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しおりを挟むぱっぱと素裸になってしまった秀実が前を向くと、そこには上半身だけ服を脱いだ士郎がいた。
「早いなぁ」
「あの、ごめんなさい!」
いいさ、とそのまま士郎はベッドに上がると、キスをくれた。
それはゆっくりと丁寧で、あの動画とは全く違うものだった。
秀実のリップを食んで、舌先で軽く刷く。
咥内で踊る舌は、滑らかな動きで秀実を酔わせた。
「ん、ぁう。っふ、んぅ……」
「どうかな、私のキスは」
「……動画と全然違います」
「あれは演技だからね。今から君を、素で抱くよ。いいかい?」
「お願いします」
では、と士郎は秀実を横たえて、耳朶や首筋を弄り始めた。
時には、軽く。
時には、濃厚に。
変化に富む士郎の愛撫は、どんどん秀実を狂わせていった。
「あ、んあぁ! や、やぁッ! そ、そんな。あぁあ!」
「感度イイね。素敵だよ」
胸の乳首をこりこりと噛んでいた士郎は、彼の手を取りそのペニスへいざなった。
「自分で、擦ってごらん。気持ち悦いから」
「は、恥ずかしいです」
秀実のものは、すでに硬く勃ち上がり、先端から蜜をこぼしている。
士郎は片手でローションを落とし、秀実を愛し始めた。
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