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本編
No.144~ダンジョン解放前イベント18
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墳墓、大量のアンデット、そしてレイドボス、この情報を元に今回のレイドボスモンスターを予想すると、今回のレイドボスはノーライフキングだと予想出来る。
ノーライフキングとは死霊魔術を極めたアンデッドのなかでも最強とされる絶対的存在となった不死の王とされているアンデットモンスターだ。
今回のステージは墳墓、つまり墓だ。
ゾンビやグール、ミイラ男、スケルトン等の肉体を持ったモンスターや、レイスやファントム等の霊体を持ったアンデット等、色んな種類のアンデットが出てくる。
ノーライフキングは、その全てアンデットモンスターを死霊魔法で操る事が出来るモンスターだ。
しかも明確な意思も無く攻撃してくるアンデットモンスターが上位アンデットに操られる事で連携するようになる。
基本的にアンデットモンスターには火属性か光属性の魔法を与えるとダメージに期待できる。
特に光魔法のヒール系の回復魔法はアンデットモンスターに一番ダメージが入る様になっている。
なので、魔力が多くなってきた光属性を覚えているプレイヤーは、自分中心に範囲回復をするエリアヒールを常時発動させる事によってアンデットモンスターにダメージを与えつつ自分のHPを回復させるという方法を取ることも出来るな。
周りを見渡すと大量のアンデットモンスターが居る後ろにデュラハンが1人の骸骨を護るように並んでいた。
(という事はあそこにいる骸骨がノーライフキングで合ってそうだな)
俺は挨拶がわりに光魔法で作った光のレーザーをお見舞いする。
「ちょっ、待っ危な!」
「ッチ!外したか」
ノーライフキングはレーザー光線をギリギリ避ける。
「貴様!いきなり攻撃するとは何事だ!」
(こいつはバカなのか?)
不意討ちや暗殺は戦闘の基本だろうに。
「今どき真っ正面から戦いに行くバカが居るかよ」
「なっ!おい!アンデットども、アイツを攻撃しろ!」
ノーライフキングが命令をすると俺の周りを囲んでいたアンデットモンスターが俺を攻撃しようと接近してきた。
が、俺の周りに展開されているエリアヒールの範囲に入ったアンデットからダメージを食らっていき、俺にたどり着く前に死んでいく。
成る程、ここのアンデット自体のレベルはそこまで高くないみたいだな。
流石にエリアヒールで970レベルのアンデットモンスターのHPを削りきれる筈が無いからな。
俺の周りにいた下位アンデットモンスターはエリアヒールによって全て消滅した。
「クソ!おい!デュラハン!アイツを倒せ!」
ノーライフキングに命令されたデュラハン2体は俺に向かって来る。
俺はデュラハンの攻撃を避け、レーザー光線で頭を撃ち抜き、デュラハンを倒す。
「これでお前を護るアンデットは居なくなったな」
そう言うとノーライフキングはいきなり笑いだした。
「フハハハハ!貴様は私を護る存在があの雑魚共だけだと思っているのか!…来い!私の最高傑作よ!」
そう言って上空に手を振り上げるとノーライフキングの後ろからドラゴンのアンデット、スケルトンドラゴンが骨で出来た翼をはためかせて飛んで来た。
「見よ!あらゆる種族の頂点に位置するドラゴンのアンデットだ!ドラゴンブレスを吐くことは出来ないが筋力や素早さ等の能力は元の数値より上!貴様では手も足もでまい!」
ノーライフキングはもう俺に勝ったつもりで居るらしい。
スケルトンドラゴンに命令をすることもなくその場に立っている。
操られているアンデットモンスターは命令されるまではその場に待機するので現在スケルトンドラゴンは俺の事を攻撃してこない。
俺はその隙に龍神の杖に魔力を流し込み疑似ブレスをスケルトンドラゴンに撃ち込む。
スケルトンドラゴンは疑似ブレスに巻き込まれ、消滅する。
さて、これで残るはノーライフキングだけだな。
ノーライフキングとは死霊魔術を極めたアンデッドのなかでも最強とされる絶対的存在となった不死の王とされているアンデットモンスターだ。
今回のステージは墳墓、つまり墓だ。
ゾンビやグール、ミイラ男、スケルトン等の肉体を持ったモンスターや、レイスやファントム等の霊体を持ったアンデット等、色んな種類のアンデットが出てくる。
ノーライフキングは、その全てアンデットモンスターを死霊魔法で操る事が出来るモンスターだ。
しかも明確な意思も無く攻撃してくるアンデットモンスターが上位アンデットに操られる事で連携するようになる。
基本的にアンデットモンスターには火属性か光属性の魔法を与えるとダメージに期待できる。
特に光魔法のヒール系の回復魔法はアンデットモンスターに一番ダメージが入る様になっている。
なので、魔力が多くなってきた光属性を覚えているプレイヤーは、自分中心に範囲回復をするエリアヒールを常時発動させる事によってアンデットモンスターにダメージを与えつつ自分のHPを回復させるという方法を取ることも出来るな。
周りを見渡すと大量のアンデットモンスターが居る後ろにデュラハンが1人の骸骨を護るように並んでいた。
(という事はあそこにいる骸骨がノーライフキングで合ってそうだな)
俺は挨拶がわりに光魔法で作った光のレーザーをお見舞いする。
「ちょっ、待っ危な!」
「ッチ!外したか」
ノーライフキングはレーザー光線をギリギリ避ける。
「貴様!いきなり攻撃するとは何事だ!」
(こいつはバカなのか?)
不意討ちや暗殺は戦闘の基本だろうに。
「今どき真っ正面から戦いに行くバカが居るかよ」
「なっ!おい!アンデットども、アイツを攻撃しろ!」
ノーライフキングが命令をすると俺の周りを囲んでいたアンデットモンスターが俺を攻撃しようと接近してきた。
が、俺の周りに展開されているエリアヒールの範囲に入ったアンデットからダメージを食らっていき、俺にたどり着く前に死んでいく。
成る程、ここのアンデット自体のレベルはそこまで高くないみたいだな。
流石にエリアヒールで970レベルのアンデットモンスターのHPを削りきれる筈が無いからな。
俺の周りにいた下位アンデットモンスターはエリアヒールによって全て消滅した。
「クソ!おい!デュラハン!アイツを倒せ!」
ノーライフキングに命令されたデュラハン2体は俺に向かって来る。
俺はデュラハンの攻撃を避け、レーザー光線で頭を撃ち抜き、デュラハンを倒す。
「これでお前を護るアンデットは居なくなったな」
そう言うとノーライフキングはいきなり笑いだした。
「フハハハハ!貴様は私を護る存在があの雑魚共だけだと思っているのか!…来い!私の最高傑作よ!」
そう言って上空に手を振り上げるとノーライフキングの後ろからドラゴンのアンデット、スケルトンドラゴンが骨で出来た翼をはためかせて飛んで来た。
「見よ!あらゆる種族の頂点に位置するドラゴンのアンデットだ!ドラゴンブレスを吐くことは出来ないが筋力や素早さ等の能力は元の数値より上!貴様では手も足もでまい!」
ノーライフキングはもう俺に勝ったつもりで居るらしい。
スケルトンドラゴンに命令をすることもなくその場に立っている。
操られているアンデットモンスターは命令されるまではその場に待機するので現在スケルトンドラゴンは俺の事を攻撃してこない。
俺はその隙に龍神の杖に魔力を流し込み疑似ブレスをスケルトンドラゴンに撃ち込む。
スケルトンドラゴンは疑似ブレスに巻き込まれ、消滅する。
さて、これで残るはノーライフキングだけだな。
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