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アルガド視点
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※アルガド視点
父親からブラックミルズの冒険者ギルドのギルドマスター就任を打診されて、一ヶ月。
ヴィケットの闇市復興計画の策定を待ち、自分自身の赴任する準備をようやく終えたころ、父親の居館に呼び出されていた。
「父上、お呼びによりアルガド参上いたしました」
最近、少し太ったため、歩くだけで汗が顔から溢れ、手にしたハンカチは謁見室に来るまでに、汗を吸ってベショべショに濡れている。
クッソ、屋敷に戻ったら、マリアンと風呂に入り、身体を洗ってもらおう。
最近、お気に入りとなった侍女上がりの側女だが、見た目の綺麗さや肉好きの良さに加え、細かな心配りができる女である。独身生活を謳歌するわたしとしては、都合のいい女であり、脇を飾る見目の良い華でもあった。
ハンカチでぬぐい取れなかった汗が、服を濡らし、不快な感触をわたしに伝えて来ており、苛立ちから、勿体ぶった父親の仕草が気に障る。
耄碌爺も早いところ、死ねばいいのに。そうすれば、私がクレストン家を取り仕切ることも容易になるのだがな。
未だ、家の実権は父親の持ったままであり、こたびのブラックミルズでのギルドマスターの仕事をキッチリとこなせば、父上もわたしに家督を譲って引退してくれるだろうさ。
そうなれば、後はわたしの自由だ。誰に憚ることもなく、自由に全てを決められてるようになる。遠慮をするのは国王くらいのものだろう。
そんな妄想に浸りつつ、父親の顔を見ていたら、ジッと厳しい眼で見据えられた。
「アルガド、おぬしに未だに家督を譲らないのは、身を固めようとせぬからだ。お前ももう三五。妻帯して子をなさねば、わしは安心して家督を譲れんだろう。そこのところはどう思っておるのだ」
父親のデガルドから、耳にタコができるほど言われている結婚の話が出ていた。
これまで、何度も言われていたが、平民の側女に産ませた私生児も二桁を数え、後継者のストックには困っていないのだが、父親はその子ら全てをクレストン家の子と認めずにいる。
かといって、他の公爵家の令嬢や、貴族の令嬢は幼少より社交界で付き合ってきたが、鼻っ柱が強い女ばかりで、面白みがない奴が多い。そんな奴らと一緒に暮らすなど一時たりとも御免被りたい。
女は、平民階層の女に限る。彼女らは貴族の令嬢と違い、煩わしさを感じさせず、わたしを楽しませてくれるのだ。
わたしはふぅと軽くため息を吐くと、鋭い眼を向ける父親に何度も繰り返した話をまた話すことにした。
「父上、私には、私生児が一〇人以上おります。その中の出来の良い子を後継ぎにする気ですので、御心配には及びませぬぞ」
「そういう話しではない。今回ばかりはお前の好みの話では済まない。なにせ、宰相閣下直々の御指名だからな。よもや、断れるとは思うな」
父上から出た名に驚きを隠せない。この国で国王に次ぐ権勢を持つ、宰相閣下がわたしをじかに指名して婚約の仲立ちを行っているらしい。
宰相閣下は年若い国王の代わりに国政を牛耳っており、実質の最高権力者に等しい人物であるのだ。
そんな人物からの婚約の仲介を断れば、この国で生きていくことは叶わないであろう。
汗を含んでいた服に、更に嫌な汗が湧き出して染み込み、肌に触れる不快感が急上昇していく。
「はっ!? 宰相閣下直々のお話ですか? このわたしに?」
「ああ、そうだ。クレストン家嫡男アルガドをヴィーハイブ伯爵家の令嬢メラニアと婚約せよと、名指しでご指名だ。ヴィーハイブ家は力の無い貴族家であるが、王家には忠実な家だ。宰相閣下が懸念する、我が家の勢力拡大を防ぐための政略結婚であると察せられる。だが、こちらから断るわけにはいかぬのだ。それくらいは、おぬしの頭でも分かるであろう」
父親は鋭い眼のまま、国王の思惑をわたしに問うてきた。
資金も宮廷権力も持たない、三流貴族のヴィーハイブ伯爵家の令嬢をわたしの正室として、次期クレストン家当主の周辺貴族への影響力を低下させるつもりなのだろう。
