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シャンデリア・ナイト
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「あの子?」
口もとを手で隠し、小さな声でささやく雛形。
「間違いない、あいつだ。酒井のシュートを片手で取った、怪力娘」
少し離れた席で、酒井がふり返る。
片桐は、『八木里子』と黒板に書きながら、
「転校生の、八木里子さんだ。今日から一年間、君らと一緒に勉強をする仲間だ。専攻は、ダンスだったね。えーと、ダンスと言えば ほら、あそこにいる九条くんと同じだ」
名前を呼ばれた九条が、後ろの席で顔を背ける。
「それじゃみんな、そういうわけだから、八木さんと仲良くしてやってね。八木さん、何かひと言、ある?」
「はい、えーと、三年C組のみなさん、只今ご紹介に預かりました、八木里子です」
しっかりと頭を下げてから、
「父の仕事の都合で、先月からこちらへ引っ越して来ました。この学校の事や、この街の事など、まだ分からない事が多いですので、みなさんから色々教えて頂けたら、うれしいです。よろしくお願いします」
教室のあちこちから、まばらな拍手が起こる。
「なんか、フツーの子じゃない?」
拍子抜けをした顔を見せる雛形。
「さあ、八木さん、君の席はあそこ、窓際の一番後ろ、金田くんの隣だ」
ニコニコしながら、机と机の間を歩いて行く八木、指定された一番後ろの席に座って、「あ」と言って隣の金田を見る。
「さっきのサッカーボールの人。金田くんって言うんだ。よろしくね」
そう言って八木は握手を求める。
「あ、ああ、よろしく」
二人、握手を交わした所で、金田、反対の手を出して、相手の二の腕の太さを確かめる。
「?」
「とりあえず、筋肉はないな」
「筋肉?」
そこへ突然、輝かんばかりの美しい女性が教室に入って来る。
「C組のみなさーん、はーい、おはようございまーす」
颯爽と教室に現れて、教壇に両手をついて、キラキラと輝きを放ちながら 教室を見渡すのは、リボルチオーネ高校の校長 兼 大女優である、天海景子だった。
「こ、校長だ!」
「本物の、天海景子だ!」
「うわー、やべー、大物女優感 ハンパねー」
『あざとい可愛さ』の先駆けとして、若い世代の間でブレイクした、アマケー(天景)スマイルを間近で見て、学生らは一時 騒然となる。
「はい みなさん、お静かに。……そこ、静かに。はい、ありがとう。
さてみなさん、どうして私が今ここにいるのか、それが分かる人ー」
右手を上げて、みんなに笑顔を向ける校長、そこに一つも手が上がらないのを目の当たりにして、ハッとして胸に手を当てる。
「えー! 一人もいないのー? ショックー」
がっくりと落胆する校長、教壇に両手をついたまま、こうべを垂れる。
「こらこら君たち、アレだよ、アレ」
窓の外に見える 森の中の建物を指差す片桐、その方向を見た学生のほとんどが「あ」と口を揃える。
「あなたたち三年C組は、『シャンデリア・ナイト』が開催できていない、唯一無二のクラスです。三年生にもなって、未だにシャンデリア・ナイトの目途さえ立っていない、とてつもなく残念なクラスです。これは開校以来の、由々しき事態です。その危機感が、あなたたちにはありますか?」
雛形がふり返って、ある? と口を動かす。
金田は口をとがらせて、それに答えないでいると、
「シャンデリア・ナイト?」と八木が金田の方を見る。
「あー そっかー。八木はまだ何も知らないのか」と金田、八木に顔を寄せて、
「この学校って、芸能学校だけあって、一風変わった伝統行事があるんだ。俺たち学生は、クラス単位で、シャンデリア・ナイトと呼ばれるメディア向けのイベントを開催しなきゃいけない。その開催時期は、在学期間中であれば、いつでもいいんだけど、開催をしないというのは、絶対に許されない。もし開催しなかったら、俺ら全員留年、この学校は卒業できない、そういう厳しい校則があるんだ」
「ふーん」
「その校則って、とにかく厳しくて、八木みたいな転校生にだって容赦ない、このままじゃ八木も卒業できない」
瞳を大きく、まばたきをくり返して、
