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しおりを挟む「今ならまだ間に合う。よしなさい」
「あぁ。これが、北條さんの……」
詩央は真のものを手で大切に擦り、舌で舐めしゃぶった。
喉奥まで送り込み、唇で扱いた。
「んっ、んぁ。ぅん、んんッ……」
熱い息を吐きながら真を愛撫する詩央の目は、とろんと潤んでいる。
これを途中で引きはがすのは、もう無理なことだろう。
真は腹をくくり、腰を入れ始めた。
「んッ! んんぁ。はぁ、あぁ、んんぁ……」
「詩央くん。出しても平気か?」
「欲しいです。そのまま、お口に出してぇ……」
では、と真は本格的に抽挿を始めた。
柔らかな喉奥の感触は、久しぶりだ。
「いいよ、詩央くん。とっても巧いな」
「っく。んん、ぅ。ふッ、うぅ。んぅ……」
やがて真は、腰を奥まで入れて射精した。
こぼすことなく、全てを吸い込み飲み干す詩央は、さすがに手慣れたものだ。
長い睫毛を震わせ、恍惚の表情はそそる。
「んぁ……。すごく、嬉しいです。僕……、北條さんのこと、好きです……」
「嬉しいね」
じゃあ今度は、お礼をしてあげよう。
真は詩央をソファに寝かせ、ボトムを脱がせた。
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