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第2章 海の都
65 女性の館に行こう ①
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「だーかーらー! あんたのやってることはツンフト規則違反の他人のクエストの横取りなんだってば!」
「そんなこと、俺の知ったことではないね。俺はクエスト依頼に忠実に従っただけだ。横取りとは侵害である。クエストの報酬は我々と山分けするのが筋というものではないか?」
「おのれ……」
ツンフトホールの受付の前で睨み合う、クリエムヒルト親方とカルロ親方。
シュテッテン村でのクエストを終えて、ゼーフルトに帰ってクエスト報酬を受け取る段階で、一時間はこうしているお二方。メンツと収入がかかっているので、互いに引くに引けない。
「お、親方……そろそろお昼時なので帰らないと」
マルグレーテが言う。腹の虫は正午が近いと告げていた。
「あんたらは黙ってて! これは親方の沽券に関わることなんだから!」
「はいぃ……」
しかしマルグレーテの言うとおりである。さっさとこの紛争を終わらせなくてはなるまい。
とはいえ、親方同士の案件に職人風情が口をはさむことも憚られる。ツンフトにおいて、職人というのは親方に従うだけの存在と規定されているからだ。
「くそう……これじゃあきりがないね」
「同感だな」
「じゃあ、腕ずくでもあんたを黙らせるしかないようだね……!」
「ほう、望むところだ」
そこで、見かねたのか、冒険者ツンフトの受付係である男性が割って入ってきた。
「ご両人、ツンフトの規則で、私闘は禁止されているのをお忘れですか? 規則を破れば厳罰は免れませんよ」
「……っ」
互いに抜きかけた武器を収める。
しかしだからといって、問題が解決するわけでもない。
「騒がしいな。何をやっている?」
「あ、ツンフト頭」
そこに、一人の大柄な男が姿を現した。
太ましい筋肉質な五体を、赤いタイツと緑のダブレットで覆い、金髪の上で小粋に傾けてワインレッドのビロードの帽子をかぶっている。
彼が入って来るや否や、その場にいた冒険者職人たちは姿勢を正したので、彼の高い地位がうかがわれる。
そう、彼こそが、ゼーフルト冒険者ツンフトのツンフト頭、ルイジ・フルモンティである。
「カルロ親方とクリエムヒルト親方が、揉め事を起こしているのです」
「話を聞こう」
ツンフト頭ルイジはこちらに歩み寄ってくると、カルロ親方とクリエムヒルト親方に尋ねた。
「二人は何で揉めているのか。正直に話し給え。まずはクリエムヒルト親方から」
クリエムヒルト親方とカルロ親方は、それぞれ自分の言い分を交えながら、事情を説明した。
やはりと言おうか、互いに矛盾した内容もそこかしこにあり、傍から聞いていれば失笑するような振舞である。
それをふんふんと聞くルイジ・フルモンティ。彼には事情がつかめたというのだろうか。
「なるほど、大まかには分かった」
「俺の言い分が正しいですよね?」
カルロ親方は言った。
「何言ってんの。私の方が正しいことを言ってるでしょ」
と、クリエムヒルト親方は鼻息荒く言う。
すると、ルイジ・フルモンティは勿体づけたように重々しい口調で言った。
「私としては、両人に利益を与えたい。神もそうお望みのはずだ。しかし、この都市の、ツンフトの利益も考えなくてはならない。その前では、神のご意思も退いてもらわなくてはならないこともある。本来ならツンフト集会で議決すべき案件であるはずだ。しかし危急の案件であることも分かっている。よって、この場で私が採択する」
クリエムヒルト親方とカルロ親方は、ごくりと唾を飲む。
「帝国自由都市ゼーフルトの利益を鑑みれば、都市の自由を守る者により多くの利益を与えるべきだ。すなわち、私は都市派であるクリエムヒルト親方の言い分を是とする」
やった! とクリエムヒルト親方はガッツポーズをする。
自らの主張を退けられたカルロ親方は、悔しそうに歯噛みした。
