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生か死か
第二十三話 神竜ノ巫女
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命達は事の起こっている町の入口付近で集まっている住人達へ近ずいた。
「やぁ!ここで何が起こったのか教えてくれない?」
命は1人の男性に聞いた。
「悪魔種共が襲撃してきあがったんだよ!クッソなんでここに…」
「悪魔種…ありがとう!お兄さん!」
命は満面の笑みでお礼を言った。
「…」
男性は顔を赤らめその笑顔に見惚れていた。
「…命、行くよ」
冥界者が命の腕を掴みそのまま歩き出した。
「え?ちょま!冥!」
冥界者は騎士達が集まっている所へ行った。
「なんだ君たちは?旅人か?」
騎士は命と冥界者を不思議そうに見た。
冥界者は「はい」と答えた。
だが命は
「神祖龍神 堕天 星雲だ」
と正直に答えた。
「吾の目的は一つ。この先へ行くことだ」
騎士は困惑していたがしばらくして冷静さを取り戻した。
「…なぜ敵であるあなたがここへ」
「簡単だ。複製体の始末と鬼神ノ器……いや、神獣の鎮静化をしに来た。ただそれだけよ」
騎士は「少し待ってください」と言いどこかへ行った。
騎士が去った後しばらくして太陽が隠れたのか辺りが暗くなった。
「…はぁ。冥、雑兵は任せたよ。ボスはあたしが」
冥界者は「リョーかいっ」と言い空を見上げた。
「ありゃー思ったより数多いな」
「冥…いやアルジー・レストロン、無理はしないでね」
「それこっちのセリフでしょ。てかフルネームで呼ぶな!」
命は水で武器を生成した。
「さっ、皆々様はお下がりください!これよりご覧頂くのは生者を貪り喰らう不届き者の処刑じゃ」
真っ白なローブに身を包んだ何者かがゆっくりと歩いてきた。
「ふぅー」
命は息を吐いたあと楽しそうに笑った。
「はは!汝が吾のウォーミングアップか!?せいぜい楽しませろ!」
命が先に動きそのまま白ローブを斬り捨てた。
「は?」
呆気なさに命は白ローブの死体を眺めていた。
「手加減したはずだけどなー ま、数の暴力で来るのね。チッ、度胸なしが」
命は醜いゴミを見る目で白ローブ達を睨んだ。
「死ねよ」
とてもつまらなさそうに言い放った。すると白ローブ達は苦しそうに倒れていった。
「はい終わり。冥、行こうか」
命は死にきっていない白ローブに言い放った。
「神殺しが下等生物如きに出来ると?吾も甘く見られたものじゃな。これでも分けても分けきれぬ程には生きておる。」
白ローブに顔を近ずけ嘲笑う様な笑みを浮かべた。
「経験の差だ。下劣極まりない無能が」
命は白ローブの頭を踏み潰し愉しそうに笑いそのまま町の中まで歩き出した。
「あーそうだそうだ」
数歩歩いたところで止まり町の住人達を見た。
「みんな少し寝てて」
住人達は次々と倒れて行く中、命は気にすること無く町野中へ入っていった。
「冥、みんなは任せたよ」
命は両手を広げ愉しそうに笑った。
命の姿は一体の「竜」となり周りを焼き払った。
「死体があっては死神モドキが増えるからね。」
「竜」は人の姿に戻り平然と蒼炎の海を歩いた。
辺りの死体は骨と化しそれ等を無情に踏み壊し歩いていた。
エミリーはいきなり現れた、消えた竜に戸惑い、「少女」とセイラは構わず殺し合っている。
「なんなのあのドラゴン…」
エミリーは周りの蒼炎を水魔法で消火していた。その最中、「少女」と同じ声が蒼炎の中から聞こえた。
「おやおやー!何やらあたし抜きで随分と愉しんでたみたいじゃない!つまらなくなるじゃん」
蒼炎の中からは「少女」と瓜二つの少女が両手の手のひらを上に向け出てきた。
「やぁエミリー。初めまして、話は後でにしようか。今はあの二人をどうにかしないとね」
そういい命は「少女」を投げ飛ばした。
「さっセイラくん。我に返って貰わないと困るよ」
無数の手がセイラを捕まえ命はエミリーを見た。
「ねぇ?セイラくんを落ち着かせる方法知らない?」
「…ぇ…知らないです…」
「だよねぇー……言いずらいけど手荒な方法でいい?無論、傷は今の再生能力ならすぐにでもなかったことになるし、残りそうなのはあたしが治そう。」
「あたん誰なの!」
「話は後でだじゃないと危ないよ」
命はセイラの拘束を解きセイラは命に一直線に走った。
「阿呆が。」
命は体を捻りセイラの攻撃を避けそのまま腕を掴んだ。
「異能強制解除」
セイラの姿は元に戻り炎は消え、セイラは気を失った。
「はい、終わり。後はあたしの暴走体の始末を…」
「ヴヴァアア!」
セイラは命の胸を貫いた。
「…吾の血に触れぬ方が身のためだぞ」
「…」
セイラは血を吐き、それでも命を殺そうとした。
「セイラ!」
エミリーの声が辺りに響いた。
「ヴヴァアッ…ア…アア……あ…エミ…リ…」
セイラは脱力するように倒れエミリーはセイラに駆け寄った。
「ニセモノガ!」
「少女」は元の姿とはかけ離れ異形の姿と化していた。
「…嫉妬に溺れたか。阿呆が。」
エミリーはセイラを庇うように抱きしめ命はそれを見てから結界を創った。
「そこから出るなよ。死ぬぞ」
「さぁ。貴様は虚無的存在では無い。それ故に、貴様は吾に勝てない。物理的存在である以上。吾の独擅場。」
「ウルサイ!黙レ!」
「うるさいのは貴様じゃ。煩わしい。」
命は「少女」の首をの掴みそのままへし折った。
「この程度で死ぬ程柔くは無かろう?腐っても吾の劣化コピー。その程度で死ぬ程弱くはないと自惚れている。」
少女の首を離し、少女の体は地面に倒れ、しばらくしたら立ち上がった。
「来るがよい神竜ノ巫女。」
「やぁ!ここで何が起こったのか教えてくれない?」
命は1人の男性に聞いた。
「悪魔種共が襲撃してきあがったんだよ!クッソなんでここに…」
「悪魔種…ありがとう!お兄さん!」
命は満面の笑みでお礼を言った。
「…」
男性は顔を赤らめその笑顔に見惚れていた。
「…命、行くよ」
冥界者が命の腕を掴みそのまま歩き出した。
「え?ちょま!冥!」
冥界者は騎士達が集まっている所へ行った。
「なんだ君たちは?旅人か?」
騎士は命と冥界者を不思議そうに見た。
冥界者は「はい」と答えた。
だが命は
「神祖龍神 堕天 星雲だ」
と正直に答えた。
「吾の目的は一つ。この先へ行くことだ」
騎士は困惑していたがしばらくして冷静さを取り戻した。
「…なぜ敵であるあなたがここへ」
「簡単だ。複製体の始末と鬼神ノ器……いや、神獣の鎮静化をしに来た。ただそれだけよ」
騎士は「少し待ってください」と言いどこかへ行った。
騎士が去った後しばらくして太陽が隠れたのか辺りが暗くなった。
「…はぁ。冥、雑兵は任せたよ。ボスはあたしが」
冥界者は「リョーかいっ」と言い空を見上げた。
「ありゃー思ったより数多いな」
「冥…いやアルジー・レストロン、無理はしないでね」
「それこっちのセリフでしょ。てかフルネームで呼ぶな!」
命は水で武器を生成した。
「さっ、皆々様はお下がりください!これよりご覧頂くのは生者を貪り喰らう不届き者の処刑じゃ」
真っ白なローブに身を包んだ何者かがゆっくりと歩いてきた。
「ふぅー」
命は息を吐いたあと楽しそうに笑った。
「はは!汝が吾のウォーミングアップか!?せいぜい楽しませろ!」
命が先に動きそのまま白ローブを斬り捨てた。
「は?」
