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「瑠衣、フェラしてくれる?」
「いいけど」
瑠衣は素直に、腰を下ろした寿士の脚の間に潜った。
ちゅぷ、と先端にキスをし、れろりと舐める。
手で扱きながら、ペニスの裏を舌で舐めまわす。
「陽詩さぁ、フェラしてくれないんだよね。ま、いいとこのお坊ちゃんみたいだから、仕方ないけどさ」
瑠衣に奉仕させながら、寿士はそう話した。
「瑠衣は、どうして俺にフェラしてくれるの?」
「どうして、って。寿士さんが気持ち悦いなら、僕も嬉しいからだけど?」
「そうなの?」
「そうだよ」
そっか、と話はそこまでで、寿士はゆるやかに腰をやり始めた。
「ん、ぅん。ふっ、う。んん、んぅ……」
「あ~、すっげぇ気持ち、い」
寿士は、そのまま瑠衣の咥内に射精した。
勢いよく、温かな精が口中にもたらされ、瑠衣は悦んでそれを全部飲んだ。
「んっく。んぁ、んッ! ふぅ、んぅ、んんぅッ!」
(寿士さんの味がする)
甘苦い寿士を、瑠衣は味わいながら飲んでいた。
(寿士さん、好きだよ)
そんなことを考えながら、飲みつくした。
僕は、寿士さんのことが、好き。
そう認めた時から、瑠衣の目の前は明るく開けていた。
「いいけど」
瑠衣は素直に、腰を下ろした寿士の脚の間に潜った。
ちゅぷ、と先端にキスをし、れろりと舐める。
手で扱きながら、ペニスの裏を舌で舐めまわす。
「陽詩さぁ、フェラしてくれないんだよね。ま、いいとこのお坊ちゃんみたいだから、仕方ないけどさ」
瑠衣に奉仕させながら、寿士はそう話した。
「瑠衣は、どうして俺にフェラしてくれるの?」
「どうして、って。寿士さんが気持ち悦いなら、僕も嬉しいからだけど?」
「そうなの?」
「そうだよ」
そっか、と話はそこまでで、寿士はゆるやかに腰をやり始めた。
「ん、ぅん。ふっ、う。んん、んぅ……」
「あ~、すっげぇ気持ち、い」
寿士は、そのまま瑠衣の咥内に射精した。
勢いよく、温かな精が口中にもたらされ、瑠衣は悦んでそれを全部飲んだ。
「んっく。んぁ、んッ! ふぅ、んぅ、んんぅッ!」
(寿士さんの味がする)
甘苦い寿士を、瑠衣は味わいながら飲んでいた。
(寿士さん、好きだよ)
そんなことを考えながら、飲みつくした。
僕は、寿士さんのことが、好き。
そう認めた時から、瑠衣の目の前は明るく開けていた。
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