「え? そうなの? 知らなかった」
腕を組んで、黒板の前を行ったり来たり、しながら天海校長、
「A組もB組も、もうとっくにイベントが終了しています。みーんな、二年生の内に開催が終わっています。それなのに どうしてこのC組だけがシャンデリア・ナイトを開催できないのか、私はその理由について真剣に考えました。そして、私はある答えを導き出しました」
そう言って、チョークを手にして『リーダー』という文字を黒板に書き出す。
「このクラスに足りないもの、それは、リーダーの存在です。このクラスには、リーダーという大切な存在が欠けているのです。シャンデリア・ナイトを開催するための、シャンデリア・ナイトを大成功させるための、リーダーの存在」
次第にざわつき始める教室。
「そして私は、今日、この場で、このクラスの中から、そのリーダーとなるシャンデリア・ナイト実行委員長を選任する事にしました」
教室の中に波紋が広がる。
「お、おい、この展開 ヤバくねーか?」
「C組はもう終わっているって。シャンデリア・ナイトなんて、もう無理無理」
「委員長なんて絶対やりたくない、みんな顔を伏せて」
アマケースマイルを浮かべて、校長、
「そうね。それじゃ、今からシャンデリア・ナイトの実行委員長を発表します」
この急な展開に、ついて行けない様子の学生たち、それらを涼しい顔をして、手摺りに寄り掛かって見守る片桐。
「シャンデリア・ナイトの実行委員長は、ドルルルルル、ジャジャーン。金田一也くん、あなたに決定です」
「ぬぁーにー⁉」
思わず席から立ち上がって、頭を抱える金田。
「なんで俺がこんな落ちこぼれのクラスの面倒見なきゃいけないんだ⁉」
美しく腕を組んで、人差し指をあごに当てる校長。
「あら? 金田くん、私の人選に何かご不満でも?」
「ご不満どころの騒ぎじゃねー、こんなやる気のないクラス、シャンデリア・ナイトなんて絶対出来っこねー! それを勝手にリーダーを決めて開催しろだなんて、こんなの罰ゲームだ! ほら見ろ、高木に、海老原、あいつら自分じゃなくて良かったってツラしている! こんな誰もやりたくない役に任命されて、誰が素直に「はい」って引き受けるんだ!」
校長は少し口を尖らせて、
「ふーん、そう。それじゃあ、んーっと、隣の八木里子さん、あなたをシャンデリア・ナイトの『副』委員長に任命します」
すると八木は立ち上がって、
「はい」
「はい じゃねー! なんでそんなにすんなり引き受けるんだよ!」
片桐先生が金田の所にやって来て、
「ダメだよ金田くん、さっきから取り乱し過ぎだよ。ジタバタしない。校長先生の言う事は絶対だよ」
「もう一度言うわ、金田くん。あなたをシャンデリア・ナイトの実行委員長に任命します。あなたはこの一年で、三年C組を一つにまとめて、必ずや シャンデリア・ナイトを開催しなさい。これは、命令です。決定事項です。その使命を途中で投げ出したり、逃げ出したりする事は、この私が許しません」
「ぐぬぬぬぬ」
「あら? まだ何か不満そうな顔をしているわね。そう、じゃ いいわ。どうして私が金田くんを委員長に選んだのか、その理由が知りたかったら、後で校長室に来なさい」
そう言って、颯爽と教室を後にする校長、最後に顔だけ出して、
「そうそう、来週 私の写真集『マスターピース』が発売されるから、みんな買ってね♡」
「なに宣伝しているんだ! お、おいコラ! まだ話が……」
前の席の雛形がふり返って、
「ねえ金田、あんた、校長先生に何かマズい事したんじゃない? 校長室の花瓶を割ったとか」
すると金田は大きく胸を張って、
「俺はな 雛形、俺は今まで一度も校長室に入った事がない」
「なんで威張ってんだよ。とにかく早く校長室へ行って、あの人に頭を下げなさい。でないとあんた、本当に大変な事になるよ」
「だから俺は校長に謝る事など一つもない!」
反対側の席で、突然九条が立ち上がって、そのまま教室を後にする。
「九条くん、まだホームルームは終わってないよ」
走って行って、廊下に顔を出す片桐。
「終わってますよ先生、ちゃんと時計、見て下さい」
立ち去る背中で時計を指差す九条、すぐに次の授業のチャイムの音が流れる。