まったくもって、いい迷惑だと言いたい。わたしは父上とは違い、権力闘争など全く興味がない。ただ、自由に使える金が増えるようにしたいだけであり、宰相閣下や父上の思惑に巻き込まれるのは御免被りたいのだ。
ただ、国王に準じる権力者からの斡旋を断れば、色々と面倒が起きると思うので、その令嬢には悪いが、辛く当たってイビリ倒し、向こうから破棄を申し出てもらうように仕向けるとしよう。
「ふぅ。心得えました。わたしも宰相閣下に叛意示す気はありませぬ。ただ、父上より受けたギルドマスターの仕事の件で、これよりブラックミルズへ赴任が待っております。なので、お話は進めてもらって結構ですが、婚約者の新居はブラックミルズに用意させてもらいますよ。それでよろしいでしょうか?」
「ふむ、結婚を毛嫌いしていたおぬしにしては、抵抗なく話を受けおったな」
「宰相陛下から名指しで指名されてまで、我を通すほどの胆力はわたしにはありませんよ」
「そうか。ならばよい。宰相閣下にはわしから話しておく、じきに婚約者のメラニア嬢がブラックミルズの街に訪れるであろう」
「それまでは職務に精励してお待ち申しております。今日の呼び出しはこの話だけでございましょうか?」
面倒な婚約者がやってくることになったが、この場にいたら、もっと面倒なことをやらされかねないので、早々に退散させてもらいたい。
すでに服が吸ったわたしの汗で肌に張り付き、与えてくる不快感が限界値を越えそうになっている。
「ああ、それだけだ。ブラックミルズでの仕事も婚約者の件もおぬしの手腕を期待しておるぞ」
「はは、そちらはお任せください。前任者よりはマシな仕事をしてみせますよ。では、出立の準備がありますので、これにて下がらせて頂きます」
散々嫌がって断っていた婚約話を、わたしが受けたことで上機嫌になった父親に一礼をすると屋敷を後にした。
汗に濡れた衣服から与えられる不快感に耐えつつ、屋敷に帰り着くと、浴場に行き、すぐにマリアンを呼び出す。
「おかえりなさいませ。アルガド様。お父上のお呼び出しはいかようなお話でしたか?」
マリアンは汗に濡れて重くなった衣服を脱がしつつ、呼び出しの理由を聞いてきた。
「実は、婚約することになった」
「それは、おめでとうございます。ついに正室を持ちになられるのですね。これで、わたくしも側室に上がれますわ」
わたしが正室を迎えていない、独身ということもあり、マリアンは側仕えのメイドという地位でしかないのだ。
「悪いが、マリアンの期待には応えぬぞ。わたしはこの婚約を破談にするつもりだ。そうすれば、お前を正室にする口実もできる。詳しい話は風呂でしてやる」
「え? ええ、はい。ちょっと、よく意味が分かりませんが、まずはお背中を流させてもらいますわ」
マリアンがわたしの衣服を脱がし終えると、お互いに全裸となって浴室に入っていく。
「こたび、わたしに婚約を仲介したのは宰相閣下なので、無下に断ることができないのだ。だから、婚約はする。ただし、相手の令嬢をイビリ倒し、向こうから破談を申し出させて、話を壊すつもりだ」
「まぁ、そのようなことをして大丈夫なのですか? お父上はお怒りになりませんか?」
マリアンはわたしの背中を洗いつつ、心配そうな声音で破談にさせる件を聞いてきた。
「父上のご高齢だ。案外、破談のショックでポックリとか逝きかねないからな。そうなれば、クレストン家はわたしの自由になる。誰にもお前を正室にすることを邪魔させなくできるからな。精々、婚約者殿には父上の心的負担になってもらうつもりだ」
背中を洗っていたマリアンが、前に周り込み、わたしの手を取る。均整のとれた身体付きをしており、ひんやりとした肌の抱き心地は今まで寝た女性では最高である。
「アルガド様、その話。本当に信じていいんですか?」
「ああ、信じていいぞ。お前はクレストン家当主の正室となるのだ」
「うれしい! ブラックミルズへの赴任にもお供させてもらいます。精いっぱいご奉仕しますので、これからもお願いしますね」
やはり、女は平民階層に限る。たった、これだけのことで喜び、わたしを楽しませてくれる存在は希少であろう。
さて、赴任先のブラックミルズではギルドマスターの仕事と、ヴィケットを通じた闇市管理と、婚約者イビリと忙しそうだな。
これもクレストン家当主へなるための道だと思えば、苦しさも感じずにすむ。
