187 / 221
奉納祭
漆
しおりを挟む木々の間を駆け抜ける。みんなは必死に辺りを見回した。
「この辺じゃねぇか?」
「うん、確かに見覚えがある」
クスノキを見たという二人が「この先だ」と指をさす。信乃くんがスンと鼻を鳴らして目を見開いた。
「少しやけど、瓏の匂いがする……ッ!」
飛び出そうと前に出た信乃くんの手をすかさず先輩二人が掴んだ。
「約束、忘れてないよね」
「……ッ、わぁーとる!」
「偉いぞ信乃! それで、瓏は本当にこの先にいるんだな?」
瑞祥さんの言葉に深く頷いた。
「間違いない、古いクスノキの匂いと瓏の匂いや」
「よし、ならまず先生達に連絡を────」
瑞祥さんの言葉を遮るように、ガサッと音を立てて向かいの茂みが揺れた。皆が両足に急ブレーキをかけた。止まるのと息を飲むのはほぼ同時だった。
ガサガザッ────茂みが揺れる。もう目の前だ。後ろに飛び退くにも何処かに隠れるにも時間がない。緊張と走った疲れで心臓がばくんと音を立てたその時。
「……え、は? な、なんだよお前ら。何でこんなとこいんだよ?」
茂みから現れた見慣れた顔にみんなはその場に崩れ落ちた。
「お前かよ慶賀~~~ッ……」
泰紀くんが天を仰いでそう叫ぶ。
座り込む私たちにギョッと目を見開いた。
「だ、大丈夫か? てか何で皆一緒なんだ?」
「何でって、緊急事態だからに決まってんだろ! てかお前スマホどーしたんだよ!」
「スマホ? あ、電源切れてるわ」
泰紀くんが無言で鉄拳を落とす。いでぇ!と悲鳴をあげた慶賀くん。可哀想だと思うけれど今回ばかりは仕方がない。それほど皆心配していたということだ。
「慶賀ッ! 瓏はどうしたんや!?」
信乃くんが慌てて詰め寄ると、気まずそうな顔で目を泳がせる。
「そ、それがさぁ……俺が地縛霊祓ってる間にアイツ勝手に先に行っちまって、今探してる所なんだけどぜんぜん見つからなくて……ていうかそもそもここはどこ~的な?」
「お前が迷子なって瓏の事置き去りにしとんのやろうがこのアホンダラッ! 始まる前にあいつのこと頼むって言うたやろッ!」
声を荒らげた信乃くん。慶賀くんは思い詰めた表情で俯く。
「慶賀、瓏がいないって気がついたのはどれくらい前?」
「……十五分前、とかだと思う」
「だったらまだそこまで遠くには行ってないね。薫先生に現在地を連絡しよう。信乃には悪いけどここで一旦捜索は打ち切り、下山するよ」
事情を知らない慶賀くんが「下山?」と険しい表情を浮かべる。泰紀くんがため息を吐きながら答えた。
「巫寿が先見の明で、瓏が変化して暴走するのを見たんだよ。だから競技は中止になって、学生は全員下山するように言われてる」
「は!? 何だよそれ!?」
慶賀くんが困惑した表情で私を見る。重々しくひとつ頷いた。
「瓏くんが変化して、怪し火で山に火をつけたの。私が見た未来では……私たち全員火に焼かれてしまう」
慶賀くんは目玉がこぼれおちそうな程に目を瞠った。掠れた声で「そんな事に……」と呟く。
自分が瓏くんとはぐれてしまったことを悔やんでいるんだろう。
お前は悪くないよ、と来光くんがその背中を叩く。いっそう泣きそうな顔をした慶賀くんは唇をかみ締めて身を乗り出す。
「他には、他には見てないのかよ!? 俺と瓏が別れる瞬間とか、その前とか!」
「ごめん、そこまでは見えてないの。瓏くんが変化した後からしか……」
「そうか……」と慶賀くんが俯く。
もう少し前の景色から見れていれば、もっと出来たことはあったはずなのに。
「慶賀と合流できただけでも大収穫だよ。とにかく降りよう」
信乃くんはまだ納得がいかない表情だけれど、聖仁さんとの約束を守ってひとつ頷いた。
