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しおりを挟むキスをしながら、都は雄翔にバスローブを解かれてゆく。
湯上りの素肌を晒し、肌と肌を擦り付け合う。
(ああ、でもやっぱり感度悪い……)
相手が他でもない雄翔なのに、都は行為に感じることが無かった。
「都、大丈夫か?」
「ん。ちょっと、趣向変えてみてもいい?」
「好きにしてくれ。任せるよ」
じゃあ、と都は雄翔をヘッドボードに押し付け、背をもたれさせた。
そして、彼の脚の間に顔を埋めた。
「み、都!?」
「あの、これはね? 恋人と初めてするときには、要求しないでね?」
何でも屋をやっていた頃には、気持ち悪いから、と断っていたフェラチオ。
それを、都は雄翔に施し始めた。
相手が彼だからこそ、できることだった。
ちゅぷちゅぷ、くちゅくちゅ、と水音を立てながら、都は雄翔のものを愛した。
驚いて縮んでいた彼のペニスが、一舐め、一吸いするごとに大きく反り上がってゆく。
「んぁ。あぁ、もう。こんなに、おっきくなっちゃって……」
雄翔の内股が、ひくひくと痙攣を始めた。
「な、都。俺、何かヤバい感じなんだけど」
「ぅぐ。んぅ、んん。ふぅ、ふぅ、んんぁう」
「咥えたまま、喋るなよ。何て言ってるか、解んないぞ」
それでも都は、雄翔を責め立て続けた。
裏筋を舐め、先端を吸い、喉奥まで咥えて抜き差しをした。
「あ、あぁ。都、顔放せ。で、出るッ!」
「んぅ、う。んぅううッ!」
ついに雄翔は、都の口中に射精してしまった。
「あぁ、あ。都ぉ……ッ!」
「んっく、んん。ん、ふッ、ぅん。んんぅ……」
飲んだ。
都が、俺の精液、全部飲んでくれた。
とてつもない失敗をした思いの雄翔だったが、その精を飲み干してくれた都に、こらえきれない情愛を感じていた。
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