71 / 81
第71話 助っ人
しおりを挟む
夕食を手早く済ませ、野営用のテントを立て終えると、寝ているトマスのもとへ俺は向かった。
「すまんが、あっちで寝てもらうぞ」
キュアポーションの効果が出てきたのか、トマスの表情はだいぶ安らいだものになっている。
肩に担ごうと屈んだところで、トマスの眼が開いた。
「いや、自分で歩ける」
「体調はどうだ? 顔色はだいぶ良くなってきたみたいだが?」
「ああ、一番悪い時に比べれば、かなり楽になった」
「なんか、腹に入れとくか? アスターシアが作ってくれたお粥が焚火で温めてあるが」
のそりと立ち上がったトマスが、自分の腹を押さえる仕草をするが、迷った表情を浮かべた。
あの熱ではまともに飯も食えなかったことだろうし、腹が空いてそうだ。
意外とプライドが高いトマスのことだし、タダで食わせるって言うとヘソ曲げるだろうから、対価として食わせるように伝えるか。
俺は立ち上がったトマスに肩を貸すと、再び話しかけた。
「遠慮はするな。情報代として飯くらい追加で提供する」
「そ、そうか。なら、食わせてくれ。腹が減って目が覚めたところだ」
「じゃあ、飯食いながらでいいから、俺の質問に答えてくれ」
「ああ、いいぞ」
俺はトマスに肩を貸して、焚火の近くに移動する。
トマスが焚火の前で腰を下ろすと、鍋で温められていたお粥を椀にすくい、スプーンとともに彼の前へ差し出した。
「腹いっぱい食うと、空っぽの胃に悪いからな」
トマスは椀を受け取ると、スプーンでお粥をすすり始めた。
「で、オレに聞きたいことがあるんだろ?」
お粥を2~3口分、腹に収めたトマスが、食べる手を止め、こちらに質問を促してくる。
「ああ、なんであんなダンジョンが発生しているんだ? 明らかにこの地域では発生しないレベルのダンジョンだろ?」
「もともと、オレが探索してた時、脅威度判定はGランクで、ホーカムの街周辺にできる普通のダンジョンと同じだった」
は? そんなわけないだろ? 魔素濃度が400%超えてる場所だし、魔物も異常に強い。
探索はしてるけど、ダンジョンが広大すぎて、調査しきるのも何日かかるか分からないになっている。
それがGランク? 絶対に壊れてるだろ?
「あのダンジョンが、Gランクなわけが……」
「『だった』と言っただろ」
「Gランクだったのに、急激に魔素濃度が濃くなる何か起きたってことか……」
「ああ、オレが回避した落とし穴の罠が、地下に貯まってた魔素を一気に解放しちまったのさ」
「地下に貯まってた?」
「この国はもともと空中都市だったのは知ってるだろ?」
「ああ、地上に墜落したと聞かされているが――」
「この国の地下には、かつてこの地を空に浮かべていた機関部があって、そこでは膨大な魔石が燃料としてりようされてたって話だ。で、それが墜落した時に地下に埋まったままになって、魔素が大量に貯まっている場所できてるんだ」
「それをダンジョンのトラップが繋げてしまい、今みたいな急激なダンジョン進化を促していると言うのか?」
「そういうことだ。オレとしては、あり得ないほどの確率で起きた事故って言わせて欲しいぞ」
トマスはため息を吐くと、お椀に残ったお粥を口に運ぶ。
「何が起きたのかは理解したが、今のダンジョンになるまでにかかった期間はどれくらいだ?」
質問を聞いたトマスは、スプーンを椀の上に置き、食べる手を止めると、指を三本立てた。
三日!? たった三日で、あそこまで強力なダンジョンに進化したのか!?