慶賀くんとも合流できたし、瓏くんの居場所もおおかた分かった。私が見た未来では瓏くんを探している時にはもう火の海だったし、順調に未来は変わっている。
これなら大丈夫かもしれない、そう思った次の瞬間。
後ろから膝を蹴られたみたいにかくんとその場に崩れ落ちた皆。私も気がつけば地面の上に寝転がり、とてつもない力で体を捩じ伏せられているのを感じた。
息をするのもやっとな圧迫感と前肢の毛穴がぎゅっと引き締まるような威圧感に言葉が出ない。私はこの感覚を覚えている。
あまりにも突然のことに皆は目を白黒させた。
「あかんあかんあかん……ッ! 瓏が変化してもうた!!」
信乃くんのそんな叫びにハッと息を飲む。まさかそんな、間に合わなかった。
「皆立つんだッ!」
聖仁さんにそう言われ皆は震える膝をついて立ち上がる。
「気合いで走って!」
「こんな時に根性論かよ……ッ」
「こんな時だからだよ!」
ヨロヨロと何とか歩き始めたその時、山頂から吹いた風に僅かに煙の臭いを感じた。
勢いよく振り返るけれど、怪し火は燃え広がっていない。けれど間違いなくどこかで火がついた匂いだ。
「何だ、どうした。何かあるならさっさと言え」
振り向いて立ち止まる私に恵衣くんが駆け寄る。苦しげに膝に手をついたて私を見上げた。
「火が……火がついてる! 今かすかにだけど煙の匂いがしたの! このままだと山に燃え広がる!」
一瞬何かを考え込む素振りを見せた恵衣くんは、既に歩き出している聖仁さんの背中に叫んだ。
「聖仁さんッ、瓏が火を付けました! 今ならまだ間に合う!」
戸惑うように視線を泳がせた聖仁さんの手を、瑞祥さんが掴んだ。
「迷うくらいなら行くぞ、聖仁!」
二年ズも来いッ!
それを合図に皆は山頂へ向かって走り出した。
火種は思ったよりもすぐそばにあった。小学生の時に林間学校で行ったキャンプファイヤーのような大きな青い火柱が上がっている。けれどまだ周りには燃え広がっていない。
駆け寄りながら恵衣くんが「鎮火祝詞!」と叫んで柏手を打つ。皆すかさず手を打った。
「高天原に神留座す 皇親神漏岐神呂美之命を以て……」
一文目から声が揃った。みんなの言霊が絡み合う。荒ぶる魂を鎮めるように、冴え渡った音が火柱を包み込む。
鎮めろ、鎮めろ……ッ!
徐々に勢いが弱まっていく。火柱は焚火程度の大きさになり、やがてジュワッと音を立てて消えた。
誰かが安堵の息を吐いた。釣られるように肩の力が抜ける。
でも駄目だ、まだ安心できない。確かにこの火種は鎮火できたけれど、妖狐は怪し火を自在に操る。もしかしたらまた直ぐに火を放つかもしれない。
なら、一体どうすれば。
「み、見つけたァッ!」
当然泰紀くんがそう叫んだ。
みんな驚いて振り向くと泰紀くんはどこか一点を指さしている。その指先を辿った先に大きなクスノキが立っている。
クスノキの太い枝に佇む白い後ろ姿に目を瞠った。
「瓏ッ!」
誰よりも先に信乃くんが飛び出した。皆の制止をすり抜けてクスノキに向かう。
「ホンットにお前らは、人の言う事聞かないねッ……!」
焦りと怒りで苦い顔をした聖仁さんがそう声を上げてその背中を追いかけ走り出す。
「僕ら関係なくないですか!?」
「約束守ってないのは信乃だけだろ!」
「信乃が行ってなかったら君らが行ってただろ!」
拗ねたように反論した二人だったが直ぐに「うっ」と言葉に詰まらせた。どうやら図星らしい。
聖仁さんに続いて走った。
やがて白い後ろ姿がはっきりと見えた。何にも染まらない白髪が風邪でサラリと揺れる。白髪の隙間から警戒するようにピンと経つ獣耳。揺れる尾っぽは九つの怪し火を灯す。
