言祝ぎの子 ー国立神役修詞高等学校ー

三坂しほ

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春休みと禊

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────わ、ビックリした。どこの子? どうやって入ってきたの? 駄目だよ、御神木さまに登っちゃ。ほら降りておいで。


はっきりとは覚えていないけれど、その日私はとても退屈で木登りをしていた。

一番太くて真っ赤な紅葉が綺麗だった立派な木に登っていると、急に下からそう声をかけられて脇に手が差し込まれた。

ふわりと体が浮いて両手が木から離れた。ビックリして体をよじるとすぐにとんと両足が地面につく。


────君お名前は? いくつ? お父さんかお母さんは近くにいる?

しいなみこと、みっつ……おかあさんときたの。


そう答えるとぐりぐりと頭を撫でられて、その人は私の手を取って歩き出した。

顔は思い出せない。けれど背の高い男の人だった。声が低かったからそうだと思った。優しい声だった。その人は白い着物に緑の袴を履いていた。

何かを話た気がする。確か私が、「どうしてみどりいろなの?」と袴の色がお父さんとは違うことを尋ねた。お兄さんはくすくす笑って「まだガクセイだからだよ」と言った気がする。

その時はガクセイがなんなのか分からなかったけれど、あのお兄さんは学生だったのか。

私はお兄さんに手を引かれてキシキシ音が鳴る廊下を歩いた。


────お母さんは宮さまに会いに来たの?

みやさまってだれ?

────審神者さまだよ。

おかあさんは"しようちゃん"にあいにきたんだよ。


いくつかの部屋を通り過ぎ、障子が僅かに相手いる部屋に差し掛かった。

隙間から覗き込む。お母さんの顔が見えた。お母さんに抱きついている女の人がいる。橙色の着物を着ている。あれが"しようちゃん"だ。


────泉ちゃん。ごめんなさい。ごめんなさい、私はどうしたら。


泣いている。"しようちゃん"が泣いている。

大人の人が泣いているのは初めて見たからか、驚いてその場に棒立ちになってしまった。


────志よう、私を見て。大丈夫だから私に話して。

────私を嫌いにならないで。どうか私を許して。


お母さんも泣いている。"しようちゃん"も泣いている。大好きな二人が泣いていることがすごくショックで悲しかった。


────私が名前を付けたから。私があの子に名前なんて付けたから、あの子を縛ってしまったッ……。

────志よう、どういうこと? もしかして先見の明で何か見たの?

────こんなことになるなんて微塵も思ってなかったの……! ああ、どうしたらいい? 私は何てことを。泉ちゃんたちの大切な、私たちの大切な希望を。


手を繋いでいたお兄さんが私の手を解いた。

その感覚に顔を上げると、お兄さんは振り返ることなくすたすたと歩いていく。廊下が軋んで二人がはっと振り返った。


"しようちゃん"が私に手を伸ばす。擦り寄って抱きついた。優しい匂いがする。お花と畳とお社の匂いだ。

お母さんが私と"しようちゃん"ごと抱きしめた。


────巫寿。可愛い巫寿。


しようちゃん、どうしたの? なかないで。


────どうか私を許して。


おかあさん、しようちゃんないてるの。どうしたらいい?


