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41話(4)#一泊二日富山旅行!! アウェーのえっちは初めて並に緊張します?!
しおりを挟む睦月さんがめちゃくちゃ緊張している。
緊張して顔を赤く染め、子犬みたいに震えている。(※如月にはそう見える)そういう姿も可愛いんだけど、残念ながら私はえっちがしたい。
覆い被さったまま、15分程度、時間が過ぎた。そろそろ、タイムを終了して頂きたいところ。布団を抱え、口元を両手で隠し、気まずそうにしている睦月に声をかけた。
「睦月さん、タイムの加減は如何ですか?」
「えっ…えっと……中々の緊張具合です……」
「なるほど」
大丈夫とか本番に強いとかなんとか言ってたような気がするけど、大丈夫ではなさそう。
もはや、初めてのえっちに緊張している女の子が目の前に居る感覚である。
少し高級な部屋を取りすぎたかな? もっと年季(?)が入ったなんていうか馴染みやすい部屋の方が睦月さんにはホーム感があって良かった?!?! アウェー過ぎたか?!?!
とりあえず、意思確認して、今日どうするか決めなくては。無理強いはしたくない。
「睦月さんはどうしたい? 今日はやめたい?」
「やめたくはない」
一応、私とえっちしたいという意思はあるらしい。なるほど。ならば、するしかあるまい!!!
睦月が抱き寄せている布団を退かし、睦月と身体を触れ合わせる。そっと睦月の前髪を掻き上げ、安心させるように、額へキスをする。
ちゅ。
「大丈夫だよ。痛くないし、怖くない」
「もぉ~~人が処女みたいに言わないでくれる?」
強張っていた睦月の顔が綻びた。良かった。安心して、私にも笑みが溢れる。緩んだ睦月の頬に、優しく頬擦りをする。
「あはっ…なに如月っ…くすぐったいっ」
「好きです、大好きですよ。睦月さん」
かけ衿の隙間から手を入れ、腹筋にそっと触れる。角を立てず、なだらかに割れ目に沿って指先で撫でる。
「っん……」
「綺麗に割れてる」
「なっ…なに……もぉ……」
「わざわざ割ったんでしょ?」
私のために。
小さく睦月が頷く。愛しくて可愛い人。かけ衿の隙間から見えた腹筋に口付けする。ちゅ。
「んっ……」
指先を腹筋から胸の突起へ移動させる。親指の腹で突起を擦ると、睦月の身体が小さくビクッと反応した。可愛い。
「んっ……ぁっ……はぁ……んっ……あっ」
「ふふ。可愛い。見せて? 身体」
「……はっ…恥ずかしいっ」
なんだか初心に戻った気分。慎ましい反応を見せる睦月に性的欲望が湧く。かけ衿を持つと、睦月が頬を赤らめた。もう照れてるの?
「まだめくってないよ、睦月さん」
「~~っっだってぇ~~」
そっとかけ衿を広げると、桃色の綺麗な先端が目に入った。顔を近づけ、円を描くように突起を舐める。這わせた舌に睦月が小さく肩を震わせた。可愛いよ、睦月さん。
「ぁあっ……んっ…ぁっ…はぁ…如月っ…」
「なに? 睦月さん」
唇で突起を挟むと、背中をぎゅっと掴まれた。感じているの? 唇で軽く先端を引っ張り上げ、立たせる。
「はぁんっ…あっ……」
「反対側はどうする?」
「はっ…反対側も……やって……?」
私を見つめたり、逸らしたり、恥ずかしそうしながらおねだりする様子に、下腹が熱くなる。反対側の尖りも同じように、唇で挟み、立たせる。
「っん…はあっ……あっ…んっ……はぁっ」
気持ち良さそうに甘い吐息を吐く睦月が可愛くて、親指と人差し指で、先端を摘み、擦り合わせる。くにくに。
「やっ…あっ……はぁんっ…あっ…んっ…だっ…だめっ……あっ」
「だめなの? じゃあこっちはいいのかな?」
胸の先端を摘んだり、離したりして、刺激を与えながら、反対の手を腹筋に沿って、下へ下へと忍ばせていく。
「だっだめっ…あっやっ…んっ…はぁっ…如月っ待っんっぁあっ」
ねちゃ。
下着の中へ手を入れると湿りを感じた。蜜で濡れている。もうこんなにおおきくなっちゃって、可愛いなぁ。睦月の幹を手で包み込む。
「ふふ。下着がびしょ濡れだよ。そんなに気持ち良かった?」
「~~っっ」
私の問いに睦月の頬が真っ赤に染まる。気持ち良かったんだね、可愛い。手を上下に動かし、ゆっくり擦り上げる。溢れた蜜が、にちゃねちゃと水音を立て、手を滑らせる。
「いやらしい音がするの、聴こえる?」
「やっ…んっ…あっやめっ…ぁあっ…やっ…言わないでっ…はぁっ」
手のひらを通じ、容赦なく攻め上げる。先ほどより、大きくなっている。擦り上げる度に、睦月が身体をビクビクと震わせ、熱い吐息を漏らす。可愛い。感じている姿に抱きたいという気持ちが昂ってくる。
「はぁっ…やあっ…んっ…あっ…如月っでっでちゃう…あっ…んっやっ…はぁっ」
「でちゃうの~~ほんとう~~」
我慢するような表情を見せる睦月にそそられ、思わず、手を早く動かしてしまう。
「やっ…もぉっ…でちゃうってばぁっ…あっ…んっはぁっ…如月っやめっ…んっあっもぉむりっはぁっんんっ」
「あ」
睦月の身震いと共に、手の中にあたたかいものが広がった。下着の中から手を抜く。ねちゃあ。手のひらにべっとりついた白濁を睦月へ見せる。
「出ちゃったね」
「如月のせいでしょ~~っ」
「でもお楽しみはこれからだよ?」
手のひらについた白濁をぺろりと舐めると、睦月が顔を赤く染めた。この白濁も貴方の一部。愛しい。
「恥ずかしいから舐めなくていい~~っ」
「そう? それともおくちでする?」
「なんでそうなるのっ」
睦月の下着に手をかけ、ゆっくり下ろすと、まだまだこっちは元気らしく、びくりと跳ね出た。かけ衿をサッと閉じ、隠される。可愛いのに。
「なんで隠すの~~」
「もぉ~~元気すぎて恥ずかしいんだってばぁ」
「元気なくらいが丁度いいですよ」
「なにそれ~~」
指先にゴムを被せ、潤滑剤をたっぷりかけ、窄みに指先を飲み込ませていく。温かくて、湿っぽい。2本の指先がきゅっと甘く締め付けられる。
くちゅくちゅ。
「んあっ…あっやっ…はぁっ…んっあっはぁ…んっ…ぁあっ」
力を加えて、奥へ奥へと沈み込ませた。指先が熱い。肉壁をなぞるたびに、睦月の目が半開きになり、だらしなく口が開く。湿った内部を押し開きながら、感じるところへ指先を向かわせた。
「ここかなぁ?」
「ああっやっ…はぁあっ…だめっあっんっ…んっあっ…やあっ」
感じる部分を突くと、指先の締め付けが更にきつくなる。その甘い締め付けに愛しさを感じる。もっと、もっと感じてほしい。その一心で、熱く溶けそうな指先を動かし続ける。
「だめっあっやっ…んっはぁあっ…ぁっあっきさらっやあっだめぇっ…んっぁあっ」
目尻が垂れ、半開きの目に涙を浮かべ、じぃっと私を見つめる。いやらしくて、綺麗で鼓動が早くなる。とろんとした瞳は、私の指先を強請っているように思え、更に激しく指で突く。
ぐちゅぐちゅ。
「んぁっあっやあっだめぇっ…イッちゃ…はぁっやっんっ…ぁあっぁあっあ…んっあっだめっぁああっ~~っっ」
身体を小刻みにビクビク震わせ、睦月が私の首にぎゅっとしがみついた。睦月さんが熱い。腿から震えを感じる。ドライでイッちゃったかな? 優しく頭を撫でた。
「はぁっ…はぁ…俺もぉ…むりぃ…はぁ…如月ぃ…挿れてぇ……」
「もう~~せっかちなんだから」
「せっかちちがう~~っはぁっ…」
指先を窄みから引き抜くと、潤滑剤がとろりと溢れ出た。いやらしい。ゴムを手に取り、封を切る。睦月が急に身体を起こし、ゴムを持つ私の手首が睦月に掴まれた。
「おっ…俺が付ける!!」
「え? 付けてくれるの?」
「うん!!!」
可愛くて、思わずクスッと笑みが溢れる。たどたどしい手つきで、被せる姿は愛おしさしかない。
「如月、出来たぁ~~」
「ありがとう」
睦月の肩に触れ、押し倒す。脚を左右に割り開き、両脚の間に入り込む。睦月の手に、私の手を重ねて指を絡める。ぎゅっと握った。
「挿れる、けどその前にキスしよ?」
「うん。ねー、俺からしてもいい?」
「どうぞ?」
重ねた手を離すと、睦月の両手が私の頬を包み込んだ。顔が睦月に引き寄せられ、ゆっくりと唇が触れ合う。
「ん……んん……んっ……ん」
顔を傾け、私を食すように、唇を何度も啄んでくる。舌、入れてよ、睦月さん。薄っすら口唇を開き、睦月を誘い出す。
「っん…ん……んふ……っんん……ん…ふ…」
薄く開けた口唇に舌が差し込まれた。
薄目を開けて睦月を見ると、目が合った。大きな瞳を細くして、柔らかい笑みを浮かべている。
睦月の幸せそうな笑みに居心地の良さを感じ、噛みしめるようにもう一度、瞼を閉じる。
ただ、幸福だけを感じながら、舌先を深く絡め合った。
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