はは……言い分の妥当さでなく、政治的判断で採択したのかよ……。乾いた笑いが出るぜ。
(政治闘争の前では、正しさなど無意味、か。これだから人間はダメなんじゃ)
珍しく、人間に不平を漏らすアスタルテ。神だからこそ人間とは違う視点から思うところもあるのだろう。
(まあ、こんなんだから人間は何とかやってけてるという面もあるけどね)
この妥当性皆無の政治的判断のおかげで、俺たちが得できたというのもまた事実ではある。
◆
「はい。こちらがクエスト報酬の20グロッシェン銀貨です」
受付係の男性から受け取ったお金が入った袋は、ずっしり重い。
この重さこそ、冒険者の喜びであり、誇りである。
カルロ親方と配下の冒険者職人がすごすごと退散した後、俺たちは晴れて報酬を受領していた。連中の分は引かれていない、当初の約束通りの報酬である。
冒険者ツンフトで真っ当な報酬を受け取ったのは久しぶりだ。ともあれば、感慨もひとしおである。リオナもアスタルテも、きらきらと輝く銀貨に見入っていた。
「お、嬉しそうだな」
カールが俺の顔を覗き込んでくる。
「久しぶりにまともな給料をもらったからね。ここの冒険者ツンフトは良心的だ」
「オードたちはゼーフルトに来て初めての給料だもんなあ」
「ああ」
「なら、俺がその記念に良いとこに連れてってやるぜ」
「良いとこ?」
すると、カールは更に顔を近づけ、左腕を俺の肩に回してきた。
そうして、ささやく。
(リュエデゲールはもう十二歳。いっぱしの男だ。という訳で、彼を童貞卒業させる計画を立ててんだ)
(童貞卒業……)
ははーん、読めてきたぞ。
(そこで、リュエデゲールを女性の館に連れて行こうと思ってんだが、オードも一緒に行こうぜ? 俺たちも気持ちいい思いをしようぜ?)
「女性の館」とはすなわち娼館である。金銭と引き換えに女性から性的サービスを受ける場所である。
前も言ったが、俺は許嫁のリオナに操を誓っていたため、ヴォルフスベルクにいた時も一度も女性の館に行ったことはなかった。
まあ、それもアスタルテとセックスしたために操は破られてしまったのだが。
「?」
リオナの方を見ると、きょとんとした顔をしていた。彼女にひそひそ話は聞かれていないらしい。
アスタルテは(彼女には黙っといてやるぞ)と念話で送ってきた。
(俺に許嫁がいることは知ってんだろ?)
(でもまだ許嫁だろ? 教会でちゃんと式を挙げてないんだろ? なら、まだちょっとくらい遊んでも罰は当たらないぜ)
(はぁ……)
で、でもな、ちょっと女性の館、気になるんだ……。
折角この世界に転生したんだから、話のタネにすこーし行ってみたい気もするんだ……。女を買ったりしないから。ホントだぞ?
(わかった。俺も行くよ)
(そうでなくっちゃ!)
ぱちん! とカールは指を鳴らした。
「親方ぁ、ちょっとリュエデゲールとオードと一緒に買い物に行ってきていいですかー?」
「構わんが、どこに行くんだい?」
「男同士の秘密ってやつよ」
すると、カールの意図を察したのか、クリエムヒルトははぁと息をつき、
「そうか。もうあの子もそんな年だもんな。……行ってきても良いけれど、あまり羽目を外すんじゃないよ?」
ここの冒険者ツンフトも、独身の職人が娼館通いするのには鷹揚であるようだ。ヴォルフスベルクの冒険者ツンフトもそうだった。
救世主協会は厳しい性道徳を主張しておきながら、性暴力抑止という目的のために、独身者の娼館通いを容認するあたり、案外柔軟性のある連中なのかもしれない。つーか、都市条例で罰金刑が課せられても聖職者や修道士ですら娼館通いをする。真面目腐った現代人よりもマシ。
「へへっ、ありがてえ」
卑屈なまでに手をにぎにぎするカールさん。小者くさい……。
「じゃあ、行ってきまさあ。リュエデゲール、お前を男にしてやるからついてこい」
「お、おお、男になるぜっ」
若い男らしく、リュエデゲールは鼻息荒く意気軒高だ。ふんすふんすと既に興奮状態のようだ。
ふと、マルグレーテの方を見ると、彼女はカールの方を見ながら不機嫌な様子でフグのように頬を膨らませていた。
