174 / 250
37話(4)#スーツの脱がし合い?!シャツと下着姿に俺も攻めたい?!
しおりを挟む夕飯、お風呂、寝支度、全て済ませた。リビングの明かりを落とす。薄暗いリビングで1人、スーツを手に取る。
ゆるっとしたルームウェアを脱ぎ、シャツに袖を通す。睦月さんはリビングに居ない。『待ってる』なんて私に耳打ちしたくらいだから、寝室で待っているのだろう。
「ネクタイいるかな?」
まぁ、ネクタイは色々使えるし(?)締めていこう。きゅっ。スラックスを穿き、上着を羽織る。準備は出来た。私は一度この格好でえっちしてると思うんだけど、睦月さんに刺さったのかな。
髪の毛を縛りながら、寝室へ向かう。寝室の扉に手をかける。私が後から寝室に入ることなんて、殆どないだけに少し緊張する。ゆっくり扉を開けた。
「お待たせ、睦月さん」
「遅いよ、如月」
ベッドに座る睦月に近づく。確かにスーツというのはそそられる。甘い顔の睦月さんも、スーツのせいか、色っぽく見える。
折角、スーツを着ているのだから、オフィスラブを楽しまなきゃね。睦月の手を引っ張り、ベッドから下ろし、立たせた。
*
「わっ…ちょっと!!!」
「資料取りに行くのにどれだけ時間かかってるの?」
「へ?」
なんか始まったんですけど!!! 如月に手を引っ張られ、壁側まで、連れて行かれる。背中が壁に当たり、両手は如月に掴まれ、頭上へ持ち上げられた。恥ずかしい。
「……資料見つからなくて……」
「……ここには私たち以外誰も居ませんね」
「こ、こんなところでだめっ……」
如月の手が、スラックスにしまってあるシャツを抜く。シャツの下から肌に触れ、腹の割れ目に沿って忍んでくる。胸筋を目指し、這ってくる手に身体が熱を持つ。
如月の作り上げた雰囲気が、会社にいるような気持ちを錯覚させる。掴まれた手は手と手が重なり合い、指の間に如月の指が差し込まれた。俺もまた、指先を差し込む。
「あっ待っんっ…んん……ふ……っん…んっ…ふ……んっはぁっ」
如月の顔が近づき壁に押し付けられるように唇が重なる。お互い、差し込んだ指先に力を入れた。如月を求め、口唇を少し開き、舌を覗かせる。
「そんな顔して本当にダメなの?」
「だっんん…っん…ふ……んんっん…ふ…」
貪るように唇が塞がれた。発した言葉は如月に飲み込まれていく。薄く開いた口唇から、如月の舌先が入ってきた。ねっとりと舌を絡ませ合い、熱を分ける。
シャツの下を這っていた手が胸の突起に触れた。身体がビクッと反応し、声が漏れてしまう。
「んんっ…んふっ……ん…ん……んんっ…んはぁっあっ…ぁっ」
胸の突起が指先で何度も弾かれ、身体が小さく震える。先端が弾かれたり、擦られたり、つままれたり、刺激される度に、下腹に熱が籠っていく。
「あっ…んっ…はぁ…あっ…だめっ…あっちょっ待っここで? 慣らっあっ」
ベルトが抜かれ、スラックスの中へ手が入ってきた。下腹に沿いゆっくりと指先が下着の中へ侵食する。やがて、手が幹に添えられた。
「ぁあっ…だめっ……んっ……ぁっ…あっんっ……」
「ダメっていう割りには身体はすごく素直だね」
ねちゃ。
硬くおおきくなった幹から蜜が溢れ、それごと一緒に擦り上げられる。静かな寝室にいやらしい粘着音が鳴り響き、恥ずかしくて頬が染まる。
「んっ…あっ…はぁ……ぁあっ…やっ…んっ…」
緩急をつけて上下する手に、身体がビクビクし、熱くなる。きちんと開かない目で、如月を見る。クスッと笑みを浮かべ、艶やかな瞳で俺を見てくる。
気持ち良さで身体に力が入りにくい。壁に沿って背中がずりずりと下がってしまう。
「ちゃんと立って?」
「脚に力が入らなっんっ…あっ…はぁ…あぁっ」
きちんと立てない俺を如月が支え、ベッドへ向かう。ベッドの前まで行くと、そのまま押し倒された。
「ちょっ…如月っ」
「スラックス、脱ごっかぁ~~」
スラックスだけでなく、下着まで脱がされていく。恥ずかしくて、掛け布団を手繰り寄せ、隠す。
「ふふ。可愛い。上も脱ごうね~~」
「わっ待っ…あぁっもぉ~~っ」
布団は剥ぎ取られ、ネクタイがシュルッと抜かれた。シャツのボタンがひとつずつ外され、胸筋が露わになる。如月がネクタイに指先をかけ、緩め始めた。その色っぽさに鼓動が速くなる。
「如月のスラックス……俺が脱がせても良い?」
「いいですよ」
がちゃがちゃとベルトを外し、ホックを外す。スラックスに手をかけ、下ろすと、膨れ上がった下着が目に入り、ドキッとする。
……えっち。
手を伸ばし、上着を肩から下ろす。
「上も脱がしてくれるんですか?」
「うん……」
袖から腕を抜き取る。シャツと緩んだネクタイ姿の如月に感情が昂り、気づかないうちに、如月の肩へ手を乗せ、体重をかけていた。
「ちょっ……睦月さん?」