「あー、しまった。みんな、これにてホームルームは終わり。急いで次の教室へ行って 行って」
口もとを手で隠し、小さな声でささやく雛形。
「間違いない、あいつだ。酒井のシュートを片手で取った、怪力娘」
少し離れた席で、酒井がふり返る。
片桐は、『八木里子』と黒板に書きながら、
「転校生の、八木里子さんだ。今日から一年間、君らと一緒に勉強をする仲間だ。専攻は、ダンスだったね。えーと、ダンスと言えば ほら、あそこにいる九条くんと同じだ」
名前を呼ばれた九条が、後ろの席で顔を背ける。
「それじゃみんな、そういうわけだから、八木さんと仲良くしてやってね。八木さん、何かひと言、ある?」
「はい、えーと、三年C組のみなさん、只今ご紹介に預かりました、八木里子です」
しっかりと頭を下げてから、
「父の仕事の都合で、先月からこちらへ引っ越して来ました。この学校の事や、この街の事など、まだ分からない事が多いですので、みなさんから色々教えて頂けたら、うれしいです。よろしくお願いします」
教室のあちこちから、まばらな拍手が起こる。
「なんか、フツーの子じゃない?」
拍子抜けをした顔を見せる雛形。
「さあ、八木さん、君の席はあそこ、窓際の一番後ろ、金田くんの隣だ」
ニコニコしながら、机と机の間を歩いて行く八木、指定された一番後ろの席に座って、「あ」と言って隣の金田を見る。
「さっきのサッカーボールの人。金田くんって言うんだ。よろしくね」
そう言って八木は握手を求める。
「あ、ああ、よろしく」
二人、握手を交わした所で、金田、反対の手を出して、相手の二の腕の太さを確かめる。
「?」
「とりあえず、筋肉はないな」
「筋肉?」
そこへ突然、輝かんばかりの美しい女性が教室に入って来る。
「C組のみなさーん、はーい、おはようございまーす」
颯爽と教室に現れて、教壇に両手をついて、キラキラと輝きを放ちながら 教室を見渡すのは、リボルチオーネ高校の校長 兼 大女優である、天海景子だった。
「こ、校長だ!」
「本物の、天海景子だ!」
「うわー、やべー、大物女優感 ハンパねー」
『あざとい可愛さ』の先駆けとして、若い世代の間でブレイクした、アマケー(天景)スマイルを間近で見て、学生らは一時 騒然となる。
「はい みなさん、お静かに。……そこ、静かに。はい、ありがとう。
さてみなさん、どうして私が今ここにいるのか、それが分かる人ー」
右手を上げて、みんなに笑顔を向ける校長、そこに一つも手が上がらないのを目の当たりにして、ハッとして胸に手を当てる。
「えー! 一人もいないのー? ショックー」
がっくりと落胆する校長、教壇に両手をついたまま、こうべを垂れる。
「こらこら君たち、アレだよ、アレ」
窓の外に見える 森の中の建物を指差す片桐、その方向を見た学生のほとんどが「あ」と口を揃える。
「あなたたち三年C組は、『シャンデリア・ナイト』が開催できていない、唯一無二のクラスです。三年生にもなって、未だにシャンデリア・ナイトの目途さえ立っていない、とてつもなく残念なクラスです。これは開校以来の、由々しき事態です。その危機感が、あなたたちにはありますか?」
雛形がふり返って、ある? と口を動かす。
金田は口をとがらせて、それに答えないでいると、
「シャンデリア・ナイト?」と八木が金田の方を見る。
「あー そっかー。八木はまだ何も知らないのか」と金田、八木に顔を寄せて、
「この学校って、芸能学校だけあって、一風変わった伝統行事があるんだ。俺たち学生は、クラス単位で、シャンデリア・ナイトと呼ばれるメディア向けのイベントを開催しなきゃいけない。その開催時期は、在学期間中であれば、いつでもいいんだけど、開催をしないというのは、絶対に許されない。もし開催しなかったら、俺ら全員留年、この学校は卒業できない、そういう厳しい校則があるんだ」
「ふーん」
「その校則って、とにかく厳しくて、八木みたいな転校生にだって容赦ない、このままじゃ八木も卒業できない」
瞳を大きく、まばたきをくり返して、
「え? そうなの? 知らなかった」
腕を組んで、黒板の前を行ったり来たり、しながら天海校長、
