195 / 306
42話(5)#早く俺を抱いて?!ずっとお預けだったせいで欲情も快感も止まらない?!
しおりを挟むとはいえ、このねこセットは如何なものか? 付けます? コレ。こんなの付けたら俺、お嫁に行けなくなっちゃうよ? まぁ、如月のとこしかお嫁には行かないけど。
じぃ。如月を見つめる。
「如月のハロウィンコスは?」
「え?」
「え?」
「用意してませんけど……」
おぃいいぃいいぃい!!!! それもう、コンセプトからズレちゃってんだろうがぁあぁあぁああぁあ!!!!
俺だけコス(しかもねこ)じゃ、それハロウィンでもなんでもないですから!!! ただの如月の癖に付き合うの図ですからぁあぁあぁああ!!!!
「如月、これはハロウィンえっちじゃない」
「え? ハロウィンえっちはするんですか?」
「する」
「…………(意外とコス好きなのかな)」
「俺が如月のコスを用意する」
「…………(怖……)」
ねこコスセットをソファへ置き、如月のシャツの裾を掴んだ。
「はっ……早く……俺を抱いてよっ……」
自分で言って恥ずかしくて、頬が赤く染まる。羞恥で目線をパッと横に逸らす。如月がどんな顔をしているのか、見れない。
「ーーっんっ!!!」
急に肩を両手で掴まれ、強引に口付けされた。
*
顔を赤く染め、恥ずかしげに私を誘う睦月に性欲が掻き立てられ、思わず、無理やり唇を重ねる。
睦月さんだけじゃない。私だってずっと我慢してきた。目の前に居る、可愛くて、愛しくて、えっちな恋人に、欲情が止まらない。
「んっんん…はぁっ…ん…っん…はぁっ…んんっん~~っ」
呼吸を合わせながら、何度も何度も、唇を押し付け、キスをする。愛情を伝え、確かめ、睦月の唇の感触を感じる。愛してる。愛してるよ。睦月さん。
「はあっ……如月っ……」
「今日はすごく甘えた瞳をしてるね。口、開けて?」
「ん……あっちょっ…あっ…ここでっ? 恥ずかしいっ……ベランダ開いてる……」
睦月を床に座らせ、ゆっくり押し倒す。濡れたスラックスの上から片手を這わせながら、睦月の顎を持つ。
「だって睦月さん、濡れててすごくえっちなんだよ? 自分がどんな姿してるのか分かってるの?」
「あっ…やあっ…んっ……し、知らないっ……はぁっ……んんっん~~っ」
薄く開いた口唇に口付けし、スラックスの上から優しく幹を撫でながら、舌を差し込んだ。撫でるだけで、睦月が身体をビクッと震わせる。下がりそうになっている目尻が可愛い。
とろけるにはまだ早いよ。
「んっんんっはぁっんっん~~っんっんはあん…んっんんふ…んっ」
私に口を塞がれているせいか、籠った声をあげている。そんな声も可愛い。時々漏れる、甘い吐息も鳴き声も全て飲み込む。
「~~っはあっ……あっあっ…やっ…あっ…んっ」
「まだ服の上から撫でてるだけだよ」
幹を撫でるたびに睦月が肩を何度も震わせる。直接触ったらどうなっちゃうのかな? 敏感な反応にクスッと笑みが溢れる。
「こんなえっち格好で外、歩いてきたの?」
「ふぇっ?! んっはぁっ…」
「悪い子だ」
シャツのボタンをひとつずつ丁寧に外していく。濡れたシャツは、肌が薄ら透けていやらしい。私以外の誰かの目に触れたかと思うと妬ける。
こんなえっちでいやらしい睦月さんは誰にも見せたくない。私だけのもの。
さぁ、全てのボタンが外せた。シャツを広げ、肌着を捲り上げると、桃色の綺麗な突起が露わになる。指先で軽く弾いた。
「ぁあっ…んっ…はぁ……」
「今日は胸だけでイケちゃうんじゃない?」
人差し指で執拗に左の突起を擦りながら、右の突起に口付けする。睦月をチラリと見ると、完全に目尻が下がり、とろんとした瞳で私を見つめていた。ふふ。可愛い。
「はぁっん…あっ…あっ…んっぁあっ…はぁっ如月っ……」
背中のシャツが睦月に掴まれ、手を一度止める。なにかな? 頬に軽く口付けし、睦月を見つめる。ちゅ。
「どうしたの?」
「ん……あ……えと…………」
「んーー?」
「…………」
顔を真っ赤にして、中々言わない。おねだりかなぁ? 察してやってあげてもいいけど、言ってほしいなぁ。
「ほら、言ってごらん? シて欲しいことはなんでも叶えてあげるよ」