「なんか攻めたくなった。たまには良いでしょ」
如月に覆い被さり、膨れ上がった下着の中へ手を入れる。あたたかくて、湿っぽい。硬くおおきい幹を手で包み込む。
「んっ……たまにはって……この前代わったばっかりでしょ!」
「あれから2回俺がねこやった!!」
「なんて明確な数字!!! えっ? 本気でリバるつもり?! えっ嘘っ待っああっ」
溢れる蜜と一緒に擦り上げ、一度手を止める。手より、お口の方が得意なんだよね。如月もその方が気持ちいいと思うし。お口でしようかな。
ゆっくり下着を下ろす。蜜を溢れさせた幹が、びくりと頭を振って、飛び出した。片手で幹を優しく持つ。
「ちょっ…睦月さん?!」
「大丈夫だって、気持ちいいから~~」
「いや、そういう問題じゃ……んっはぁっ」
舌先で幹へ触れると、燃え上がるような熱さを感じた。俺に欲情して溢れた蜜。愛しくて、綺麗に舐め取る。舌先が先端に触れると、如月の身体がビクッと震えた。可愛い。
「あっ……だめ……んっ…はぁ…あぁっ…はぁ」
「ダメって言ってもやめないからぁ~~」
この前、ダメって言っても全然やめてもらえなかったんだから(やめて欲しかったわけじゃないけど)俺だってやめない。
根本から先端に向かって、舐め上げる。切れ長の目尻を下げ、トロンとした瞳で俺を見つめる艶っぽい表情が、自分の中に眠る性的欲求を呼び起こす。
「んっ…睦月さ…あっ…んっ…あんまりやると……はぁ…あぁっ…んっはぁ…」
「ちゃんと、加減するよ」
裏側に舌を這わせる。如月が身体を震わせながらシーツをギュッと握った。感じてる。可愛い。絶頂まで誘導するように、先端から咥え、舌で愛撫する。
「睦月さぁんっ…もうだめっ…んっ…はぁっ…あぁっ…んっ…」
如月の甘い鳴き声が好き。もう少し聴いていたいけど、そろそろやめないと出ちゃうかな。
そっと、口内から取り出す。蜜と唾液が如月の幹と俺の口唇を繋ぎ、糸を引く。如月がうっとりと俺を見つめながら、身体を起こした。
「なに?」
「えっちだなぁって。その顔」
「え?」
目を細め、クスッと笑い、指先にゴムを付け始める如月に、背筋がゾクっとする。(良い意味で)
「私がやられてるだけだと思った?」
「へ? あっちょっ待っやめっんあっっ」
お返しとばかりに、肩を強く押され、背中がベッドについた。下着が脱がされていく。如月の2本の指先が、ゆっくりと俺の中へめり込む。
ぐちゅ。
頭より、身体の方が、この先にある快楽をよく知っている。指先を求めるように、肩が大きく震え、身体の中へ熱が巡った。
「んぁああっやぁあっ」
*
「ふふ。さっきまでの威勢はどこ行っちゃったのかな?」
「あっあっんっ…はぁんっぁっやっ…んっだめぇっあっ」
肉壁をなぞり、睦月さんの1番感じるところへ指先を進める。一瞬にして、大きな瞳が半開きになり、垂れ下がる。そんな睦月の表情が愛しくて、指先を動かしながら、唇を触れ合わせた。
「っん……んっんん…はぁあっ…ん…んん…はぁっぁあ…っんっん」
息継ぎの度に漏れる甘い鳴き声。貴方の蕩けるような唾液も、熱い吐息も、全て私のもの。大きく口唇を開け、何度も触れ合わせる。口付けから全て私の中へ取り込む。
「~~はぁっ…んっあっあっ…ああっだめぇっんっはぁっ…んあっ」
「ダメ? でもここじゃないの? 全部知ってるよ」
「ぁああ~~っ…はぁっあっ…んっぁあっやっ…」
私の指先を求め、強請るように収縮を繰り返す。甘く締め付けられる指先は熱くて溶けてしまいそう。求められるがまま、感じるところを何度も突く。
「んあぁあっきさらぎぃっ~~んっはぁっ…あっ…んっもぉ挿れてぇ~~っ」
とろけた瞳に溢れそうな涙を浮かべ、真っ赤な顔で私のネクタイを引っ張ってくる。可愛い。最高のおねだり。引き寄せられるまま、軽く口付けする。
ちゅ。
「ふふ。言われなくとも」
「んぁああっっ…はぁ…んあっ…はぁ…んっはぁっあっ」
自身にゴムを被せ、睦月の脚を割り開く。擦り付けるように窄みへ潜り込ませた。ゆっくり引いては、また深く埋め込み、奥深くまで侵していく。気持ち良さそうに睦月の顔は歪み、口元からは涎が垂れた。
「だらしない顔。気持ちいいの?」
「はぁっ…あっ…ぁあっんっはぁ…んあっあっきもちぃっやぁっ…んっはぁっ」
一度、腰を振るのをやめ、瞳がとろんと垂れ下がった睦月を見つめる。
「このままでいいのかなぁ?」
「やだぁ~~っ……」
「どうして欲しいのか言ってごらん?」
「奥もっとぉ……突いてぇ……」
甘い猫撫で声を出しながら、私の頬を指先で撫で、次第に指先が唇に触れる。睦月の人差し指と中指が私の下唇を押し、口内へ入ってきた。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる