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37話(4)#スーツの脱がし合い?!シャツと下着姿に俺も攻めたい?!

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 夕飯、お風呂、寝支度、全て済ませた。リビングの明かりを落とす。薄暗いリビングで1人、スーツを手に取る。


 ゆるっとしたルームウェアを脱ぎ、シャツに袖を通す。睦月さんはリビングに居ない。『待ってる』なんて私に耳打ちしたくらいだから、寝室で待っているのだろう。


「ネクタイいるかな?」


 まぁ、ネクタイは色々使えるし(?)締めていこう。きゅっ。スラックスを穿き、上着を羽織る。準備は出来た。私は一度この格好でえっちしてると思うんだけど、睦月さんに刺さったのかな。


 髪の毛を縛りながら、寝室へ向かう。寝室の扉に手をかける。私が後から寝室に入ることなんて、殆どないだけに少し緊張する。ゆっくり扉を開けた。


「お待たせ、睦月さん」
「遅いよ、如月」


 ベッドに座る睦月に近づく。確かにスーツというのはそそられる。甘い顔の睦月さんも、スーツのせいか、色っぽく見える。


 折角、スーツを着ているのだから、オフィスラブを楽しまなきゃね。睦月の手を引っ張り、ベッドから下ろし、立たせた。



 *



「わっ…ちょっと!!!」
「資料取りに行くのにどれだけ時間かかってるの?」
「へ?」


 なんか始まったんですけど!!! 如月に手を引っ張られ、壁側まで、連れて行かれる。背中が壁に当たり、両手は如月に掴まれ、頭上へ持ち上げられた。恥ずかしい。


「……資料見つからなくて……」
「……ここには私たち以外誰も居ませんね」
「こ、こんなところでだめっ……」


 如月の手が、スラックスにしまってあるシャツを抜く。シャツの下から肌に触れ、腹の割れ目に沿って忍んでくる。胸筋を目指し、這ってくる手に身体が熱を持つ。


 如月の作り上げた雰囲気が、会社にいるような気持ちを錯覚させる。掴まれた手は手と手が重なり合い、指の間に如月の指が差し込まれた。俺もまた、指先を差し込む。


「あっ待っんっ…んん……ふ……っん…んっ…ふ……んっはぁっ」


 如月の顔が近づき壁に押し付けられるように唇が重なる。お互い、差し込んだ指先に力を入れた。如月を求め、口唇を少し開き、舌を覗かせる。


「そんな顔して本当にダメなの?」
「だっんん…っん…ふ……んんっん…ふ…」


 貪るように唇が塞がれた。発した言葉は如月に飲み込まれていく。薄く開いた口唇から、如月の舌先が入ってきた。ねっとりと舌を絡ませ合い、熱を分ける。


 シャツの下を這っていた手が胸の突起に触れた。身体がビクッと反応し、声が漏れてしまう。


「んんっ…んふっ……ん…ん……んんっ…んはぁっあっ…ぁっ」


 胸の突起が指先で何度も弾かれ、身体が小さく震える。先端が弾かれたり、擦られたり、つままれたり、刺激される度に、下腹に熱が籠っていく。


「あっ…んっ…はぁ…あっ…だめっ…あっちょっ待っここで? 慣らっあっ」


 ベルトが抜かれ、スラックスの中へ手が入ってきた。下腹に沿いゆっくりと指先が下着の中へ侵食する。やがて、手が幹に添えられた。


「ぁあっ…だめっ……んっ……ぁっ…あっんっ……」
「ダメっていう割りには身体はすごく素直だね」


 ねちゃ。


 硬くおおきくなった幹から蜜が溢れ、それごと一緒に擦り上げられる。静かな寝室にいやらしい粘着音が鳴り響き、恥ずかしくて頬が染まる。


「んっ…あっ…はぁ……ぁあっ…やっ…んっ…」


 緩急をつけて上下する手に、身体がビクビクし、熱くなる。きちんと開かない目で、如月を見る。クスッと笑みを浮かべ、艶やかな瞳で俺を見てくる。


 気持ち良さで身体に力が入りにくい。壁に沿って背中がずりずりと下がってしまう。


「ちゃんと立って?」
「脚に力が入らなっんっ…あっ…はぁ…あぁっ」


 きちんと立てない俺を如月が支え、ベッドへ向かう。ベッドの前まで行くと、そのまま押し倒された。


「ちょっ…如月っ」
「スラックス、脱ごっかぁ~~」


 スラックスだけでなく、下着まで脱がされていく。恥ずかしくて、掛け布団を手繰り寄せ、隠す。


「ふふ。可愛い。上も脱ごうね~~」
「わっ待っ…あぁっもぉ~~っ」


 布団は剥ぎ取られ、ネクタイがシュルッと抜かれた。シャツのボタンがひとつずつ外され、胸筋が露わになる。如月がネクタイに指先をかけ、緩め始めた。その色っぽさに鼓動が速くなる。


「如月のスラックス……俺が脱がせても良い?」
「いいですよ」


 がちゃがちゃとベルトを外し、ホックを外す。スラックスに手をかけ、下ろすと、膨れ上がった下着が目に入り、ドキッとする。


 ……えっち。


 手を伸ばし、上着を肩から下ろす。


「上も脱がしてくれるんですか?」
「うん……」


 袖から腕を抜き取る。シャツと緩んだネクタイ姿の如月に感情が昂り、気づかないうちに、如月の肩へ手を乗せ、体重をかけていた。


「ちょっ……睦月さん?」
「なんか攻めたくなった。たまには良いでしょ」


 如月に覆い被さり、膨れ上がった下着の中へ手を入れる。あたたかくて、湿っぽい。硬くおおきい幹を手で包み込む。


「んっ……たまにはって……この前代わったばっかりでしょ!」
「あれから2回俺がねこやった!!」
「なんて明確な数字!!! えっ? 本気でリバるつもり?! えっ嘘っ待っああっ」


