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「気持ち、悦いかい?」
「う、あぁ。ごめんなさい。ごめん、なさ……」
 震える杏の内股を撫でさすり、真は杏にキスをした。
「ん、んぅ。ふ……」
 声が、甘い。
 キスをしながら、真は杏を観察した。
 手が彼を求め、伸ばされてくる。
 その手を取って指を絡め、真はそっとシーツに押し付けた。
 体のこわばりは段々と抜けていき、いい感じにリラックスできている。
 思いきって真は、その耳に口を近づけた。
「杏。挿れても、いいか?」
 は、と身をすくませた途端、真の手を握る指の力が強くなる。
 だが杏は、かすかにうなずいてくれた。
 しっかりと手を握ったまま、うなずいた。
「ありがとう」
 真は丹念にローションを自らに塗り、杏の内側にも注入した。
「じゃあ、挿れるから。嫌になったら、途中でもやめるから安心して」
「はい……」
 蚊の鳴くような声が、可憐だ。
 ぐっ、と彼の両脚を広げ、真はその美しい紅い花に先端を当てた。
「う……」
「大丈夫」
 真のペニスは、杏の体内に飲み込まれていった。

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