わたしは、喜ぶマリアンとともに風呂を堪能し、翌日、赴任地であるブラックミルズの街へ向けて旅立った。
父親からブラックミルズの冒険者ギルドのギルドマスター就任を打診されて、一ヶ月。
ヴィケットの闇市復興計画の策定を待ち、自分自身の赴任する準備をようやく終えたころ、父親の居館に呼び出されていた。
「父上、お呼びによりアルガド参上いたしました」
最近、少し太ったため、歩くだけで汗が顔から溢れ、手にしたハンカチは謁見室に来るまでに、汗を吸ってベショべショに濡れている。
クッソ、屋敷に戻ったら、マリアンと風呂に入り、身体を洗ってもらおう。
最近、お気に入りとなった侍女上がりの側女だが、見た目の綺麗さや肉好きの良さに加え、細かな心配りができる女である。独身生活を謳歌するわたしとしては、都合のいい女であり、脇を飾る見目の良い華でもあった。
ハンカチでぬぐい取れなかった汗が、服を濡らし、不快な感触をわたしに伝えて来ており、苛立ちから、勿体ぶった父親の仕草が気に障る。
耄碌爺も早いところ、死ねばいいのに。そうすれば、私がクレストン家を取り仕切ることも容易になるのだがな。
未だ、家の実権は父親の持ったままであり、こたびのブラックミルズでのギルドマスターの仕事をキッチリとこなせば、父上もわたしに家督を譲って引退してくれるだろうさ。
そうなれば、後はわたしの自由だ。誰に憚ることもなく、自由に全てを決められてるようになる。遠慮をするのは国王くらいのものだろう。
そんな妄想に浸りつつ、父親の顔を見ていたら、ジッと厳しい眼で見据えられた。
「アルガド、おぬしに未だに家督を譲らないのは、身を固めようとせぬからだ。お前ももう三五。妻帯して子をなさねば、わしは安心して家督を譲れんだろう。そこのところはどう思っておるのだ」
父親のデガルドから、耳にタコができるほど言われている結婚の話が出ていた。
これまで、何度も言われていたが、平民の側女に産ませた私生児も二桁を数え、後継者のストックには困っていないのだが、父親はその子ら全てをクレストン家の子と認めずにいる。
かといって、他の公爵家の令嬢や、貴族の令嬢は幼少より社交界で付き合ってきたが、鼻っ柱が強い女ばかりで、面白みがない奴が多い。そんな奴らと一緒に暮らすなど一時たりとも御免被りたい。
女は、平民階層の女に限る。彼女らは貴族の令嬢と違い、煩わしさを感じさせず、わたしを楽しませてくれるのだ。
わたしはふぅと軽くため息を吐くと、鋭い眼を向ける父親に何度も繰り返した話をまた話すことにした。
「父上、私には、私生児が一〇人以上おります。その中の出来の良い子を後継ぎにする気ですので、御心配には及びませぬぞ」
「そういう話しではない。今回ばかりはお前の好みの話では済まない。なにせ、宰相閣下直々の御指名だからな。よもや、断れるとは思うな」
父上から出た名に驚きを隠せない。この国で国王に次ぐ権勢を持つ、宰相閣下がわたしをじかに指名して婚約の仲立ちを行っているらしい。
宰相閣下は年若い国王の代わりに国政を牛耳っており、実質の最高権力者に等しい人物であるのだ。
そんな人物からの婚約の仲介を断れば、この国で生きていくことは叶わないであろう。
汗を含んでいた服に、更に嫌な汗が湧き出して染み込み、肌に触れる不快感が急上昇していく。
「はっ!? 宰相閣下直々のお話ですか? このわたしに?」
「ああ、そうだ。クレストン家嫡男アルガドをヴィーハイブ伯爵家の令嬢メラニアと婚約せよと、名指しでご指名だ。ヴィーハイブ家は力の無い貴族家であるが、王家には忠実な家だ。宰相閣下が懸念する、我が家の勢力拡大を防ぐための政略結婚であると察せられる。だが、こちらから断るわけにはいかぬのだ。それくらいは、おぬしの頭でも分かるであろう」
父親は鋭い眼のまま、国王の思惑をわたしに問うてきた。
資金も宮廷権力も持たない、三流貴族のヴィーハイブ伯爵家の令嬢をわたしの正室として、次期クレストン家当主の周辺貴族への影響力を低下させるつもりなのだろう。
まったくもって、いい迷惑だと言いたい。わたしは父上とは違い、権力闘争など全く興味がない。ただ、自由に使える金が増えるようにしたいだけであり、宰相閣下や父上の思惑に巻き込まれるのは御免被りたいのだ。
ただ、国王に準じる権力者からの斡旋を断れば、色々と面倒が起きると思うので、その令嬢には悪いが、辛く当たってイビリ倒し、向こうから破棄を申し出てもらうように仕向けるとしよう。
「ふぅ。心得えました。わたしも宰相閣下に叛意示す気はありませぬ。ただ、父上より受けたギルドマスターの仕事の件で、これよりブラックミルズへ赴任が待っております。なので、お話は進めてもらって結構ですが、婚約者の新居はブラックミルズに用意させてもらいますよ。それでよろしいでしょうか?」
「ふむ、結婚を毛嫌いしていたおぬしにしては、抵抗なく話を受けおったな」
「宰相陛下から名指しで指名されてまで、我を通すほどの胆力はわたしにはありませんよ」
「そうか。ならばよい。宰相閣下にはわしから話しておく、じきに婚約者のメラニア嬢がブラックミルズの街に訪れるであろう」
「それまでは職務に精励してお待ち申しております。今日の呼び出しはこの話だけでございましょうか?」
面倒な婚約者がやってくることになったが、この場にいたら、もっと面倒なことをやらされかねないので、早々に退散させてもらいたい。
すでに服が吸ったわたしの汗で肌に張り付き、与えてくる不快感が限界値を越えそうになっている。
「ああ、それだけだ。ブラックミルズでの仕事も婚約者の件もおぬしの手腕を期待しておるぞ」
「はは、そちらはお任せください。前任者よりはマシな仕事をしてみせますよ。では、出立の準備がありますので、これにて下がらせて頂きます」
散々嫌がって断っていた婚約話を、わたしが受けたことで上機嫌になった父親に一礼をすると屋敷を後にした。
汗に濡れた衣服から与えられる不快感に耐えつつ、屋敷に帰り着くと、浴場に行き、すぐにマリアンを呼び出す。
「おかえりなさいませ。アルガド様。お父上のお呼び出しはいかようなお話でしたか?」
マリアンは汗に濡れて重くなった衣服を脱がしつつ、呼び出しの理由を聞いてきた。
「実は、婚約することになった」
「それは、おめでとうございます。ついに正室を持ちになられるのですね。これで、わたくしも側室に上がれますわ」
わたしが正室を迎えていない、独身ということもあり、マリアンは側仕えのメイドという地位でしかないのだ。
「悪いが、マリアンの期待には応えぬぞ。わたしはこの婚約を破談にするつもりだ。そうすれば、お前を正室にする口実もできる。詳しい話は風呂でしてやる」
「え? ええ、はい。ちょっと、よく意味が分かりませんが、まずはお背中を流させてもらいますわ」
マリアンがわたしの衣服を脱がし終えると、お互いに全裸となって浴室に入っていく。
「こたび、わたしに婚約を仲介したのは宰相閣下なので、無下に断ることができないのだ。だから、婚約はする。ただし、相手の令嬢をイビリ倒し、向こうから破談を申し出させて、話を壊すつもりだ」
「まぁ、そのようなことをして大丈夫なのですか? お父上はお怒りになりませんか?」
マリアンはわたしの背中を洗いつつ、心配そうな声音で破談にさせる件を聞いてきた。
「父上のご高齢だ。案外、破談のショックでポックリとか逝きかねないからな。そうなれば、クレストン家はわたしの自由になる。誰にもお前を正室にすることを邪魔させなくできるからな。精々、婚約者殿には父上の心的負担になってもらうつもりだ」
背中を洗っていたマリアンが、前に周り込み、わたしの手を取る。均整のとれた身体付きをしており、ひんやりとした肌の抱き心地は今まで寝た女性では最高である。
「アルガド様、その話。本当に信じていいんですか?」
「ああ、信じていいぞ。お前はクレストン家当主の正室となるのだ」
「うれしい! ブラックミルズへの赴任にもお供させてもらいます。精いっぱいご奉仕しますので、これからもお願いしますね」
やはり、女は平民階層に限る。たった、これだけのことで喜び、わたしを楽しませてくれる存在は希少であろう。
さて、赴任先のブラックミルズではギルドマスターの仕事と、ヴィケットを通じた闇市管理と、婚約者イビリと忙しそうだな。
これもクレストン家当主へなるための道だと思えば、苦しさも感じずにすむ。
わたしは、喜ぶマリアンとともに風呂を堪能し、翌日、赴任地であるブラックミルズの街へ向けて旅立った。
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