 溢れる蜜と一緒に擦り上げ、一度手を止める。手より、お口の方が得意なんだよね。如月もその方が気持ちいいと思うし。お口でしようかな。


 ゆっくり下着を下ろす。蜜を溢れさせた幹が、びくりと頭を振って、飛び出した。片手で幹を優しく持つ。


「ちょっ…睦月さん?!」
「大丈夫だって、気持ちいいから~~」
「いや、そういう問題じゃ……んっはぁっ」


 舌先で幹へ触れると、燃え上がるような熱さを感じた。俺に欲情して溢れた蜜。愛しくて、綺麗に舐め取る。舌先が先端に触れると、如月の身体がビクッと震えた。可愛い。


「あっ……だめ……んっ…はぁ…あぁっ…はぁ」
「ダメって言ってもやめないからぁ~~」


 この前、ダメって言っても全然やめてもらえなかったんだから(やめて欲しかったわけじゃないけど)俺だってやめない。


 根本から先端に向かって、舐め上げる。切れ長の目尻を下げ、トロンとした瞳で俺を見つめる艶っぽい表情が、自分の中に眠る性的欲求を呼び起こす。


「んっ…睦月さ…あっ…んっ…あんまりやると……はぁ…あぁっ…んっはぁ…」
「ちゃんと、加減するよ」


 裏側に舌を這わせる。如月が身体を震わせながらシーツをギュッと握った。感じてる。可愛い。絶頂まで誘導するように、先端から咥え、舌で愛撫する。


「睦月さぁんっ…もうだめっ…んっ…はぁっ…あぁっ…んっ…」


 如月の甘い鳴き声が好き。もう少し聴いていたいけど、そろそろやめないと出ちゃうかな。


 そっと、口内から取り出す。蜜と唾液が如月の幹と俺の口唇を繋ぎ、糸を引く。如月がうっとりと俺を見つめながら、身体を起こした。


「なに?」
「えっちだなぁって。その顔」
「え?」


 目を細め、クスッと笑い、指先にゴムを付け始める如月に、背筋がゾクっとする。(良い意味で)


「私がやられてるだけだと思った?」
「へ? あっちょっ待っやめっんあっっ」


 お返しとばかりに、肩を強く押され、背中がベッドについた。下着が脱がされていく。如月の2本の指先が、ゆっくりと俺の中へめり込む。


 ぐちゅ。


 頭より、身体の方が、この先にある快楽をよく知っている。指先を求めるように、肩が大きく震え、身体の中へ熱が巡った。


「んぁああっやぁあっ」


 *


「ふふ。さっきまでの威勢はどこ行っちゃったのかな?」
「あっあっんっ…はぁんっぁっやっ…んっだめぇっあっ」


 肉壁をなぞり、睦月さんの1番感じるところへ指先を進める。一瞬にして、大きな瞳が半開きになり、垂れ下がる。そんな睦月の表情が愛しくて、指先を動かしながら、唇を触れ合わせた。


「っん……んっんん…はぁあっ…ん…んん…はぁっぁあ…っんっん」


 息継ぎの度に漏れる甘い鳴き声。貴方の蕩けるような唾液も、熱い吐息も、全て私のもの。大きく口唇を開け、何度も触れ合わせる。口付けから全て私の中へ取り込む。


「~~はぁっ…んっあっあっ…ああっだめぇっんっはぁっ…んあっ」
「ダメ? でもここじゃないの? 全部知ってるよ」
「ぁああ~~っ…はぁっあっ…んっぁあっやっ…」


 私の指先を求め、強請ねだるように収縮を繰り返す。甘く締め付けられる指先は熱くて溶けてしまいそう。求められるがまま、感じるところを何度も突く。


「んあぁあっきさらぎぃっ~~んっはぁっ…あっ…んっもぉ挿れてぇ~~っ」


 とろけた瞳に溢れそうな涙を浮かべ、真っ赤な顔で私のネクタイを引っ張ってくる。可愛い。最高のおねだり。引き寄せられるまま、軽く口付けする。


 ちゅ。


「ふふ。言われなくとも」
「んぁああっっ…はぁ…んあっ…はぁ…んっはぁっあっ」


 自身にゴムを被せ、睦月の脚を割り開く。擦り付けるように窄みへ潜り込ませた。ゆっくり引いては、また深く埋め込み、奥深くまで侵していく。気持ち良さそうに睦月の顔は歪み、口元からは涎が垂れた。


「だらしない顔。気持ちいいの?」
「はぁっ…あっ…ぁあっんっはぁ…んあっあっきもちぃっやぁっ…んっはぁっ」


 一度、腰を振るのをやめ、瞳がとろんと垂れ下がった睦月を見つめる。


「このままでいいのかなぁ?」
「やだぁ~~っ……」
「どうして欲しいのか言ってごらん?」
「奥もっとぉ……突いてぇ……」


 甘い猫撫で声を出しながら、私の頬を指先で撫で、次第に指先が唇に触れる。睦月の人差し指と中指が私の下唇を押し、口内へ入ってきた。


 



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