「あっ……ちょっ…やっんっ…言うからっ触るの待っ…あっ…やっ」
親指と人差し指で突起をつまみ、擦る。睦月の身体が小さくビクッと動く。さっきより強く背中のシャツが握られる。
「んっ…はぁっ…もっとぉ…んっ…噛んでもいいからぁっ…ぁあっ」
「噛んで欲しいの? い、いいけど……」
睦月の受け具合(?)に少し困惑しながら、突起に唇をつける。舌で軽く周囲を舐め、愛撫する。
「あっ……んっ…はぁ…やっていいよ……ん…はぁ……」
「ちょっ……」
頭が睦月に押され、胸元に顔がつく。まだか、まだかと、とろんとした目で私を見つめてくる。その私を求める瞳に身体の中が熱くなる。
「はぁあんっ……」
痛くないように、突起を優しく甘噛みする。かり。甘噛みしながら、突起を立たせた。唾液に濡れて、いやらしく光を見せる。その光にそそられ、反対側も同じように甘噛みした。
「やぁあっ…んっ…はぁっ…」
ぐしゃ。
私の頭を押さえる睦月の手が、髪の毛を掴んだ。
「気持ちいいの?」
「んっ……もっと攻めてぇ……」
「攻めて欲しいのはこっちかな?」
睦月のスラックスのボタンを外し、腹筋に沿いながら手を下半身へと進める。腹筋がピクピクとせわしなく動く。ふふ、可愛い。
下着の上にそっと手を添え、撫でる。下着の上からでも分かる。湿っぽい。相当、感じている証拠。
「下着が濡れちゃってるよ。この下はどんな風になってるのかな?」
「やっ…あっ……はぁ…あっ…んっあっ…だめぇっ…」
「ふふ。触る? 触らない? どうする?」
「ぁあっ……触ってぇ…んっはぁ…あっ」
真っ赤な頬。潤んだ瞳。甘えるような鳴き声に感情が昂る。それだけじゃない。下腹が熱く、とても疼く。
睦月の下着の中に手を入れ、幹を包み込む。下着の中でも分かる。硬く大きく、きゅっと持ち上がり、先端からは蜜が溢れている。こんなに膨れ上がって可愛い。
指先で優しく、先端の蜜を拭う。
「やっやめっあっぁあっ」
「先っぽ弱かったの?」
睦月の顔が真っ赤に染まっている。可愛い。もっと触りたくなる。ゆっくり手を上下に動かす。蜜を拭ったせいか、ねちゃにちゃと、手が滑る。
「きさらっぁあっ…おれっあんまやるとっあっんっ……イッちゃあっ」
「分かってるってば」
目を潤ませ、手の動き合わせビクビク震える睦月が可愛い。でも今日はちゃんと加減するよ。
「ふふ。こんなに大きくなっちゃって可愛いね」
「やめっあっ…はぁんっ…もぉっ…あっ…やぁっ」
もうそろそろストップかな。蜜でどろどろになった手を下着から抜く。この蜜も愛しいよ。汚れた手で睦月の頬を擦り付けるように触る。べと。
頬から蜜が垂れる様がいやらしくえっちで、睦月へ更に欲情する。
「そろそろ後ろが疼いているんじゃない?」
「…………」かあぁあ。
図星かな? 私の言葉を聞き、睦月の顔が、耳まで真っ赤に染まった。ソファに手を伸ばし、カバンからゴムを取り出す。
「カバンに毎日入れてるの?」
「入れてるよ? ローションも」
「…………(へんたい……)」
指先にゴムをはめ、潤滑剤をかけた。準備完了。睦月の膝を掴み、ゆっくり割開く。スラックス、下着と、一枚一枚、丁寧に脱がせた。
2本の指先を淫らな窄まりにゆっくりと飲み込ませていく。
ぐちゅ。
「んぁあっっあっ…あっ…やっ待っあっ」
「まだ第二間接くらいまでしか入ってないよ」
「もぉイキそうっ…ああっ…んっはぁっ」
大丈夫かな? まぁいっか。後ろでイク分には感度が上がるし、都合が良い。押し開きながら、奥へ指先を進める。
くちゅぐちゅ。
「だっだめぇっ…あっんっはぁ…やぁっんっ…」
「ダメじゃないくせに」
肉壁をたどり、前立腺を目指す。睦月さんの気持ちいいところ。あたたかく湿っている中は、私の指を強請るように、甘い収縮を繰り返す。
今にも涙が溢れそうな垂れた瞳。赤く染まった頬。半開きのだらしない口元。快楽に溺れ、もっと乱れた貴方が見たい。
睦月の頬についた蜜をぺろりと舐め、指先で感じる部分を突いた。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる