうする?」
「ぁあっ……触ってぇ…んっはぁ…あっ」


 真っ赤な頬。潤んだ瞳。甘えるような鳴き声に感情が昂る。それだけじゃない。下腹が熱く、とても疼く。


 睦月の下着の中に手を入れ、幹を包み込む。下着の中でも分かる。硬く大きく、きゅっと持ち上がり、先端からは蜜が溢れている。こんなに膨れ上がって可愛い。


 指先で優しく、先端の蜜を拭う。


「やっやめっあっぁあっ」
「先っぽ弱かったの?」


 睦月の顔が真っ赤に染まっている。可愛い。もっと触りたくなる。ゆっくり手を上下に動かす。蜜を拭ったせいか、ねちゃにちゃと、手が滑る。


「きさらっぁあっ…おれっあんまやるとっあっんっ……イッちゃあっ」
「分かってるってば」


 目を潤ませ、手の動き合わせビクビク震える睦月が可愛い。でも今日はちゃんと加減するよ。


「ふふ。こんなに大きくなっちゃって可愛いね」
「やめっあっ…はぁんっ…もぉっ…あっ…やぁっ」


 もうそろそろストップかな。蜜でどろどろになった手を下着から抜く。この蜜も愛しいよ。汚れた手で睦月の頬を擦り付けるように触る。べと。


 頬から蜜が垂れる様がいやらしくえっちで、睦月へ更に欲情する。


「そろそろ後ろが疼いているんじゃない?」
「…………」かあぁあ。


 図星かな? 私の言葉を聞き、睦月の顔が、耳まで真っ赤に染まった。ソファに手を伸ばし、カバンからゴムを取り出す。


「カバンに毎日入れてるの?」
「入れてるよ? ローションも」
「…………(へんたい……)」


 指先にゴムをはめ、潤滑剤をかけた。準備完了。睦月の膝を掴み、ゆっくり割開く。スラックス、下着と、一枚一枚、丁寧に脱がせた。


 2本の指先を淫らな窄まりにゆっくりと飲み込ませていく。


 ぐちゅ。


「んぁあっっあっ…あっ…やっ待っあっ」
「まだ第二間接くらいまでしか入ってないよ」
「もぉイキそうっ…ああっ…んっはぁっ」


 大丈夫かな? まぁいっか。後ろでイク分には感度が上がるし、都合が良い。押し開きながら、奥へ指先を進める。


 くちゅぐちゅ。


「だっだめぇっ…あっんっはぁ…やぁっんっ…」
「ダメじゃないくせに」


 肉壁をたどり、前立腺を目指す。睦月さんの気持ちいいところ。あたたかく湿っている中は、私の指を強請ねだるように、甘い収縮を繰り返す。


 今にも涙が溢れそうな垂れた瞳。赤く染まった頬。半開きのだらしない口元。快楽に溺れ、もっと乱れた貴方が見たい。


 睦月の頬についた蜜をぺろりと舐め、指先で感じる部分を突いた。



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