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さて、ここで思うのは何故俺がこんなにもダメージをくらったのかという所だろう。
俺のステータスのDFEは約2000万、これほどのステータスを持っているなら、ダメージを食らう事は殆ど無いと思うだろう。
まぁその通り、俺がこの世界に来てダメージを負った事は殆ど無い。
有ったとしてもこの世界での自分の力を確かめた時とか、ステータスを制限している時だ。
だが、俺が壁にぶつかっただけで全身骨折する位のダメージを負った理由。
それはこの部屋の壁の硬さが関係してくる。
先程も言った通り、この部屋の壁は俺が暴風に吹き飛ばされて、ぶつかってもヒビすら入らない位硬い。
多分だが、神はもしも自然に邪神の封印が解けて知った場合、邪神の力が出ないようにする為にこの部屋の壁を絶対に破壊できない様にしている筈だ。
俺が神の立場だったらそうするしな。
まぁこの部屋の壁をゲームの破壊不能オブジェクトと同じと仮定しよう。
では、何故壁が絶対に破壊できないとぶつかった俺がダメージが入るのか。
それは、例えを出すとしよう。
2つの物体が衝突した場合…今回は人間と車にしよう。
車と人間が衝突した場合、車とぶつかった人間は死んでしまうが、車にはそこまで甚大な被害は出さないだろう。
その理由は車の方が人間より硬いからだ。
何を当たり前の事をと思うだろうが、世界にとって硬さとは強さの指標でもある。
一概に硬ければ良いと言うものでは無いが、それは置いておこう。
一定の硬度を持つ物体同士が衝突した場合、破壊されるのは硬度が低い物という事だ。
俺はユグドラシルオンラインで育てたステータスをそのまま持っているからDFEの値をそのまま硬度としよう。
俺と正面から衝突した場合、俺より硬度が低い…DFEの値が低い物はダメージをくらい、逆に俺はノーダメージとなる。
逆に、俺と衝突した物が俺より硬かった場合、俺はダメージをくらってしまうという事になるわけだ。
ダメージの大きさは衝突するときのスピードと衝突する時の角度が関係してくる訳だ。
ぶつかる速度が早ければその分衝撃は大きくなるし、ぶつかるときの角度は衝撃をどのくらい逃がすことが出来るかというのに関わってくる。
そこで、何故俺が全身を骨折するほどのダメージを負ったのかという話に戻る。
魔法の暴風により踏ん張りが効かなかった俺は、時速数百キロというスピードで自分より圧倒的に硬い壁に全身をうちつけた。
そして受け身を取ることも飛ぶスピードを遅くする事も出来なかった俺は見事に全ての衝撃をその身に受けたという訳だ。
全身を骨折するという体験はしたこと無いが、Mndのお陰か耐えられないという事は無かった。
そういう所ではもう俺は人間を辞めているのかもしれない。
まぁ今も龍神という種族なんだが。
さて、考え事は止めてあの悪魔をどうにかすることにしよう。
俺は悪魔目掛けて加速、ごり押しによる魔法を発動させて目眩まし用の光魔法と攻撃用の火、水、風、土光、闇魔法を同時に発動させる。
「む、そう来たか…」
同時に俺も悪魔に向かって走るが、悪魔は手を横に薙いだだけで発動させた魔法を消し去る。
魔法は直ぐに消された…だが
「それで充分だ」
俺は腰から無名を出し、悪魔を斬りつける。
「っ!ハァ!」
悪魔の身体は斜めに両断した…が、直ぐに切断部から触手の様な物が出て来て身体をくっつけてしまった。
そして悪魔は俺に向けて風魔法を放ってくる。
悪魔が放った魔法は空気の塊を大砲の様に高速で射出するという単純な物だが、そのぶん破壊力は高い。
俺は向かってくる風ノ塊を無名で切り裂き、バックステップで距離をとる。
「くそ、体を両断しても再生するのか…厄介だな」
あの触手は邪神の力だろう。
あの様子なら塵ひとつ残さない位に消滅させ無いと復活してきそうだ。
俺のステータスのDFEは約2000万、これほどのステータスを持っているなら、ダメージを食らう事は殆ど無いと思うだろう。
まぁその通り、俺がこの世界に来てダメージを負った事は殆ど無い。
有ったとしてもこの世界での自分の力を確かめた時とか、ステータスを制限している時だ。
だが、俺が壁にぶつかっただけで全身骨折する位のダメージを負った理由。
それはこの部屋の壁の硬さが関係してくる。
先程も言った通り、この部屋の壁は俺が暴風に吹き飛ばされて、ぶつかってもヒビすら入らない位硬い。
多分だが、神はもしも自然に邪神の封印が解けて知った場合、邪神の力が出ないようにする為にこの部屋の壁を絶対に破壊できない様にしている筈だ。
俺が神の立場だったらそうするしな。
まぁこの部屋の壁をゲームの破壊不能オブジェクトと同じと仮定しよう。
では、何故壁が絶対に破壊できないとぶつかった俺がダメージが入るのか。
それは、例えを出すとしよう。
2つの物体が衝突した場合…今回は人間と車にしよう。
車と人間が衝突した場合、車とぶつかった人間は死んでしまうが、車にはそこまで甚大な被害は出さないだろう。
その理由は車の方が人間より硬いからだ。
何を当たり前の事をと思うだろうが、世界にとって硬さとは強さの指標でもある。
一概に硬ければ良いと言うものでは無いが、それは置いておこう。
一定の硬度を持つ物体同士が衝突した場合、破壊されるのは硬度が低い物という事だ。
俺はユグドラシルオンラインで育てたステータスをそのまま持っているからDFEの値をそのまま硬度としよう。
俺と正面から衝突した場合、俺より硬度が低い…DFEの値が低い物はダメージをくらい、逆に俺はノーダメージとなる。
逆に、俺と衝突した物が俺より硬かった場合、俺はダメージをくらってしまうという事になるわけだ。
ダメージの大きさは衝突するときのスピードと衝突する時の角度が関係してくる訳だ。
ぶつかる速度が早ければその分衝撃は大きくなるし、ぶつかるときの角度は衝撃をどのくらい逃がすことが出来るかというのに関わってくる。
そこで、何故俺が全身を骨折するほどのダメージを負ったのかという話に戻る。
魔法の暴風により踏ん張りが効かなかった俺は、時速数百キロというスピードで自分より圧倒的に硬い壁に全身をうちつけた。
そして受け身を取ることも飛ぶスピードを遅くする事も出来なかった俺は見事に全ての衝撃をその身に受けたという訳だ。
全身を骨折するという体験はしたこと無いが、Mndのお陰か耐えられないという事は無かった。
そういう所ではもう俺は人間を辞めているのかもしれない。
まぁ今も龍神という種族なんだが。
さて、考え事は止めてあの悪魔をどうにかすることにしよう。
俺は悪魔目掛けて加速、ごり押しによる魔法を発動させて目眩まし用の光魔法と攻撃用の火、水、風、土光、闇魔法を同時に発動させる。
「む、そう来たか…」
同時に俺も悪魔に向かって走るが、悪魔は手を横に薙いだだけで発動させた魔法を消し去る。
魔法は直ぐに消された…だが
「それで充分だ」
俺は腰から無名を出し、悪魔を斬りつける。
「っ!ハァ!」
悪魔の身体は斜めに両断した…が、直ぐに切断部から触手の様な物が出て来て身体をくっつけてしまった。
そして悪魔は俺に向けて風魔法を放ってくる。
悪魔が放った魔法は空気の塊を大砲の様に高速で射出するという単純な物だが、そのぶん破壊力は高い。
俺は向かってくる風ノ塊を無名で切り裂き、バックステップで距離をとる。
「くそ、体を両断しても再生するのか…厄介だな」
あの触手は邪神の力だろう。
あの様子なら塵ひとつ残さない位に消滅させ無いと復活してきそうだ。
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