ありゃ、彼女、カールのことが好きだな……朴念仁なのもどうにかした方が良いぜカールよ。
「そんなこと、俺の知ったことではないね。俺はクエスト依頼に忠実に従っただけだ。横取りとは侵害である。クエストの報酬は我々と山分けするのが筋というものではないか?」
「おのれ……」
ツンフトホールの受付の前で睨み合う、クリエムヒルト親方とカルロ親方。
シュテッテン村でのクエストを終えて、ゼーフルトに帰ってクエスト報酬を受け取る段階で、一時間はこうしているお二方。メンツと収入がかかっているので、互いに引くに引けない。
「お、親方……そろそろお昼時なので帰らないと」
マルグレーテが言う。腹の虫は正午が近いと告げていた。
「あんたらは黙ってて! これは親方の沽券に関わることなんだから!」
「はいぃ……」
しかしマルグレーテの言うとおりである。さっさとこの紛争を終わらせなくてはなるまい。
とはいえ、親方同士の案件に職人風情が口をはさむことも憚られる。ツンフトにおいて、職人というのは親方に従うだけの存在と規定されているからだ。
「くそう……これじゃあきりがないね」
「同感だな」
「じゃあ、腕ずくでもあんたを黙らせるしかないようだね……!」
「ほう、望むところだ」
そこで、見かねたのか、冒険者ツンフトの受付係である男性が割って入ってきた。
「ご両人、ツンフトの規則で、私闘は禁止されているのをお忘れですか? 規則を破れば厳罰は免れませんよ」
「……っ」
互いに抜きかけた武器を収める。
しかしだからといって、問題が解決するわけでもない。
「騒がしいな。何をやっている?」
「あ、ツンフト頭」
そこに、一人の大柄な男が姿を現した。
太ましい筋肉質な五体を、赤いタイツと緑のダブレットで覆い、金髪の上で小粋に傾けてワインレッドのビロードの帽子をかぶっている。
彼が入って来るや否や、その場にいた冒険者職人たちは姿勢を正したので、彼の高い地位がうかがわれる。
そう、彼こそが、ゼーフルト冒険者ツンフトのツンフト頭、ルイジ・フルモンティである。
「カルロ親方とクリエムヒルト親方が、揉め事を起こしているのです」
「話を聞こう」
ツンフト頭ルイジはこちらに歩み寄ってくると、カルロ親方とクリエムヒルト親方に尋ねた。
「二人は何で揉めているのか。正直に話し給え。まずはクリエムヒルト親方から」
クリエムヒルト親方とカルロ親方は、それぞれ自分の言い分を交えながら、事情を説明した。
やはりと言おうか、互いに矛盾した内容もそこかしこにあり、傍から聞いていれば失笑するような振舞である。
それをふんふんと聞くルイジ・フルモンティ。彼には事情がつかめたというのだろうか。
「なるほど、大まかには分かった」
「俺の言い分が正しいですよね?」
カルロ親方は言った。
「何言ってんの。私の方が正しいことを言ってるでしょ」
と、クリエムヒルト親方は鼻息荒く言う。
すると、ルイジ・フルモンティは勿体づけたように重々しい口調で言った。
「私としては、両人に利益を与えたい。神もそうお望みのはずだ。しかし、この都市の、ツンフトの利益も考えなくてはならない。その前では、神のご意思も退いてもらわなくてはならないこともある。本来ならツンフト集会で議決すべき案件であるはずだ。しかし危急の案件であることも分かっている。よって、この場で私が採択する」
クリエムヒルト親方とカルロ親方は、ごくりと唾を飲む。
「帝国自由都市ゼーフルトの利益を鑑みれば、都市の自由を守る者により多くの利益を与えるべきだ。すなわち、私は都市派であるクリエムヒルト親方の言い分を是とする」
やった! とクリエムヒルト親方はガッツポーズをする。
自らの主張を退けられたカルロ親方は、悔しそうに歯噛みした。
はは……言い分の妥当さでなく、政治的判断で採択したのかよ……。乾いた笑いが出るぜ。
(政治闘争の前では、正しさなど無意味、か。これだから人間はダメなんじゃ)
珍しく、人間に不平を漏らすアスタルテ。神だからこそ人間とは違う視点から思うところもあるのだろう。