「嘘だろ……」
「魔物を回避して脱出しようとしたら、1日過ぎてしまい。ダンジョンが拡大する方が速くて、ネズミにかじられてあの部屋に逃げ込んだのが2日前だ」
トマスも探索者であるため、ダンジョン内での時間を確認するための懐中時計を持っていた。
その懐中時計を見ながら、ダンジョン内での経過時間を答えてくれている。
「3日か……」
「まぁ、でも魔素溜まりも無限に魔素が湧き出るわけじゃないから、そろそろ進化の速度も鈍化して――」
「魔素濃度は、今日の時点でも400%超えている」
俺の喋った数値を聞いたトマスの表情が蒼ざめる。
「マジか……。あれだけの成長をして、まだ400%超えてるのか……。どれだけ膨大な魔素溜まりだよ」
「とりあえず、近隣の村の人に頼んで探索者ギルドに現状を伝えに行ってもらっている。しばらく、しのげばきっと応援の探索者が送られてくるはずだ」
「間に合うのか? 絶対に魔物が溢れ出すぞ」
「明日も俺が中を探索しながら魔物を倒して、溢れ出すのを止める」
「お前、死にたいのか! 徘徊する魔物が明日にはさらに強くなってる可能性もあるんだぞ!」
慎重派のトマスは、俺が明日もダンジョンに入ると聞き、声を荒げて制止した。
「けど、放置すればいずれ溢れ出して、この周辺は魔物だらけになる。そうなったら、村の人たちは逃げないといけなる」
「しょうがないだろ! 突発事態なわけだし、今日は探索できたかもしれないが、明日の魔物には勝てないかもしれないんだ。それくらい進化の速度が速い!」
「だから、俺がやらないといけないんですよ。そのために存在してるんでしょ。探索者ってさ」
俺の言葉を聞いたトマスが、苦い物を飲み込んだような表情を浮かべた。
トマスを俺の無謀に巻き込むつもりはない。
アスターシアとともに外で待機して、俺の帰還を待ってもらう方がいいか。
「おい、ヴェルデ! 本気でやるのか?」
「ああ、やるつもりだ!」
「アスターシアやガチャも巻き込んでやるつもりか?」
「……痛いところを突く。あまりにも中の魔物が俺の手に余るなら、戦闘能力の低いガチャとアスターシアは外で待たせるつもりだ」
トマスは深いため息を吐くと、椀を地面に置いて、頭をかき始めた。
「お前は……とんでもないやつだな……。ああクソ! このオレが魔物と戦うハメになるとはなっ! ああ、クソ! クソ! やってやるよ! もとをたどればオレのせいだしな! ヴェルデ、お前を手伝ってやる! 少なくともガチャやアスターシアよりは役に立ってやるよ!」
「トマス……いいのか?」
「ああ、男に二言はねえ! オレもヴェンドの馬鹿野郎どもの仲間入りだ! ちくしょうめ!」
椀を再び拾い上げたトマスは、残りのお粥をスプーンでかき込んだ。
「すまない……一人でも手伝いが増えると助かる。なにせ、広大なダンジョンだ」
「ああ、任せろ。オレも調査専門探索者として、役に立ってみせるさ。明日までには、体調も戻してみせる。飯の分の仕事はするさ!」
それだけ言ったトマスは、空になった椀を俺に渡すと、寝袋が敷いてあるテントに入った。
「すまんが、あっちで寝てもらうぞ」
キュアポーションの効果が出てきたのか、トマスの表情はだいぶ安らいだものになっている。
肩に担ごうと屈んだところで、トマスの眼が開いた。
「いや、自分で歩ける」
「体調はどうだ? 顔色はだいぶ良くなってきたみたいだが?」
「ああ、一番悪い時に比べれば、かなり楽になった」
「なんか、腹に入れとくか? アスターシアが作ってくれたお粥が焚火で温めてあるが」
のそりと立ち上がったトマスが、自分の腹を押さえる仕草をするが、迷った表情を浮かべた。
あの熱ではまともに飯も食えなかったことだろうし、腹が空いてそうだ。
意外とプライドが高いトマスのことだし、タダで食わせるって言うとヘソ曲げるだろうから、対価として食わせるように伝えるか。
俺は立ち上がったトマスに肩を貸すと、再び話しかけた。
「遠慮はするな。情報代として飯くらい追加で提供する」
「そ、そうか。なら、食わせてくれ。腹が減って目が覚めたところだ」
「じゃあ、飯食いながらでいいから、俺の質問に答えてくれ」
「ああ、いいぞ」
俺はトマスに肩を貸して、焚火の近くに移動する。
トマスが焚火の前で腰を下ろすと、鍋で温められていたお粥を椀にすくい、スプーンとともに彼の前へ差し出した。
「腹いっぱい食うと、空っぽの胃に悪いからな」
トマスは椀を受け取ると、スプーンでお粥をすすり始めた。
「で、オレに聞きたいことがあるんだろ?」
お粥を2~3口分、腹に収めたトマスが、食べる手を止め、こちらに質問を促してくる。
「ああ、なんであんなダンジョンが発生しているんだ? 明らかにこの地域では発生しないレベルのダンジョンだろ?」
「もともと、オレが探索してた時、脅威度判定はGランクで、ホーカムの街周辺にできる普通のダンジョンと同じだった」
は? そんなわけないだろ? 魔素濃度が400%超えてる場所だし、魔物も異常に強い。
探索はしてるけど、ダンジョンが広大すぎて、調査しきるのも何日かかるか分からないになっている。
それがGランク? 絶対に壊れてるだろ?
