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プロローグ
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なんだろう、フワフワする…
出張先のホテルで使ったベッドのようだ。あれ、あれはフカフカだったかな?
どちらにしろ、今は別に出張してない。
少し前に残業を終えて会社を出てきた所だ。フワフワどころかフラフラしてたはず。
「…の、…もし?」
??何か聞こえたけど、フワフワが気持ちよくて目が開けられない。開けたくない。
そういえば、帰り道フラフラしていたら急に大きな音が聞こえて何かにぶつかって…。
そこまで思い出して、パッと目が覚めた。
「って、事故にあったの!?」
全て把握した。
残業の毎日。残業代なんて無いに等しい。
家には寝に帰るだけで、ここしばらく食事もまともに取れていない。栄養ドリンクは必須、机の上には必ず常備していた。
休日出勤なんてほぼ毎週。もちろん手当なんてない。
そんな典型的なブラック企業に務める澤村ココロは、自分が巻き込まれたであろう事故を思い出した。
しかし身体はどこも痛みを感じていないし、怪我をしているわけでもない。
「あれ?夢だったのかな?」
「あの…」
「うわぁ!」
「!?」
不思議に思いながら身体を眺めていると、急に声をかけられた。
驚いて奇声を上げる。
その奇声に、ココロに声をかけたモノもビックリしていた。
「あ、ご、ごめんなさい。急に声をかけられたから…」
「い、いえ、こちらこそ急に声をかけてしまって…」
互いに謝罪し合う。
特にココロは、仕事上謝罪する事が異様に多く、深く頭を下げる癖が着いていたので、咄嗟にその癖が出る。
そしてどちらも黙りこくってしまった。
沈黙に耐えかねた心がゆっくり顔を上げると、半透明なキレイなお姉さんがオロオロとしていた
「ん?」
ふと疑問に思い、そのお姉さんをマジマジと見つめる。
…やっぱり半透明だった
「え、な、透けて…」
先程よりも驚く。驚きすぎて声が出なくなるのは初めての経験だった。
一方、お姉さんの方は、ココロが顔を上げたことで落ち着きを取り戻したのか、1つ咳払いをすると、何か話し始めた。
少し話したところで、ココロが呆然としていることに気づく。
「あの、ココロさん?」
「え、あ、はい!?って、何で私の名前…」
「ワタクシは生命を司る女神ですから」
「め、女神さま?」
目の前に女神と名乗る半透明のお姉さん
これはやはり夢かと思った。しかしお姉さんの話を聞いて引っ掛かりを覚える。
「そうです。所で、ワタクシの話は聞いてましたか?」
「い、いえ、聞いてませんでした!」
「そのようですね。では、初めから改めてお伝えします」
そして心の中で警鐘が鳴る。その先を聞いてはいけないと
「貴方は…」
思わず耳を塞ぐ。聞きたくない、と
しかし、別のところでは違う思いが浮かび上がって来た
「不慮の事故で…」
塞いでいるのに聞こえてくる声
その先は予想できる。それはつまり…
「命を落としました」
「いやったー!ブラック企業にさよならだー!」
「へ…?」
死んでしまったという悲しみよりも、もうあの会社に行かなくて良いという喜びが勝った
歓喜していると、お姉さんは唖然としている。
それは当然だろう。普通死んだと聞かされればショックを受けるのが当然だからだ。
もちろん例外はあるだろうが。ココロのように。
「え、あの、悲しまない、んですか?自分が死んでしまったことに」
「んー。聞く前に何となくそうかなって気付いた時には嫌だって思ったけど、もうあのブラックどころか暗黒な職場に行かなくて済むんだっていう、開放感からつい」
「そ、そうですか」
呆気に取られていた女神様は、気を取り直すかのように咳払いをした。どこか人間臭い女神様だ。
「では、今度は私があなたの前に表れた理由をお話します」
女神様の話を要約すると、人の死には2つあるらしい。
ザックリ言うと、決まっていた死か、決まっていなかった死だ。
前者は寿命や病気によるもの。後者は事故も含めたの人の手によるもの。
女神様が表れるのは、後者の場合に限るらしい。
「そして、女神の加護を与えて、その人の望む新たな世界へ導くのが、私の仕事です」
「新たな世界?元いた世界じゃなくて?」
「えぇ。既に元の肉体に戻る事は出来なくなってしまっているので、その代わりに」
「あー、つまり異世界転生ってやつだ。最近人気の」
「まぁ、そういう事です」
異世界転生を知っているのは恐らく、ココロと同じように死んでしまった人の中にそういう物に詳しい人がいたのだろう。
ちなみにココロはそこまで詳しい訳では無い。軽く触れた事がある程度だ。
「では、澤村ココロさん。貴女にお聞きします。どんな世界で、どのように過ごしたいですか?」
この質問によって、与えられる加護と世界が決まるらしい。