(まあ、こんなんだから人間は何とかやってけてるという面もあるけどね)
この妥当性皆無の政治的判断のおかげで、俺たちが得できたというのもまた事実ではある。
◆
「はい。こちらがクエスト報酬の20グロッシェン銀貨です」
受付係の男性から受け取ったお金が入った袋は、ずっしり重い。
この重さこそ、冒険者の喜びであり、誇りである。
カルロ親方と配下の冒険者職人がすごすごと退散した後、俺たちは晴れて報酬を受領していた。連中の分は引かれていない、当初の約束通りの報酬である。
冒険者ツンフトで真っ当な報酬を受け取ったのは久しぶりだ。ともあれば、感慨もひとしおである。リオナもアスタルテも、きらきらと輝く銀貨に見入っていた。
「お、嬉しそうだな」
カールが俺の顔を覗き込んでくる。
「久しぶりにまともな給料をもらったからね。ここの冒険者ツンフトは良心的だ」
「オードたちはゼーフルトに来て初めての給料だもんなあ」
「ああ」
「なら、俺がその記念に良いとこに連れてってやるぜ」
「良いとこ?」
すると、カールは更に顔を近づけ、左腕を俺の肩に回してきた。
そうして、ささやく。
(リュエデゲールはもう十二歳。いっぱしの男だ。という訳で、彼を童貞卒業させる計画を立ててんだ)
(童貞卒業……)
ははーん、読めてきたぞ。
(そこで、リュエデゲールを女性の館に連れて行こうと思ってんだが、オードも一緒に行こうぜ? 俺たちも気持ちいい思いをしようぜ?)
「女性の館」とはすなわち娼館である。金銭と引き換えに女性から性的サービスを受ける場所である。
前も言ったが、俺は許嫁のリオナに操を誓っていたため、ヴォルフスベルクにいた時も一度も女性の館に行ったことはなかった。
まあ、それもアスタルテとセックスしたために操は破られてしまったのだが。
「?」
リオナの方を見ると、きょとんとした顔をしていた。彼女にひそひそ話は聞かれていないらしい。
アスタルテは(彼女には黙っといてやるぞ)と念話で送ってきた。
(俺に許嫁がいることは知ってんだろ?)
(でもまだ許嫁だろ? 教会でちゃんと式を挙げてないんだろ? なら、まだちょっとくらい遊んでも罰は当たらないぜ)
(はぁ……)
で、でもな、ちょっと女性の館、気になるんだ……。
折角この世界に転生したんだから、話のタネにすこーし行ってみたい気もするんだ……。女を買ったりしないから。ホントだぞ?
(わかった。俺も行くよ)
(そうでなくっちゃ!)
ぱちん! とカールは指を鳴らした。
「親方ぁ、ちょっとリュエデゲールとオードと一緒に買い物に行ってきていいですかー?」
「構わんが、どこに行くんだい?」
「男同士の秘密ってやつよ」
すると、カールの意図を察したのか、クリエムヒルトははぁと息をつき、
「そうか。もうあの子もそんな年だもんな。……行ってきても良いけれど、あまり羽目を外すんじゃないよ?」
ここの冒険者ツンフトも、独身の職人が娼館通いするのには鷹揚であるようだ。ヴォルフスベルクの冒険者ツンフトもそうだった。
救世主協会は厳しい性道徳を主張しておきながら、性暴力抑止という目的のために、独身者の娼館通いを容認するあたり、案外柔軟性のある連中なのかもしれない。つーか、都市条例で罰金刑が課せられても聖職者や修道士ですら娼館通いをする。真面目腐った現代人よりもマシ。
「へへっ、ありがてえ」
卑屈なまでに手をにぎにぎするカールさん。小者くさい……。
「じゃあ、行ってきまさあ。リュエデゲール、お前を男にしてやるからついてこい」
「お、おお、男になるぜっ」
若い男らしく、リュエデゲールは鼻息荒く意気軒高だ。ふんすふんすと既に興奮状態のようだ。
ふと、マルグレーテの方を見ると、彼女はカールの方を見ながら不機嫌な様子でフグのように頬を膨らませていた。
ありゃ、彼女、カールのことが好きだな……朴念仁なのもどうにかした方が良いぜカールよ。
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