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本編
No.154~ダンジョン解放前イベント28
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俺が新しい作戦を考えている間もリヴァイアサンは俺の事を攻撃していたが海の水を操ってくるだけなので避けることは簡単だった。
「ガァァァァ!!」
いきなりリヴァイアサンは叫ぶと海の中に戻っていった。
(時空魔法が無効化されたか)
リヴァイアサンが叫んだ時にリヴァイアサンから大量の魔力が発せられた、つまり大量の魔力で自分に掛けられている時空魔法を強制的に壊したという事になる。
今まで解除された事の無かった時空魔法が破られた。
(こりゃあもう一回時空魔法を掛けても直ぐに解除されるか)
俺は海に潜っていったリヴァイアサンに注意する。
少しその場に待機しているといきなり後ろから衝撃を感じた。
(何だ!?)
気づいた時にはいつの間にか水中に沈んでいた。
(くそ、後ろからの水に気づかなかったって事か)
俺は水中のリヴァイアサンに注意していたから後ろから来ていた大量の水に気づかなかった。
(そうか、だから俺が気づかなかったのか)
リヴァイアサンは魔力で海水を操っている訳じゃないみたいだ。
俺はてっきりリヴァイアサンは海水を魔力で操っていると思っていた。
いつも俺は魔力感知で自分に向かってくる魔法攻撃を感知する。
今回の俺はリヴァイアサンは魔力で海水を操っていると勘違いしていたため起こったって訳だ。
(早く海から出ないと!)
海の中はリヴァイアサンの領域だ。
早く脱出しないと不利な戦いになる。
幸い窒息ダメージを受けない事から、なんらかの称号の力で窒息はしない様にはなっているが、水中だと動きが遅くなるし、攻撃の威力も減る、それに対してリヴァイアサンは元々海にいるモンスターだから移動も攻撃も弱くなったりしない。
俺は風魔法を使って足からジェット噴射の様に風を作り出し推進力にして海から出ようとする。
ぐんぐんと海の中を進んでいる俺だがそこまで深く沈んだのだろうか?進めど進めど海から出られる気配がしない。
(それにリヴァイアサンの姿も無い…なにか怪しいな)
自分のテリトリーに獲物を連れてきたら一方的に攻撃が出来る筈だ。
なのに攻撃どころか姿が見えない所に何か有るんじゃないかと考えてしまう。
周りを警戒しながら海から出るために移動していた俺はとある場所で停まる事になった。
(これは…海の外に出れない様にしているのか?)
あとちょっとで海から出られるという所で俺の進むスピードが急激に低下して、その原因を探るために一旦停止していたのだ。
その結果、海面から下に凄い勢いで水が行っている事が分かった。
多分リヴァイアサンの水流操作で万が一にも俺が海から出ない様にしたって訳か…それで、姿が見えないのは直接戦わなくても窒息で死ぬと考えたからか?
たしかに俺も称号の効果が無かったらなすすべも無く死んでいる作戦だが、リヴァイアサンは俺が生きているという事に気づいているのだろうか?
俺は策敵を発動させてリヴァイアサンの場所を確認する…リヴァイアサンは俺から大分離れた所に居るみたいだ。
(リヴァイアサンは俺が窒息して死ぬと考えていた、ならバレない様に近づけば確実に攻撃を当てられる)
俺はマップを確認しながらゆっくり、そして着実にリヴァイアサンに近づいていく。
(見つけた!)
リヴァイアサンは俺に気づく感じも無く巨大な魚を補食していた。
俺に削られたHPを回復させているみたいだ、すでにゲージの3分の1も回復させている。
どうやら食べる事に集中しているみたいだ…これなら多少の事じゃ気づかれないだろう。
俺は龍神の杖をストレージに入れて代わりにオリハルコン合金の刀を2本取り出し装備する。
(どうせなら刀をさして解放した方が威力がでるんだけど物理攻撃が効かないんじゃなぁ)
俺はリヴァイアサンに気づかれない様気をつけて着々とリヴァイアサンの元に近づいていく…そしてリヴァイアサンの真後ろに気づかれずに行くことが出来た。
俺は両腰に帯びていた刀を抜く。
「ガァァァァ!!」
いきなりリヴァイアサンは叫ぶと海の中に戻っていった。
(時空魔法が無効化されたか)
リヴァイアサンが叫んだ時にリヴァイアサンから大量の魔力が発せられた、つまり大量の魔力で自分に掛けられている時空魔法を強制的に壊したという事になる。
今まで解除された事の無かった時空魔法が破られた。
(こりゃあもう一回時空魔法を掛けても直ぐに解除されるか)
俺は海に潜っていったリヴァイアサンに注意する。
少しその場に待機しているといきなり後ろから衝撃を感じた。
(何だ!?)
気づいた時にはいつの間にか水中に沈んでいた。
(くそ、後ろからの水に気づかなかったって事か)
俺は水中のリヴァイアサンに注意していたから後ろから来ていた大量の水に気づかなかった。
(そうか、だから俺が気づかなかったのか)
リヴァイアサンは魔力で海水を操っている訳じゃないみたいだ。
俺はてっきりリヴァイアサンは海水を魔力で操っていると思っていた。
いつも俺は魔力感知で自分に向かってくる魔法攻撃を感知する。
今回の俺はリヴァイアサンは魔力で海水を操っていると勘違いしていたため起こったって訳だ。
(早く海から出ないと!)
海の中はリヴァイアサンの領域だ。
早く脱出しないと不利な戦いになる。
幸い窒息ダメージを受けない事から、なんらかの称号の力で窒息はしない様にはなっているが、水中だと動きが遅くなるし、攻撃の威力も減る、それに対してリヴァイアサンは元々海にいるモンスターだから移動も攻撃も弱くなったりしない。
俺は風魔法を使って足からジェット噴射の様に風を作り出し推進力にして海から出ようとする。
ぐんぐんと海の中を進んでいる俺だがそこまで深く沈んだのだろうか?進めど進めど海から出られる気配がしない。
(それにリヴァイアサンの姿も無い…なにか怪しいな)
自分のテリトリーに獲物を連れてきたら一方的に攻撃が出来る筈だ。
なのに攻撃どころか姿が見えない所に何か有るんじゃないかと考えてしまう。
周りを警戒しながら海から出るために移動していた俺はとある場所で停まる事になった。
(これは…海の外に出れない様にしているのか?)
あとちょっとで海から出られるという所で俺の進むスピードが急激に低下して、その原因を探るために一旦停止していたのだ。
その結果、海面から下に凄い勢いで水が行っている事が分かった。
多分リヴァイアサンの水流操作で万が一にも俺が海から出ない様にしたって訳か…それで、姿が見えないのは直接戦わなくても窒息で死ぬと考えたからか?
たしかに俺も称号の効果が無かったらなすすべも無く死んでいる作戦だが、リヴァイアサンは俺が生きているという事に気づいているのだろうか?
俺は策敵を発動させてリヴァイアサンの場所を確認する…リヴァイアサンは俺から大分離れた所に居るみたいだ。
(リヴァイアサンは俺が窒息して死ぬと考えていた、ならバレない様に近づけば確実に攻撃を当てられる)
俺はマップを確認しながらゆっくり、そして着実にリヴァイアサンに近づいていく。
(見つけた!)
リヴァイアサンは俺に気づく感じも無く巨大な魚を補食していた。
俺に削られたHPを回復させているみたいだ、すでにゲージの3分の1も回復させている。
どうやら食べる事に集中しているみたいだ…これなら多少の事じゃ気づかれないだろう。
俺は龍神の杖をストレージに入れて代わりにオリハルコン合金の刀を2本取り出し装備する。
(どうせなら刀をさして解放した方が威力がでるんだけど物理攻撃が効かないんじゃなぁ)
俺はリヴァイアサンに気づかれない様気をつけて着々とリヴァイアサンの元に近づいていく…そしてリヴァイアサンの真後ろに気づかれずに行くことが出来た。
俺は両腰に帯びていた刀を抜く。
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