「A組もB組も、もうとっくにイベントが終了しています。みーんな、二年生の内に開催が終わっています。それなのに どうしてこのC組だけがシャンデリア・ナイトを開催できないのか、私はその理由について真剣に考えました。そして、私はある答えを導き出しました」
そう言って、チョークを手にして『リーダー』という文字を黒板に書き出す。
「このクラスに足りないもの、それは、リーダーの存在です。このクラスには、リーダーという大切な存在が欠けているのです。シャンデリア・ナイトを開催するための、シャンデリア・ナイトを大成功させるための、リーダーの存在」
次第にざわつき始める教室。
「そして私は、今日、この場で、このクラスの中から、そのリーダーとなるシャンデリア・ナイト実行委員長を選任する事にしました」
教室の中に波紋が広がる。
「お、おい、この展開 ヤバくねーか?」
「C組はもう終わっているって。シャンデリア・ナイトなんて、もう無理無理」
「委員長なんて絶対やりたくない、みんな顔を伏せて」
アマケースマイルを浮かべて、校長、
「そうね。それじゃ、今からシャンデリア・ナイトの実行委員長を発表します」
この急な展開に、ついて行けない様子の学生たち、それらを涼しい顔をして、手摺りに寄り掛かって見守る片桐。
「シャンデリア・ナイトの実行委員長は、ドルルルルル、ジャジャーン。金田一也くん、あなたに決定です」
「ぬぁーにー⁉」
思わず席から立ち上がって、頭を抱える金田。
「なんで俺がこんな落ちこぼれのクラスの面倒見なきゃいけないんだ⁉」
美しく腕を組んで、人差し指をあごに当てる校長。
「あら? 金田くん、私の人選に何かご不満でも?」
「ご不満どころの騒ぎじゃねー、こんなやる気のないクラス、シャンデリア・ナイトなんて絶対出来っこねー! それを勝手にリーダーを決めて開催しろだなんて、こんなの罰ゲームだ! ほら見ろ、高木に、海老原、あいつら自分じゃなくて良かったってツラしている! こんな誰もやりたくない役に任命されて、誰が素直に「はい」って引き受けるんだ!」
校長は少し口を尖らせて、
「ふーん、そう。それじゃあ、んーっと、隣の八木里子さん、あなたをシャンデリア・ナイトの『副』委員長に任命します」
すると八木は立ち上がって、
「はい」
「はい じゃねー! なんでそんなにすんなり引き受けるんだよ!」
片桐先生が金田の所にやって来て、
「ダメだよ金田くん、さっきから取り乱し過ぎだよ。ジタバタしない。校長先生の言う事は絶対だよ」
「もう一度言うわ、金田くん。あなたをシャンデリア・ナイトの実行委員長に任命します。あなたはこの一年で、三年C組を一つにまとめて、必ずや シャンデリア・ナイトを開催しなさい。これは、命令です。決定事項です。その使命を途中で投げ出したり、逃げ出したりする事は、この私が許しません」
「ぐぬぬぬぬ」
「あら? まだ何か不満そうな顔をしているわね。そう、じゃ いいわ。どうして私が金田くんを委員長に選んだのか、その理由が知りたかったら、後で校長室に来なさい」
そう言って、颯爽と教室を後にする校長、最後に顔だけ出して、
「そうそう、来週 私の写真集『マスターピース』が発売されるから、みんな買ってね♡」
「なに宣伝しているんだ! お、おいコラ! まだ話が……」
前の席の雛形がふり返って、
「ねえ金田、あんた、校長先生に何かマズい事したんじゃない? 校長室の花瓶を割ったとか」
すると金田は大きく胸を張って、
「俺はな 雛形、俺は今まで一度も校長室に入った事がない」
「なんで威張ってんだよ。とにかく早く校長室へ行って、あの人に頭を下げなさい。でないとあんた、本当に大変な事になるよ」
「だから俺は校長に謝る事など一つもない!」
反対側の席で、突然九条が立ち上がって、そのまま教室を後にする。
「九条くん、まだホームルームは終わってないよ」
走って行って、廊下に顔を出す片桐。
「終わってますよ先生、ちゃんと時計、見て下さい」
立ち去る背中で時計を指差す九条、すぐに次の授業のチャイムの音が流れる。
「あー、しまった。みんな、これにてホームルームは終わり。急いで次の教室へ行って 行って」
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