【完結】私に触れない貴方は、もう要らない

ハナミズキ

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登場人物イラスト紹介 *初見の方ネタバレ注意

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ハナミズキです。皆さま本編最終回まで読んでいただきありがとうございました!


また完結まで走り切る事が出来てよかったです。
沢山の感想もありがとうございました(^ ^)


今回はセイラ達のお話とは違い、子供の頃から相思相愛の一途な愛を実らせて結婚した幼馴染夫婦が、セックスレスという問題を抱えて苦しむ夫婦のお話を書きました。

この話のテーマが『現実にありそうな夫婦問題や結婚の難しさ』で、アシュリーとライナスの悩みをどう表現すればリアリティが出るのか、本当に難しくて禿げそうでした(苦笑)

とりあえず、夫婦って難しいよね。って事が伝われば本望かなと。


最終話でもお知らせした通り、一応本編はタイトル通りアシュリーとライナス夫婦のお話なので、離縁~再婚までの所で終わりになります。

カイゼルとのお話はタイトルとは別のお話なので番外編にしました。


カイゼルのトラウマとかまだ書いてないので、彼がアシュリーと再会してどう乗り越えたか、その辺も書けたら良いなと思ってます。

ライナスの番外編も一応考えてます。クラウディア様のその後のお話も。

という事で引き続きよろしくお願いします(^ ^)


そして番外編の前に、各キャラ達の解説をしておりますのでご興味ある方だけお付き合い下さいませ。


ライナスのイラストは時間なくて描いてません(笑)

ライナス編にでも描こうかなと思います。





◇アシュリー

典型的な尽くす女性。初めての恋で盲目的になり、ダメンズに成長したライナスとの結婚で痛い目見る。その後男性不信になり、看護師として生きながらいろいろな出会いの中で自信を取り戻し、カイゼルと共に生きる道を選びます。

セイラやアシュリーのような聡明で高潔な女性は素直に甘える事が出来ないと思うので、包容力のある溺愛キャラにひたすらに甘やかされる・・・というのは作者的にはしっくり来なくて、

一見母性本能をくすぐられるキャラを彼女達が甘やかしてるように見えて、実は彼女達の方が溺愛されてる&彼女に関する事以外ではデキる男。な人の方が好みなのでジュリアンやカイゼルが生まれたわけです。

完全に作者の好みです(^_^;)




◆カイゼル・オーウェン(団長就任後、カイゼル・シュタイナー)

親友を亡くした事でトラウマを抱え、アシュリーと同じく人生が変わってしまった1人。アシュリーへの恋心は学園時代の思い出となっていたが、再会により再熱する。

カイゼルは、武芸では兄弟の中で1番強くて辺境騎士団を束ねる武将キャラです。剣が命のストイックな男が、アシュリーとの再会により、アシュリーと剣が命の男になります。

傷ついたアシュリーをカイゼルは気持ちを押し付けることなく見守り、支えながらゆっくり愛を育んでいきます。

2人の傷を癒すにはそれくらいの時間がかかるので 2人は最初から晩婚の予定でした。

なので嫡男のセシルが恋のお相手は無理だったんですよね。セシルの年齢的に既に結婚して跡継ぎいないと厳しいので( ̄▽ ̄;)


ワンコになってしまうのは溺愛するアシュリーの前だけで、騎士団の中では鬼神&筋肉のかたまり呼ばわりされているという・・・。



◇セイラ・バーンズ

前作のヒロイン。王家と縁を切る為に記憶を消す毒を飲み、王太子と婚約解消後に幼馴染のジュリアンと結婚。父の後を継いで女公爵となり、親友のアシュリーの為に奔走する。



◆ジュリアン・バーンズ

セイラの旦那様。王太子の元側近。長い長い片思いを実らせてセイラと結婚。妻と子供命で女公爵のセイラを献身的に支えている。



◆ライナス・セルジュ

典型的な夢見る甘ったれ男。恋人にするには母性本能くすぐられる男だけど、結婚には向かないタイプ。母とアシュリーの愛を享受し続けた為に、それが当たり前だと思ってしまい、拒絶されるとは夢にも思ってなかった残念男。

ライナスみたいな結婚に向かない男は現実にもいますよね~と思いながら作ったキャラです。

全てを失って針の筵生活に耐えながら、果たして彼は成長できるのか?というのがその後のお話になります。



◇クラウディア(前侯爵夫人)

結婚前と妊娠中に夫に浮気され、離縁を申し出たが父親の公爵に許してもらえず、別居婚を選択した。手塩にかけて育てているライナスの心を早々にアシュリーに奪われ、嫉妬心を内に秘めていた。結婚は同等の侯爵家か公爵家の娘と結婚させたかったが、ライナスの説得に折れて承諾。

クラウディアもサレ妻で、父親は女性軽視の人間だったので結構可哀想な人。高位貴族の矜持を忘れず、息子と領民を必死に守ってきた。

役目を果たさず贅沢三昧のダメ嫁だと思いきや、実は息子の方がクズ野郎だった事に衝撃を受け、自分の人生に絶望する。その後夫と離縁し、隣国に移り住む。



◆前侯爵

学園時代から恋人のクラウディアを愛して婚約したが、卒業間近に媚薬を盛られて下位貴族令嬢と一夜を過ごしてしまう。同意なく媚薬を盛るのは犯罪の為、相手の女性は修道院行き。謝り倒してクラウディアと結婚するが、妻が妊娠中の欲求不満な時に誘惑に勝てず浮気をしてしまい、その後は愛する妻に拒絶され続ける結婚生活。

多分この人が1番ダメ人間。




本当に、沢山の感想ありがとうございました!

また引き続き番外編でよろしくお願いします。





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