限度はあるが、願えば大抵の事は叶うとの事だ。
「んー、まぁ単純に、争いと危険の無い世界で、食べる事に困らずのんびり過ごせれば、それでいいかな」
「分かりました。では導きましょう、新たな世界へ…」
その言葉を最後に、ココロは意識を手放した。
少しの不安はあるが、新しい世界へ期待を込めて……
ふと目を覚ます。
辺りは暗いが、点々と光が見える。直接見た事は無いが、山の上から見上げる星空のようだ。そんな空間に、ココロはいた。
キラリと目の端に何が映る。
「あ、何か光った」
視線の端を一筋の光が横切る。その光は、点々とした光の中の1つに、吸い込まれるように消えていった。
「あ、また」
そんな光景を眺めていると、目の前が一瞬眩く輝く。思わず目を瞑り、恐る恐る目を開けてみると、淡い光がふよふよと浮き沈みしていた。
その光に促されるように、そっと片手を差し出す。
「う、わっ!?」
光に触れた瞬間、再び眩しく輝いたかと思うと、体全体を光が覆う。そして、ものすごいスピードで動き出した。
それはまるでジェットコースターのように上へ下へ左へ右へ。あちこち進路を変えていく。
どれほどの時間そうしていたか分からなくなってきた。それでも酔わないのは、身体が無いからだろうか。
しばらくして、スピードが少しづつ落ち始めた。前方に別の光が見える。
ココロを覆っている光は、迷うことなくその光の中へと飛び込んで行った。
飛び込んだことで一瞬意識を飛ばしかけたが、なんとか踏み止まる。
ココロをここまで運んだと思われる光は既に見当たらない。
辺りは薄い虹色に輝き、まるでココロを受け入れているかのようだ。
その輝きの中に1箇所だけ、光が強くなったり弱くなったりしている所がある。
手を伸ばせば届くそれに触れると、頭の中に直接、誰かの声が届いた。
「よくいらっしゃいました。あなたの事は聞いているわ」
誰から、という疑問は出てこなかった。思い当たる相手がいるからだ
「あなたの望みは…そう、分かったわ。では、私からも加護を与えましょう」
自分の中に何が入ってきたのが分かる。一瞬だけ、体が暖かくなったからだ。何かが何かかは分からないが
「さぁ、お行きなさい。新たな道へ。そして、導き手をお探しなさい」
その言葉の直後、目の前に光の道が表れる。
迷うこと無くその道へ足を踏み入れた。
光の道を進む。その道はそんなに長くは続いていなかった。
周りの光が徐々に弱まっていき、別の景色へと変わっていく。
それと同時に、人々が行き交う喧騒が耳に届き始めた。
出張先のホテルで使ったベッドのようだ。あれ、あれはフカフカだったかな?
どちらにしろ、今は別に出張してない。
少し前に残業を終えて会社を出てきた所だ。フワフワどころかフラフラしてたはず。
「…の、…もし?」
??何か聞こえたけど、フワフワが気持ちよくて目が開けられない。開けたくない。
そういえば、帰り道フラフラしていたら急に大きな音が聞こえて何かにぶつかって…。
そこまで思い出して、パッと目が覚めた。
「って、事故にあったの!?」
全て把握した。
残業の毎日。残業代なんて無いに等しい。
家には寝に帰るだけで、ここしばらく食事もまともに取れていない。栄養ドリンクは必須、机の上には必ず常備していた。
休日出勤なんてほぼ毎週。もちろん手当なんてない。
そんな典型的なブラック企業に務める澤村ココロは、自分が巻き込まれたであろう事故を思い出した。
しかし身体はどこも痛みを感じていないし、怪我をしているわけでもない。
「あれ?夢だったのかな?」
「あの…」
「うわぁ!」
「!?」
不思議に思いながら身体を眺めていると、急に声をかけられた。
驚いて奇声を上げる。
その奇声に、ココロに声をかけたモノもビックリしていた。
「あ、ご、ごめんなさい。急に声をかけられたから…」
「い、いえ、こちらこそ急に声をかけてしまって…」
互いに謝罪し合う。
特にココロは、仕事上謝罪する事が異様に多く、深く頭を下げる癖が着いていたので、咄嗟にその癖が出る。
そしてどちらも黙りこくってしまった。
沈黙に耐えかねた心がゆっくり顔を上げると、半透明なキレイなお姉さんがオロオロとしていた
「ん?」
ふと疑問に思い、そのお姉さんをマジマジと見つめる。
…やっぱり半透明だった
「え、な、透けて…」
先程よりも驚く。驚きすぎて声が出なくなるのは初めての経験だった。
一方、お姉さんの方は、ココロが顔を上げたことで落ち着きを取り戻したのか、1つ咳払いをすると、何か話し始めた。
少し話したところで、ココロが呆然としていることに気づく。
「あの、ココロさん?」
「え、あ、はい!?って、何で私の名前…」
「ワタクシは生命を司る女神ですから」
「め、女神さま?」
目の前に女神と名乗る半透明のお姉さん
これはやはり夢かと思った。しかしお姉さんの話を聞いて引っ掛かりを覚える。
「そうです。所で、ワタクシの話は聞いてましたか?」
「い、いえ、聞いてませんでした!」
