青いバラの花言葉 ～ミステリアス若様アルファ×不憫健気オメガ どうしよう。叶さんのこと、どんどん好きになっていっちゃう～

6

「んッ！　ふぅ、んッ。んぅんんッ！」
　ねっとりと絡みつく瑞の舌が、途方もなく心地いい。
　誠は、深い溜息と共に、かすれた声でささやいた。
「ああ、ダメだ。出そうだ」
「ッは。出して、ください。んんぅッ！」
　本気か？
　私のものを、飲むつもりか。

　試すつもりで、誠は喉奥へペニスを送った。
　柔らかな瑞樹のそこは、何のためらいもなく受け入れて来る。
　誠は、体を自然に任せた。
　熱い塊が、せり上がって来る。
　そのまま、瑞樹の咥内に吐き出した。

「んんぁ！　ん、くッ。んぅんん！」
　甘苦い、誠の味。
　喉を鳴らして、瑞樹はそれを飲んだ。
（あぁ、凄い。叶さん、こんなにいっぱい……）
　そこまで彼を追い詰めたのだ、という悦びが瑞樹の胸を浸していた。
　ぺろぺろと舌を使って誠のものを清めた後、瑞樹は彼を見上げて微笑んだ。

「どうでしたかぁ？　気持ち、悦かったですか？」
「まいったな」
　では次は、お返しをしなくてはな。
　誠は瑞樹をベッドに上げると、腹這いにして腰を高く上げさせた。