呆気なさに命は白ローブの死体を眺めていた。
「手加減したはずだけどなー ま、数の暴力で来るのね。チッ、度胸なしが」
命は醜いゴミを見る目で白ローブ達を睨んだ。
「死ねよ」
とてもつまらなさそうに言い放った。すると白ローブ達は苦しそうに倒れていった。
「はい終わり。冥、行こうか」
命は死にきっていない白ローブに言い放った。
「神殺しが下等生物如きに出来ると?吾も甘く見られたものじゃな。これでも分けても分けきれぬ程には生きておる。」
白ローブに顔を近ずけ嘲笑う様な笑みを浮かべた。
「経験の差だ。下劣極まりない無能が」
命は白ローブの頭を踏み潰し愉しそうに笑いそのまま町の中まで歩き出した。
「あーそうだそうだ」
数歩歩いたところで止まり町の住人達を見た。
「みんな少し寝てて」
住人達は次々と倒れて行く中、命は気にすること無く町野中へ入っていった。
「冥、みんなは任せたよ」
命は両手を広げ愉しそうに笑った。
命の姿は一体の「竜」となり周りを焼き払った。
「死体があっては死神モドキが増えるからね。」
「竜」は人の姿に戻り平然と蒼炎の海を歩いた。
辺りの死体は骨と化しそれ等を無情に踏み壊し歩いていた。
エミリーはいきなり現れた、消えた竜に戸惑い、「少女」とセイラは構わず殺し合っている。
「なんなのあのドラゴン…」
エミリーは周りの蒼炎を水魔法で消火していた。その最中、「少女」と同じ声が蒼炎の中から聞こえた。
「おやおやー!何やらあたし抜きで随分と愉しんでたみたいじゃない!つまらなくなるじゃん」
蒼炎の中からは「少女」と瓜二つの少女が両手の手のひらを上に向け出てきた。
「やぁエミリー。初めまして、話は後でにしようか。今はあの二人をどうにかしないとね」
そういい命は「少女」を投げ飛ばした。
「さっセイラくん。我に返って貰わないと困るよ」
無数の手がセイラを捕まえ命はエミリーを見た。
「ねぇ?セイラくんを落ち着かせる方法知らない?」
「…ぇ…知らないです…」
「だよねぇー……言いずらいけど手荒な方法でいい?無論、傷は今の再生能力ならすぐにでもなかったことになるし、残りそうなのはあたしが治そう。」
「あたん誰なの!」
「話は後でだじゃないと危ないよ」
命はセイラの拘束を解きセイラは命に一直線に走った。
「阿呆が。」
命は体を捻りセイラの攻撃を避けそのまま腕を掴んだ。
「異能強制解除」
セイラの姿は元に戻り炎は消え、セイラは気を失った。
「はい、終わり。後はあたしの暴走体の始末を…」
「ヴヴァアア!」
セイラは命の胸を貫いた。
「…吾の血に触れぬ方が身のためだぞ」
「…」
セイラは血を吐き、それでも命を殺そうとした。
「セイラ!」
エミリーの声が辺りに響いた。
「ヴヴァアッ…ア…アア……あ…エミ…リ…」
セイラは脱力するように倒れエミリーはセイラに駆け寄った。
「ニセモノガ!」
「少女」は元の姿とはかけ離れ異形の姿と化していた。
「…嫉妬に溺れたか。阿呆が。」
エミリーはセイラを庇うように抱きしめ命はそれを見てから結界を創った。
「そこから出るなよ。死ぬぞ」
「さぁ。貴様は虚無的存在では無い。それ故に、貴様は吾に勝てない。物理的存在である以上。吾の独擅場。」
「ウルサイ!黙レ!」
「うるさいのは貴様じゃ。煩わしい。」
命は「少女」の首をの掴みそのままへし折った。
「この程度で死ぬ程柔くは無かろう?腐っても吾の劣化コピー。その程度で死ぬ程弱くはないと自惚れている。」
少女の首を離し、少女の体は地面に倒れ、しばらくしたら立ち上がった。
「来るがよい神竜ノ巫女。」
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