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しおりを挟む「どうする? 本番も、する?」
瑠衣の声に、寿士は我に返った。
そして、ぶっきらぼうに吐き捨てた。
「決まってるだろ。寝ろよ」
「体位は?」
「バック」
後ろからするの、好きなんだね。
そんな瑠衣の言葉も、やけに艶めいて響く。
ベッドに伏せ、腰を高く上げる瑠衣は素直だ。
その蕾の中心に、寿士はかちかちに硬くなった先端を当てた。
「っ、はぁ……ッ」
「うゎ。自分から咥え込んでいった」
ローションで潤っているとはいえ、こんな状態の後膣を未だ見たことはない。
妖しく誘い込んでくる、魔性の肢体だ。
「さすが、オメガ。体液で、ちゃんと濡れてるんだ」
「っあぁ! 挿入ってくる……ッ!」
「すごい締め付けと吸い付き。昨夜より、イイな」
「あぅっ、あぁっ、あ!」
「ん? 今日は言わないの?」
「あぁ、あ! もう、もぅダメぇえ! イヤあぁあ!」
それが聞きたかった、と寿士は笑った。
(嘘……。軽く小突かれただけでイッちゃうなんて、僕……っ)
それでも寿士は、かまわず突いてくる。
「んぁ、あぁ! はぁッ、はぁッ、あぁッ!」
「またイッたな。内、ピクピクしてるよ」
「ぅぐぅ……。んんッ、あぁ!」
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