────巫寿、大切な子。私たちの希望。


お母さんも"しようちゃん"も、どうしてこの時泣いていたんだろう。何の話しをしていたんだろう。"しようちゃん"はどうして私を抱きしめて許してと言ったんだろう。

どうして今に、なってこんな事を思い出したんだろう。


目が覚めると家でも寮でもない天井が目に入った。少し埃っぽい布団に寝かされている。ゆっくり体を起こすと、見覚えのある和室だった。


「そっか、かむくらの社……」


布団の上に置いた手を見つめる。


禄輪さんに連れられてかむくらの社へ来ていたんだった。

布団から這い出て障子を開けた。眩しい太陽の光が顔中に降り注ぐ。太陽が真上に来ている。時刻はお昼を過ぎた頃くらいだろうか。

確か私がここへ来たのが夕方頃だから、かむくらの社で一晩明かしたことになる。

額に手を当てて息を吐いた。またこんな重要な場所で呑気に眠りこけてしまうなんて。

息を吐きながら部屋の中へ戻る。布団を畳みながら部屋を見渡した。

一年前に初めてここへ来た時にも止まった部屋だ。ふみ机とタンスしかない質素な部屋。けれどすごく日当たりが良くて穏やかな時間が流れている。

初めて来た時からどことなく感じていた懐かしさ。見覚えのある匂いに景色。夢で見た、昔の記憶。私は小さい頃にもここに来たことがあったんだ。

そしてお母さんと仲が良くてよく面倒を見てくれた綺麗なお姉さん、"しようちゃん"。

その程度の記憶しかないけれど間違いない。彼女は元審神者の志ようさんだ。



この部屋、多分志ようさんの部屋だ。

押し入れを開けて布団を押し込めば、乾いた埃の匂いとともにほのかに梅の花の匂いがした。花の匂い、優しい匂い。覚えている気がする。これは志ようさんの匂いだ。

ここは彼女の部屋だったんだ。


「巫寿さま、お目覚めですか」


障子に人影が写った。よく知る声に「うん、起きてるよ」と返す。

返して首を捻った。数秒固まり、目を見開く。ドタドタと部屋を横切ると勢いよく障子を開いた。

燃えるような目が私を見上げた。


「眞奉……!?」

「はい。長い間御前を離れてしまい申し訳ございません」


いつも通りの淡々とした物言いに、何を考えているのか分からない無表情。

その声を聞いたのも顔を見たのも随分と久しぶりな気がする。それもそうだ。だって一学期に私がああなってから、眞奉はずっと私から離れざるを得なかった。


「まずはお召かえを。その次にお食事を。居間で禄輪がお待ちです」

「ま、待って待って。いつ戻ったの? ていうか、禄輪さんから降神こうじん祝詞を奏上しないと十二神使は呼び出せないって」

「基本はそうですが、私はずっと御前に戻れる機会を探っておりました。ですので呼び出されるまでもなく、巫寿さまが幸魂修行を始められて直ぐにこちらへ向かっておりました」


そんなことよりとでも言いたげな顔で「お着替えを」と来る時に着てきた私服を桐箱に入れて差し出した。


「あの、眞奉」


赤い目が無言で私を見上げる。力強い目を今は真っ直ぐ見つめることが出来ない。


「……ごめんなさい」

「巫寿さまが謝るようなことはございません」

「でも、私のせいでしょ? それなのにずっと自分のことばっかりで放ったらかしにして」

「それに関しては後ほど禄輪を交えてお話したいことがございます。ではお召しかえを」


話したいこと?

眞奉が私の着物に手を伸ばす。慌てて抑えて自分で着替えるってばと抗議すした。



居間に顔を出すと、禄輪さんが書き物をしている所だった。私と目が合うと起きたか、と目を細める。


「よく眠れたか?」

「あ……はい。運んでくれたのは禄輪さんですよね? ありがとうございました」

「何の。体は平気か? 丸二日飲まず食わずだったからな」


丸二日!?と素っ頓狂な声を上げた。通りでさっきからお腹が聞いた事のない音を立てていると思ったら。


「こちらどうぞ」


眞奉の白い腕が横から何かを差し出した。お米の柔らかい匂いを含んだ湯気が頬を撫でる。コトンと目の前に置かれたお椀の中身はお粥だった。


「審神者は不在でも神饌しんせんは届けられていたようで、簡単ですが拵えました。胃に優しいものをと思いましたので粥にしております。海苔の佃煮とどうぞ」


神饌というと神様にお供えする食べ物やお酒のことだ。神職の食事も神饌で作られることがある。

空きっ腹に嬉しい気遣いだ。


「ありがとう、いただきます」


パクリと匙を咥えて頬を緩ます。


「眞奉ってご飯作るの上手だよね。十二神使ってなんでも出来るの?」

「いえ。先代の審神者の趣味に付き合っておりましたゆえ」


なるほど、志ようさんが。

一礼した眞奉は黙って私の後ろに座った。


「食べながらでいいから聞いてくれ」


禄輪さんが筆を置く。


「まず幸魂修行についてだが、無事成功している。あの修行が滞りなく進めば、最後は立ち上がって神遊かみあそびを始めるんだ。神遊びは分かるな?」


ひとつ頷く。

神遊びは神楽かぐらの別称、神前で歌や舞を奏することをそう呼ぶのだと巫女舞の授業で習った。

確かに禄輪さんに腕を掴まれて我に返ったとき、自分は立ち上がっていた。

じゃあ私の言祝ぎは無事に元の量に戻ったんだ。

椀を支えていた掌をじっと見つめる。前と何も変わらない気はするけれど、心做しか体は軽い。私の思い込みかもしれないけれど。


「眞奉も戻ってきたことだし、もう問題ないだろう」


振り返ると眞奉はゆっくり顎を引いた。


「後で何か祝詞を試してみなさい」

「分かりました」

「それで、眞奉からも何か話があるらしい」


視線を向けた禄輪さんに眞奉はまたひとつ頷いた。

おそらくさっき私に言っていた「禄輪さんも交えて話したいこと」なんだろう。


「巫寿さまが私のことをお忘れになっていたことについてですが」


う、と言葉を詰まらせる。


「巫寿さまから離れ禄輪のもとへ向かった後、何度か私と巫寿さまの結びを断とうとした者がおりました」


私と眞奉の結びを断とうとした者……?

でも確か、結びって十二神使側からじゃないと解除できないはずじゃ。


「ご存知の通り結びは十二神使側からしか破れませんので最終的には諦めたようですが、巫寿さまから私に関する記憶を抜き取ったようです。呪自体は非常に弱いものだだたので、巫寿さまご自身で破ることができたのかと」


私がリアクションするよりも先に禄輪さんが大きな音を立てて身を乗り出した。中腰になって目を見開き眞奉を見つめる。

その表情は怒りでも驚きでもなく、焦燥が滲んでいるように思えた。


「……誰だ?」


静かな質問に眞奉は首を振る。


「分かりません。その場にいなかったもので」

「それもそうか……」


息を吐いて座り直す。

そんなやり取りに戸惑いながらも小さく手を上げると、「どうした?」と禄輪さんは表情を和らげた。


「えっと……もし私に呪がかけられていたとしても、何一つ心当たりがないんですが……」


呪いは遠いところからでもそれなりの強い力が込められていればかけることは出来る。

でも眞奉は弱いものと言った。被呪者の私が自分で眞奉のことを思い出せたくらいだから、本当に弱い呪だったのだろう。


「至近距離で呪われたか接触されて呪われたことになるが、記憶にないのか?」


小さく首を振った。


「眞奉のことを知っているのは、禄輪さんとお兄ちゃんだけですし……」


この一年間、眞奉のことを誰かに喋ったことは一度もない。だから第三者が私から眞奉の記憶を抜きとるなんて出来るはずがない。

普段だって見えない姿でそばにいたし、誰かに見られることなんて。


「私の姿を見たものでしたら、ひとりおります」


落ち着いた声に弾けるように振り返った。


「名前は存じませんが、巫寿さまがよく通われていた書物庫の男です」


私のハッと息を飲む声が部屋に響いた。それと同時に一学期の記憶が流れるように脳裏を過る。

残穢に満ちた薄暗い空間、千本鳥居におびただしい量の御札。倒れるクラスメイト、全身の痛みに息苦しさ。憎しみに染った横顔に、動かなくなった黒い腕。


「……にのまえ方賢ほうけんか」


禄輪さんが険しい顔でその名を呼ぶ。その瞬間、胸がギュッと締め付けられるような痛みを覚えた。

一方賢、去年の夏頃までまねきの社の文殿を管理していた神職だ。一学期は自習するために毎日通っていたので、会話をする機会は自然と多くなった。

他の神職さまみたいに話しかけにくい雰囲気もなく、みんな慕っていた。

だからそんな方賢さんが、空亡の残穢の封印を破ろうとするなんて誰も予想すらしなかった。

その場を目撃した私たちは激しい攻防戦になり、最終的に方賢さんは溢れ出した空亡の残穢を取り込みすぎたせいで身動きが取れなくなり自滅した。

薫先生から聞いた話では、なんとか一命を取り留めたもののもう立ち上がることも喋ることも出来ず、罪の重さから二度と外を出歩くことはできないと言っていた。


優秀な人だった。けれどそれ以上に劣等感が彼を苦しめていた。


「結びを交わした際に、恐らくあの男は見ておりました。慌てていたのか、書物を崩して逃げていくのが横目に見えました」


思い出した。神修へ編入して1ヶ月くらい経った頃だ。

クラスメイトと学校内で迷子になって、偶然空亡の残穢が保管されている場所へ辿り着いてしまった数日後、文殿で十二神使のことを調べてその後眞奉と結びを交わした。

終わったあと背後で積み上げていた書物が崩れて、その時は慶賀くんたちが適当に積み上げたから崩れてしまったのだと思っていたけれど、そうじゃなかったんだ。

あの時、影から方賢さんが見ていたとしたら。

あ、と声を漏らす。


「方賢さんと戦った時、髪を掴まれて……」

「間違いない。その時だな」


禄輪さんは苦い顔で息を吐いた。


「でもどうして……。私が十二神使を使役していたとしても、方賢さんが何か不利になるようなことが起きるわけでもないですよね? なのになぜ私と眞奉を離れ離れにさせたかったんでしょうか」


それもそうだ、と禄輪さんは考え込むように顎に手を当てて俯く。不安な気持ちで振り返ると、眞奉は相変わらず無表情でじっと私を見つめていた。

分からない、どうしてこんな事になっていたのか。何が起きているのか。


「────いや、違う。問題はそこだけじゃない」


え?と禄輪さんを見た。

何かに気が付いたように目を瞠る禄輪さんがゆっくりと顔を上げた。視線が絡み妙な緊張感が背筋を駆けた。

違うって、一体が何が。


「騰蛇と巫寿の結びを破ろうとしたのは二人が離れている間、つまり一学期の後半ということになる。その頃だと、一方賢はとっくに動けなくなっている時期だ」


確かに禄輪さんの言う通りだ。方賢さんはあの場で意識を失って、意識が戻らないまま本町の役員に連行されていった。何かを企んでいたとしても、実行できるはずがない。


「つまり騰蛇の存在を知っている人間は四人。私と祝寿と一方賢、そしてもう一人いるはずだ」


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