その真っ白な背中を赤い横線が一文字に走っているのに気がつく。
白衣が破れて同じように赤が滲んでいる。赤は血だ。瓏くんは背中に傷を負っている。
その傷が瓏くんの呪印を解いたんだ。
「おいこのド阿呆狐ッ! お前は一体何をやっとんねん……瓏!」
見えた未来と今が重なる。
信乃くんが叫ぶ声に、僅かに肩が震えた。振り返った瓏くんは私たちを見下ろす。黄金色の瞳がゆったりと私たちを見回し、その圧倒的な気配に身動きができなかった。
「瓏、聞こえるか!? 一旦落ち着け! このままじゃ森が燃える! 友達を危険な目に合わせてええんか!?」
能面のように感情を宿さない表情だ。
「瓏ッ、しっかりせぇ! 力に負けるな、自分がコントロールするんや!」
黄金の瞳が僅かに揺らいだのが見えた。
明らかにその姿は私が見た未来と違う。だってあの未来では、瓏くんは信乃くんの言葉に少しも反応しなかった。
けれど今はほんの少しだけ声に反応している。
もしかしたら、まだ。
瓏ッ!
信乃くんが名前を呼ぶ。鬼市くんも嘉正くんたちも。私も名前を呼んだ。僅かに唇が動いた。何か話しているみたいだった。
「何や瓏!? もっとデカい声で喋らんかいッ!」
「────く」
「はァ!?」
「やく、そく」
やくそく……約束。確かにそう聞こえた。
なんのことだか分からず信乃くんを振り返る。信乃くんはまるで頬を叩かれたような顔で呆然と立っていた。
「約束」
もう一度はっきりとそう言った瓏くんの頬に一粒の涙が流れた。
0
お気に入りに追加
92
あなたにおすすめの小説
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
あやかしも未来も視えませんが。
猫宮乾
キャラ文芸
【本編完結済み】【第五章(番外)更新中】時は大正五十年。高圓寺家の妾の子である時生は、本妻とその息子に苛め抜かれて育つ。元々高圓寺家は見鬼や先見の力を持つ者が多いのだが、時生はそれも持たない。そしてついに家から追い出され、野垂れ死にしかけていたところ、通りかかった帝国軍人の礼瀬偲が助けてくれた。話を聞いた礼瀬は、丁度子守りをしてくれる者を探しているという。時生は、礼瀬の息子・澪の面倒を見ることを条件に礼瀬の家で暮らすこととなる。軍において、あやかし対策部隊の副隊長をしている礼瀬はとても多忙で、特に近年は西洋から入ってくるあやかしの対策が大変だと零している。※架空の大正×あやかし(+ちょっとだけ子育て)のお話です。キャラ文芸大賞で奨励賞を頂戴しました。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
白鬼
藤田 秋
キャラ文芸
ホームレスになった少女、千真(ちさな)が野宿場所に選んだのは、とある寂れた神社。しかし、夜の神社には既に危険な先客が居座っていた。化け物に襲われた千真の前に現れたのは、神職の衣装を身に纏った白き鬼だった――。
普通の人間、普通じゃない人間、半分妖怪、生粋の妖怪、神様はみんなお友達?
田舎町の端っこで繰り広げられる、巫女さんと神主さんの(頭の)ユルいグダグダな魑魅魍魎ライフ、開幕!
草食系どころか最早キャベツ野郎×鈍感なアホの子。
少年は正体を隠し、少女を守る。そして、少女は当然のように正体に気付かない。
二人の主人公が織り成す、王道を走りたかったけど横道に逸れるなんちゃってあやかし奇譚。
コメディとシリアスの温度差にご注意を。
他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる