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「新たな魔王候補に国に封印された邪神の力ですか…これは大変な事になりそうですな」
「ああ、俺が戦った悪魔、名前をハーネストと言うんだが、まぁまぁ強かった。
修羅達なら苦戦する事は無いだろうが、この世界の人たちでは手も足も出ない可能性がある」
現状俺がこの世界であった人物で一番強そうなのが昨日あったカフェのマスターだ。
あのマスターぐらい強いならハーネスト達魔王候補と戦えるだろうが、そうなると必然的に冒険者ランクがS位必要となってくる。
俺1人で5つの国の邪神の力を守り通せるかと言われたら難しいからな。
流石に俺も同時に二つの国が襲われたとなったりしたら直ぐに両方の国を助けに行けるわけでは無いからな。
「主殿が私に言いたいのはその魔王候補をどうするかという問題ですね」
俺は修羅の言葉に頷いて答える。
「この国には修羅が居るから大丈夫だとは言え、他の国はそうはいかないだろ、しかも魔王候補とまともに戦えそうなのはSランク冒険者だけだけど、その冒険者が必ずしも国のために動いてくれる訳ではない」
「やはり一筋縄には行かないと言う事ですか…何か良い方法を思いつけば良いのですが…」
「俺達の様にユグドラシルオンラインプレイヤーがこの世界に居てくれたなら良いんだが…心当たりはないんだろう?」
俺は修羅に質問する。
「ええ、神から成長補正の祝福を受けていたり加護を貰っている者は居ますが、私たちの様にあの世界の力を保持した状態の者は聞いたことが有りません。
それがあったのならこの世界では有名になっている筈です」
「だよなぁ…やっぱりヤヨイ達に頼んで魔王候補に対処して貰うしか無いか」
ヤヨイは異空間に居るから直ぐに頼めるけど、フェニ、フェルは探さないといけないな。
2人を探しつつ、王都を含む5つの国に封印されている邪神の力をどうにかする事にしよう。
「決めたぞ、修羅、俺はフェニとフェルを探しつつ残り4つの国に行ってみる事にする。
俺が行っている間は修羅に王都を守っていて欲しい」
俺は修羅にそう伝える。
「分かりました、主殿が行っている間、王都の守りは任せてください」
修羅の返事を聞いた俺は隔離していた空間を元に戻す。
「それでだ、邪神の力とかは一旦置いておくとして…冒険者達に渡す予定の報酬は大丈夫なのか?」
そう、修羅は冒険者達に緊急依頼を出したわけだが、その依頼を受けた冒険者の数や、馬車でぼうけんしゃたちに聞いた報酬を考えると、冒険者ギルドの本部と言える王都の冒険者ギルドと言えど直ぐに用意できる量では無い筈だ。
国を守ったのだから国から多額の報奨金が貰えるにしてもそれで全員に報酬が渡せるかと言えばわからないと言えるだろう。
「そうですね…国から貰える報奨金にもよりますが、払えると思います…まぁ緊急依頼の報酬を決めたのは私、冒険者時代に貯めた金があるので払い切る事は可能です」
修羅の言葉を聞いて俺は考える。
修羅の話から報奨金が来ても冒険者達に渡す報酬にはまだ足りないと言った所か…修羅の奴、元々自腹を切るつもりだったな。
「よし、修羅、ちょっとついて来てくれ」
「主殿?」
俺は修羅に一言言って部屋から出て、この前素材を換金した部屋に向かう。
後ろにはおれに言われた通りに俺に修羅がついて来ている。
そして目的の部屋についた。
「主殿…一体ここに来て何を…」
俺は部屋についた所でストレージにしまっていた今回ダンジョンで入手した素材を全て取り出す。
「主殿…これは?」
俺は修羅の言葉に答える。
「これは今回ダンジョンに入って手に入れた素材だ、これだけあれば冒険者達に払う報酬の足しにはなるだろう」
俺は修羅にこの素材を冒険者に渡す報酬の足しにしてくれと言う。
「主殿、私はその素材を受け取る事は出来ません」
だが、何故か修羅は俺の提案を断った。
「ああ、俺が戦った悪魔、名前をハーネストと言うんだが、まぁまぁ強かった。
修羅達なら苦戦する事は無いだろうが、この世界の人たちでは手も足も出ない可能性がある」
現状俺がこの世界であった人物で一番強そうなのが昨日あったカフェのマスターだ。
あのマスターぐらい強いならハーネスト達魔王候補と戦えるだろうが、そうなると必然的に冒険者ランクがS位必要となってくる。
俺1人で5つの国の邪神の力を守り通せるかと言われたら難しいからな。
流石に俺も同時に二つの国が襲われたとなったりしたら直ぐに両方の国を助けに行けるわけでは無いからな。
「主殿が私に言いたいのはその魔王候補をどうするかという問題ですね」
俺は修羅の言葉に頷いて答える。
「この国には修羅が居るから大丈夫だとは言え、他の国はそうはいかないだろ、しかも魔王候補とまともに戦えそうなのはSランク冒険者だけだけど、その冒険者が必ずしも国のために動いてくれる訳ではない」
「やはり一筋縄には行かないと言う事ですか…何か良い方法を思いつけば良いのですが…」
「俺達の様にユグドラシルオンラインプレイヤーがこの世界に居てくれたなら良いんだが…心当たりはないんだろう?」
俺は修羅に質問する。
「ええ、神から成長補正の祝福を受けていたり加護を貰っている者は居ますが、私たちの様にあの世界の力を保持した状態の者は聞いたことが有りません。
それがあったのならこの世界では有名になっている筈です」
「だよなぁ…やっぱりヤヨイ達に頼んで魔王候補に対処して貰うしか無いか」
ヤヨイは異空間に居るから直ぐに頼めるけど、フェニ、フェルは探さないといけないな。
2人を探しつつ、王都を含む5つの国に封印されている邪神の力をどうにかする事にしよう。
「決めたぞ、修羅、俺はフェニとフェルを探しつつ残り4つの国に行ってみる事にする。
俺が行っている間は修羅に王都を守っていて欲しい」
俺は修羅にそう伝える。
「分かりました、主殿が行っている間、王都の守りは任せてください」
修羅の返事を聞いた俺は隔離していた空間を元に戻す。
「それでだ、邪神の力とかは一旦置いておくとして…冒険者達に渡す予定の報酬は大丈夫なのか?」
そう、修羅は冒険者達に緊急依頼を出したわけだが、その依頼を受けた冒険者の数や、馬車でぼうけんしゃたちに聞いた報酬を考えると、冒険者ギルドの本部と言える王都の冒険者ギルドと言えど直ぐに用意できる量では無い筈だ。
国を守ったのだから国から多額の報奨金が貰えるにしてもそれで全員に報酬が渡せるかと言えばわからないと言えるだろう。
「そうですね…国から貰える報奨金にもよりますが、払えると思います…まぁ緊急依頼の報酬を決めたのは私、冒険者時代に貯めた金があるので払い切る事は可能です」
修羅の言葉を聞いて俺は考える。
修羅の話から報奨金が来ても冒険者達に渡す報酬にはまだ足りないと言った所か…修羅の奴、元々自腹を切るつもりだったな。
「よし、修羅、ちょっとついて来てくれ」
「主殿?」
俺は修羅に一言言って部屋から出て、この前素材を換金した部屋に向かう。
後ろにはおれに言われた通りに俺に修羅がついて来ている。
そして目的の部屋についた。
「主殿…一体ここに来て何を…」
俺は部屋についた所でストレージにしまっていた今回ダンジョンで入手した素材を全て取り出す。
「主殿…これは?」
俺は修羅の言葉に答える。
「これは今回ダンジョンに入って手に入れた素材だ、これだけあれば冒険者達に払う報酬の足しにはなるだろう」
俺は修羅にこの素材を冒険者に渡す報酬の足しにしてくれと言う。
「主殿、私はその素材を受け取る事は出来ません」
だが、何故か修羅は俺の提案を断った。
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