「そのようですね。では、初めから改めてお伝えします」
そして心の中で警鐘が鳴る。その先を聞いてはいけないと
「貴方は…」
思わず耳を塞ぐ。聞きたくない、と
しかし、別のところでは違う思いが浮かび上がって来た
「不慮の事故で…」
塞いでいるのに聞こえてくる声
その先は予想できる。それはつまり…
「命を落としました」
「いやったー!ブラック企業にさよならだー!」
「へ…?」
死んでしまったという悲しみよりも、もうあの会社に行かなくて良いという喜びが勝った
歓喜していると、お姉さんは唖然としている。
それは当然だろう。普通死んだと聞かされればショックを受けるのが当然だからだ。
もちろん例外はあるだろうが。ココロのように。
「え、あの、悲しまない、んですか?自分が死んでしまったことに」
「んー。聞く前に何となくそうかなって気付いた時には嫌だって思ったけど、もうあのブラックどころか暗黒な職場に行かなくて済むんだっていう、開放感からつい」
「そ、そうですか」
呆気に取られていた女神様は、気を取り直すかのように咳払いをした。どこか人間臭い女神様だ。
「では、今度は私があなたの前に表れた理由をお話します」
女神様の話を要約すると、人の死には2つあるらしい。
ザックリ言うと、決まっていた死か、決まっていなかった死だ。
前者は寿命や病気によるもの。後者は事故も含めたの人の手によるもの。
女神様が表れるのは、後者の場合に限るらしい。
「そして、女神の加護を与えて、その人の望む新たな世界へ導くのが、私の仕事です」
「新たな世界?元いた世界じゃなくて?」
「えぇ。既に元の肉体に戻る事は出来なくなってしまっているので、その代わりに」
「あー、つまり異世界転生ってやつだ。最近人気の」
「まぁ、そういう事です」
異世界転生を知っているのは恐らく、ココロと同じように死んでしまった人の中にそういう物に詳しい人がいたのだろう。
ちなみにココロはそこまで詳しい訳では無い。軽く触れた事がある程度だ。
「では、澤村ココロさん。貴女にお聞きします。どんな世界で、どのように過ごしたいですか?」
この質問によって、与えられる加護と世界が決まるらしい。
限度はあるが、願えば大抵の事は叶うとの事だ。
「んー、まぁ単純に、争いと危険の無い世界で、食べる事に困らずのんびり過ごせれば、それでいいかな」
「分かりました。では導きましょう、新たな世界へ…」
その言葉を最後に、ココロは意識を手放した。
少しの不安はあるが、新しい世界へ期待を込めて……
ふと目を覚ます。
辺りは暗いが、点々と光が見える。直接見た事は無いが、山の上から見上げる星空のようだ。そんな空間に、ココロはいた。
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「あ、何か光った」
視線の端を一筋の光が横切る。その光は、点々とした光の中の1つに、吸い込まれるように消えていった。
「あ、また」
そんな光景を眺めていると、目の前が一瞬眩く輝く。思わず目を瞑り、恐る恐る目を開けてみると、淡い光がふよふよと浮き沈みしていた。
その光に促されるように、そっと片手を差し出す。
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光に触れた瞬間、再び眩しく輝いたかと思うと、体全体を光が覆う。そして、ものすごいスピードで動き出した。
それはまるでジェットコースターのように上へ下へ左へ右へ。あちこち進路を変えていく。
どれほどの時間そうしていたか分からなくなってきた。それでも酔わないのは、身体が無いからだろうか。
しばらくして、スピードが少しづつ落ち始めた。前方に別の光が見える。
ココロを覆っている光は、迷うことなくその光の中へと飛び込んで行った。
飛び込んだことで一瞬意識を飛ばしかけたが、なんとか踏み止まる。
ココロをここまで運んだと思われる光は既に見当たらない。
辺りは薄い虹色に輝き、まるでココロを受け入れているかのようだ。
その輝きの中に1箇所だけ、光が強くなったり弱くなったりしている所がある。
手を伸ばせば届くそれに触れると、頭の中に直接、誰かの声が届いた。
「よくいらっしゃいました。あなたの事は聞いているわ」
誰から、という疑問は出てこなかった。思い当たる相手がいるからだ
「あなたの望みは…そう、分かったわ。では、私からも加護を与えましょう」
自分の中に何が入ってきたのが分かる。一瞬だけ、体が暖かくなったからだ。何かが何かかは分からないが
「さぁ、お行きなさい。新たな道へ。そして、導き手をお探しなさい」
その言葉の直後、目の前に光の道が表れる。
迷うこと無くその道へ足を踏み入れた。
光の道を進む。その道はそんなに長くは続いていなかった。
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