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しおりを挟む和正の耐える間、祐也もまた耐えていた。
客の分厚い掌が肌を撫でるたびに、鳥肌が立つ思いだった。
それでも悦がって見せないと、男は不機嫌になる。
「はぁ、あ。う、ぅん。はぁ……っ」
「どう? 感じる?」
太い指が、後膣に捻じ込まれてきた。
「んぁ、あ! もっと、もっと!」
「ヤらしい子だね、すばるくんは」
ぐちゅぐちゅと指で嬲られながら、祐也はひたすら和正のことを考えていた。
(こ、この手が、鳴滝さんのだと思えば、耐えられる!)
「じゃあ、とどめに極太の注射、うっちゃおうかなぁ?」
(無理! 鳴滝さんは、こんな下品なこと言わないもん!)
それでも、悦んで見せなければいけない。
お客様へ、サービスしなければならないのだ。
「ね、おねだりしてみなよ。お注射うってください、って!」
「あ、はぁ、あ! お願いします、太いお注射、うってください!」
気を良くした客は、すぐにローションで濡らしたペニスを突き挿れてきた。
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