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1話 弦先輩! やっぱり先輩は僕の大好きな弦先輩なんだ!
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ホームルーム終了、10分前。
ほぼ出つくした意見をさらい、司会の委員長は学級会をまとめる方向に発言した。
「では、3年6組からの文化祭への出し物は、メイドカフェでよろしいでしょうか」
男子一同が吠え、手を叩いた。
頭の中はもう、女子たちの可愛いメイド服姿でいっぱいだ。
みな、鼻の下を長くのばして、様々な妄想に耽っている。
ただ一人を、除いて。
(フッ、くだらん)
やれやれと、弦は溜息をついた。
どうして男というものは、一風変わった女子の姿に夢中になるのか。
服を変えてみても、中身は同じだというのに。
それに弦は、すでに世界一キュートな、千尋のメイド服姿を拝んでいるのだ。
いまさらどんな女子の姿を見ても、あれほどドキリとすることは無いと解かりきっていたので、冷めていた。
だがしかし。
「異議あり!」
そこに、挙手と共に鋭い一声が上がった。
委員長は不意を突かれ驚いた様子だったが、すぐに気を取り直して、手を挙げた生徒を指名した。
「坂井さん、何か意見がありますか?」
「メイドカフェに加えて、執事カフェも出すべきだと思います!」
クラス中の男子が、ざわめいた。
ほぼ出つくした意見をさらい、司会の委員長は学級会をまとめる方向に発言した。
「では、3年6組からの文化祭への出し物は、メイドカフェでよろしいでしょうか」
男子一同が吠え、手を叩いた。
頭の中はもう、女子たちの可愛いメイド服姿でいっぱいだ。
みな、鼻の下を長くのばして、様々な妄想に耽っている。
ただ一人を、除いて。
(フッ、くだらん)
やれやれと、弦は溜息をついた。
どうして男というものは、一風変わった女子の姿に夢中になるのか。
服を変えてみても、中身は同じだというのに。
それに弦は、すでに世界一キュートな、千尋のメイド服姿を拝んでいるのだ。
いまさらどんな女子の姿を見ても、あれほどドキリとすることは無いと解かりきっていたので、冷めていた。
だがしかし。
「異議あり!」
そこに、挙手と共に鋭い一声が上がった。
委員長は不意を突かれ驚いた様子だったが、すぐに気を取り直して、手を挙げた生徒を指名した。
「坂井さん、何か意見がありますか?」
「メイドカフェに加えて、執事カフェも出すべきだと思います!」
クラス中の男子が、ざわめいた。
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