「あのダンジョンが、Gランクなわけが……」
「『だった』と言っただろ」
「Gランクだったのに、急激に魔素濃度が濃くなる何か起きたってことか……」
「ああ、オレが回避した落とし穴の罠が、地下に貯まってた魔素を一気に解放しちまったのさ」
「地下に貯まってた?」
「この国はもともと空中都市だったのは知ってるだろ?」
「ああ、地上に墜落したと聞かされているが――」
「この国の地下には、かつてこの地を空に浮かべていた機関部があって、そこでは膨大な魔石が燃料としてりようされてたって話だ。で、それが墜落した時に地下に埋まったままになって、魔素が大量に貯まっている場所できてるんだ」
「それをダンジョンのトラップが繋げてしまい、今みたいな急激なダンジョン進化を促していると言うのか?」
「そういうことだ。オレとしては、あり得ないほどの確率で起きた事故って言わせて欲しいぞ」
トマスはため息を吐くと、お椀に残ったお粥を口に運ぶ。
「何が起きたのかは理解したが、今のダンジョンになるまでにかかった期間はどれくらいだ?」
質問を聞いたトマスは、スプーンを椀の上に置き、食べる手を止めると、指を三本立てた。
三日!? たった三日で、あそこまで強力なダンジョンに進化したのか!?
「嘘だろ……」
「魔物を回避して脱出しようとしたら、1日過ぎてしまい。ダンジョンが拡大する方が速くて、ネズミにかじられてあの部屋に逃げ込んだのが2日前だ」
トマスも探索者であるため、ダンジョン内での時間を確認するための懐中時計を持っていた。
その懐中時計を見ながら、ダンジョン内での経過時間を答えてくれている。
「3日か……」
「まぁ、でも魔素溜まりも無限に魔素が湧き出るわけじゃないから、そろそろ進化の速度も鈍化して――」
「魔素濃度は、今日の時点でも400%超えている」
俺の喋った数値を聞いたトマスの表情が蒼ざめる。
「マジか……。あれだけの成長をして、まだ400%超えてるのか……。どれだけ膨大な魔素溜まりだよ」
「とりあえず、近隣の村の人に頼んで探索者ギルドに現状を伝えに行ってもらっている。しばらく、しのげばきっと応援の探索者が送られてくるはずだ」
「間に合うのか? 絶対に魔物が溢れ出すぞ」
「明日も俺が中を探索しながら魔物を倒して、溢れ出すのを止める」
「お前、死にたいのか! 徘徊する魔物が明日にはさらに強くなってる可能性もあるんだぞ!」
慎重派のトマスは、俺が明日もダンジョンに入ると聞き、声を荒げて制止した。
「けど、放置すればいずれ溢れ出して、この周辺は魔物だらけになる。そうなったら、村の人たちは逃げないといけなる」
「しょうがないだろ! 突発事態なわけだし、今日は探索できたかもしれないが、明日の魔物には勝てないかもしれないんだ。それくらい進化の速度が速い!」
「だから、俺がやらないといけないんですよ。そのために存在してるんでしょ。探索者ってさ」
俺の言葉を聞いたトマスが、苦い物を飲み込んだような表情を浮かべた。
トマスを俺の無謀に巻き込むつもりはない。
アスターシアとともに外で待機して、俺の帰還を待ってもらう方がいいか。
「おい、ヴェルデ! 本気でやるのか?」
「ああ、やるつもりだ!」
「アスターシアやガチャも巻き込んでやるつもりか?」
「……痛いところを突く。あまりにも中の魔物が俺の手に余るなら、戦闘能力の低いガチャとアスターシアは外で待たせるつもりだ」
トマスは深いため息を吐くと、椀を地面に置いて、頭をかき始めた。
「お前は……とんでもないやつだな……。ああクソ! このオレが魔物と戦うハメになるとはなっ! ああ、クソ! クソ! やってやるよ! もとをたどればオレのせいだしな! ヴェルデ、お前を手伝ってやる! 少なくともガチャやアスターシアよりは役に立ってやるよ!」
「トマス……いいのか?」
「ああ、男に二言はねえ! オレもヴェンドの馬鹿野郎どもの仲間入りだ! ちくしょうめ!」
椀を再び拾い上げたトマスは、残りのお粥をスプーンでかき込んだ。
「すまない……一人でも手伝いが増えると助かる。なにせ、広大なダンジョンだ」
「ああ、任せろ。オレも調査専門探索者として、役に立ってみせるさ。明日までには、体調も戻してみせる。飯の分の仕事はするさ!」
それだけ言ったトマスは、空になった椀を俺に渡すと、寝袋が敷いてあるテントに入った。
11
お気に入りに追加
2,582
あなたにおすすめの小説
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる
シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。
※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。
※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。
俺の名はグレイズ。
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。
ジョブは商人だ。
そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。
だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。
そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。
理由は『巷で流行している』かららしい。
そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。
まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。
まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。
表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。
そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。
一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。
俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。
その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。
本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる