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1章 主人への愛が重い侍女は執着系厩番にロックオンされる
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あーん。お父様ー!ゼスト様の前で上半身晒すなんて、やだぁ!私の妄想への燃料投下ありがとうございます。
まさか実の父までそんな目で見れるなんて、我ながら腐りきってますな!だってお父様ったら浮いた話無さすぎるしさぁ…お母さまが亡くなってもう16年よ。これで整合性がとれちゃうじゃん。
枯れオジをタチオジにしようと誘惑するゼスト様…いいわぁ…いいわぁ…
あ!もっと見つめ合って!嗚呼…
熱っぽい顔でお嬢様はお父上である子爵とゼスト様の朝の鍛錬を見つめていた。
二人の騎士は手合わせ中に熱くなったのか、上半身の服を脱いで、逞しい上半身を露わにしている。真剣に打ち合っている二人からは薄っすらと湯気が出ていた。
やはり、お嬢様はゼスト様を憎からず思っていらっしゃるのかしら?
でもあのゼスト様が家にいらっしゃった時には、嫌そうにしてらっしゃったわよね?
そんなことをお嬢様の侍女として仕えるラウラはグルグルと思案していた。
あれからジュノには話しかけ難くなり、ここ3日は彼のいる厩舎には行かないようにしている。だから今はゼスト様の服の股間あたりに牝馬の尿を塗る作業はしていない。新鮮な尿でないと匂いが酷いから。
しばらくジュノに会っていないと、ラウラの心は凪いてきて、いつもの様になんでも冷静に振舞えるようになっていた。
私はエヴァお嬢様の侍女。
彼女の心と身体のサポートをする。
だからもう恋なんて諦めるのよ。
そうよ、ラウラ。もっとしっかりしなさい。
だが、それは少しの間だった。
朝、お嬢様の御髪を整えて、マッサージを始めようとしていた時、お嬢様の部屋からは庭園の様子がよく見える。その端に洗濯するための広場が広がっている。
そこにジュノとランドリーメイドのソフィアが楽しそうに話をしているのが見えた。
ソフィアはまだまだ若いメイドで非常に可愛らしい女の子だ。洗濯物を乾かす竿を持ちながら、ジュノと楽しそうに話をしている。ジュノもあの細めの目を崩しながら話していた。
あ…
足元が崩れるような表現しようのないとりとめのない感情が湧き出て、ラウラはお嬢様のために取り寄せていた香油を取り落とした。
ビンに入っていたそれは派手な音を立てて割れてしまった。
「ラウラ?どうしたの?」
「お、お嬢様!申し訳ございません!申し訳ございません!手が滑ってしまって!」
「あらあら、珍しい。あ、ラウラ焦らないで、気をつけ…」
彼女の注意も耳に入らず、急いで瓶の欠片を片付けようと手を出したラウラは指に破片が刺さった。
「っつ!」
「大変!」
髪のお手入れを受けていたエヴァお嬢様がラウラの手を持って近くにある布で押さえてくれる。
「ラウラ、誰か呼んでくるから、そのままね」
お嬢様は頼もしく、下した髪のまま廊下に出て行ってしまった。
ジュノが他の女の子と話しているだけで、こんなに取り乱すなんて…物を取り落として割ることなんてラウラは人前でしたことが無かった。恥ずかしくて消え入りそうな気分になる。
すぐに家政婦長や、執事たちがやってきてラウラは手当を受けた。
人差し指を怪我しているので、しばらくは侍女としての役割を他の使用人に変わってもらい、ラウラは監督するようにお嬢様の側に侍るだけになってしまった。
持て余し気味になると、こんな失態を起こした自分を責める気持ちと、どうしてもジュノの事を考えてしまって、ラウラは余計自分の闇にのまれてしまう。
少し元気のないラウラにハウスメイドのアナが食堂で気遣わし気に声を掛けてきた。
「ラウラ?最近元気ないけど、大丈夫?」
「……うん。大丈夫よ」
「ねぇ、ラウラ?ジュノとどうなったの?」
ラウラは口に含んでいた水を盛大に吹いた。
「ぶ!」
「あらー…ゴメン急だったかな…」アナはラウラの慌てように、自分が悪いことを聞いたのだと気付いたらしい。
「ゴホっ!…コホッ!」
「あのしっかり者のラウラさんが、最近腑抜けてしまってるらしいじゃない?ジュノと会わなくなってからでしょ?」
戸惑いよりも好奇心が勝ったのか、まだまだ追及の手を緩めないアナ。
「な!なんで、知ってっ…」
「あんたの眼鏡目立つのよ。丘の上の厩舎にいても気付くわよ。てっきりあの厩舎で色々してるのかと…」
「やっやだ!やめてよ」
アナが猫の様な目を細めて楽しそうに言うのを慌てて止める。
「ふふ」アナはとても楽しそうに口を隠して笑っている。
「ちが、違うわよ!ちょっとお嬢様の事で相談することがあったから、彼に話を聞いてもらっていたの!べ、べつに、あ、あ、逢引してたとかじゃなくて…」
「ふーん」
アナは仲のいい自分に何も教えてもらえないことが不満なのか、口を尖らせて、疑わし気な視線を向けてくる。
「本当だって、だって…彼は……ランドリーのソフィアと仲いいんでしょ?」
目を瞑って、ラウラは一気にまくし立てた。
アナのリアクションがないので、ラウラはそっと、アナの様子を伺う。
眉を寄せて不思議な顔をしたアナは変な顔をしている。
「え?」
「は?」
間抜けな二人の言葉が途切れた時、執事のコメットがラウラに声を掛けてきた。
「ラウラ、お嬢様の香油の事で聞きたいことがある」
「あ、は、はい。じゃあね、アナ、後でまた話をしよう」
アナの怪訝な顔を見ると、使用人の宿舎のアナの部屋でソフィアとジュノの事を詳しく聞いた方が良さそうだと思った。
コメットとこの間破損してしまったお嬢様の香油の仕入れ先の事で話をし終わると、突然コメットがラウラの頭頂部をポンポンと整えるように撫でた。
「?」
ラウラが驚いてコメットから体を離すと、鉄仮面のコメットは表情を一切動かさずに「手の怪我のせいだと思いますが、御髪が乱れていましたよ。直しましたが」と言った。
ラウラはこの冷たいほど表情が変わらない執事が嫌いではなかった。彼は誰にも興味がない様に見えて、とてつもなく観察眼に優れていて、人の心の機微に敏感な男だ。若くして従僕から執事に格上げしているのもその能力の高さにある。
ラウラが怪我を負っていることを加味した采配をしてくれていて、とても仕事がやりやすい。
彼は怪我のせいで整えるのが難しい右側の頭頂部の乱れを直ぐに気付いてくれたのだ。
それに、ちゃんと「手の怪我のせいだから、気にするな」とも付け加えてくれる。
暖かい気持ちでこの優しい同僚に、笑顔で「ありがとう」と返す。
コメットはそれにも表情を動かすことなく、「どういたしまして」と踵を返した。
廊下を歩いて、家政婦長の元へ急いでいくコメットを見送りながら、ラウラは侍女の代わりにお嬢様についてもらっているハウスメイドにどういう指導をしようかと考えることにした。ラウラのほかにお嬢様のための侍女はもう一人いるが、彼女はどうにも頼りないのだ。
ゆっくりと思案しながら歩いていると、彼女の目の前に大きな影が落ちた。
そこには天敵が立っていた。
お嬢様にちょっかいを出す痴漢騎士こと、ゼスト様だった。
まさか実の父までそんな目で見れるなんて、我ながら腐りきってますな!だってお父様ったら浮いた話無さすぎるしさぁ…お母さまが亡くなってもう16年よ。これで整合性がとれちゃうじゃん。
枯れオジをタチオジにしようと誘惑するゼスト様…いいわぁ…いいわぁ…
あ!もっと見つめ合って!嗚呼…
熱っぽい顔でお嬢様はお父上である子爵とゼスト様の朝の鍛錬を見つめていた。
二人の騎士は手合わせ中に熱くなったのか、上半身の服を脱いで、逞しい上半身を露わにしている。真剣に打ち合っている二人からは薄っすらと湯気が出ていた。
やはり、お嬢様はゼスト様を憎からず思っていらっしゃるのかしら?
でもあのゼスト様が家にいらっしゃった時には、嫌そうにしてらっしゃったわよね?
そんなことをお嬢様の侍女として仕えるラウラはグルグルと思案していた。
あれからジュノには話しかけ難くなり、ここ3日は彼のいる厩舎には行かないようにしている。だから今はゼスト様の服の股間あたりに牝馬の尿を塗る作業はしていない。新鮮な尿でないと匂いが酷いから。
しばらくジュノに会っていないと、ラウラの心は凪いてきて、いつもの様になんでも冷静に振舞えるようになっていた。
私はエヴァお嬢様の侍女。
彼女の心と身体のサポートをする。
だからもう恋なんて諦めるのよ。
そうよ、ラウラ。もっとしっかりしなさい。
だが、それは少しの間だった。
朝、お嬢様の御髪を整えて、マッサージを始めようとしていた時、お嬢様の部屋からは庭園の様子がよく見える。その端に洗濯するための広場が広がっている。
そこにジュノとランドリーメイドのソフィアが楽しそうに話をしているのが見えた。
ソフィアはまだまだ若いメイドで非常に可愛らしい女の子だ。洗濯物を乾かす竿を持ちながら、ジュノと楽しそうに話をしている。ジュノもあの細めの目を崩しながら話していた。
あ…
足元が崩れるような表現しようのないとりとめのない感情が湧き出て、ラウラはお嬢様のために取り寄せていた香油を取り落とした。
ビンに入っていたそれは派手な音を立てて割れてしまった。
「ラウラ?どうしたの?」
「お、お嬢様!申し訳ございません!申し訳ございません!手が滑ってしまって!」
「あらあら、珍しい。あ、ラウラ焦らないで、気をつけ…」
彼女の注意も耳に入らず、急いで瓶の欠片を片付けようと手を出したラウラは指に破片が刺さった。
「っつ!」
「大変!」
髪のお手入れを受けていたエヴァお嬢様がラウラの手を持って近くにある布で押さえてくれる。
「ラウラ、誰か呼んでくるから、そのままね」
お嬢様は頼もしく、下した髪のまま廊下に出て行ってしまった。
ジュノが他の女の子と話しているだけで、こんなに取り乱すなんて…物を取り落として割ることなんてラウラは人前でしたことが無かった。恥ずかしくて消え入りそうな気分になる。
すぐに家政婦長や、執事たちがやってきてラウラは手当を受けた。
人差し指を怪我しているので、しばらくは侍女としての役割を他の使用人に変わってもらい、ラウラは監督するようにお嬢様の側に侍るだけになってしまった。
持て余し気味になると、こんな失態を起こした自分を責める気持ちと、どうしてもジュノの事を考えてしまって、ラウラは余計自分の闇にのまれてしまう。
少し元気のないラウラにハウスメイドのアナが食堂で気遣わし気に声を掛けてきた。
「ラウラ?最近元気ないけど、大丈夫?」
「……うん。大丈夫よ」
「ねぇ、ラウラ?ジュノとどうなったの?」
ラウラは口に含んでいた水を盛大に吹いた。
「ぶ!」
「あらー…ゴメン急だったかな…」アナはラウラの慌てように、自分が悪いことを聞いたのだと気付いたらしい。
「ゴホっ!…コホッ!」
「あのしっかり者のラウラさんが、最近腑抜けてしまってるらしいじゃない?ジュノと会わなくなってからでしょ?」
戸惑いよりも好奇心が勝ったのか、まだまだ追及の手を緩めないアナ。
「な!なんで、知ってっ…」
「あんたの眼鏡目立つのよ。丘の上の厩舎にいても気付くわよ。てっきりあの厩舎で色々してるのかと…」
「やっやだ!やめてよ」
アナが猫の様な目を細めて楽しそうに言うのを慌てて止める。
「ふふ」アナはとても楽しそうに口を隠して笑っている。
「ちが、違うわよ!ちょっとお嬢様の事で相談することがあったから、彼に話を聞いてもらっていたの!べ、べつに、あ、あ、逢引してたとかじゃなくて…」
「ふーん」
アナは仲のいい自分に何も教えてもらえないことが不満なのか、口を尖らせて、疑わし気な視線を向けてくる。
「本当だって、だって…彼は……ランドリーのソフィアと仲いいんでしょ?」
目を瞑って、ラウラは一気にまくし立てた。
アナのリアクションがないので、ラウラはそっと、アナの様子を伺う。
眉を寄せて不思議な顔をしたアナは変な顔をしている。
「え?」
「は?」
間抜けな二人の言葉が途切れた時、執事のコメットがラウラに声を掛けてきた。
「ラウラ、お嬢様の香油の事で聞きたいことがある」
「あ、は、はい。じゃあね、アナ、後でまた話をしよう」
アナの怪訝な顔を見ると、使用人の宿舎のアナの部屋でソフィアとジュノの事を詳しく聞いた方が良さそうだと思った。
コメットとこの間破損してしまったお嬢様の香油の仕入れ先の事で話をし終わると、突然コメットがラウラの頭頂部をポンポンと整えるように撫でた。
「?」
ラウラが驚いてコメットから体を離すと、鉄仮面のコメットは表情を一切動かさずに「手の怪我のせいだと思いますが、御髪が乱れていましたよ。直しましたが」と言った。
ラウラはこの冷たいほど表情が変わらない執事が嫌いではなかった。彼は誰にも興味がない様に見えて、とてつもなく観察眼に優れていて、人の心の機微に敏感な男だ。若くして従僕から執事に格上げしているのもその能力の高さにある。
ラウラが怪我を負っていることを加味した采配をしてくれていて、とても仕事がやりやすい。
彼は怪我のせいで整えるのが難しい右側の頭頂部の乱れを直ぐに気付いてくれたのだ。
それに、ちゃんと「手の怪我のせいだから、気にするな」とも付け加えてくれる。
暖かい気持ちでこの優しい同僚に、笑顔で「ありがとう」と返す。
コメットはそれにも表情を動かすことなく、「どういたしまして」と踵を返した。
廊下を歩いて、家政婦長の元へ急いでいくコメットを見送りながら、ラウラは侍女の代わりにお嬢様についてもらっているハウスメイドにどういう指導をしようかと考えることにした。ラウラのほかにお嬢様のための侍女はもう一人いるが、彼女はどうにも頼りないのだ。
ゆっくりと思案しながら歩いていると、彼女の目の前に大きな影が落ちた。
そこには天敵が立っていた。
お嬢様にちょっかいを出す痴漢騎士こと、ゼスト様だった。
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