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「ヤだ。ヤだよぉ……。何、これ。気持ち、いぃ……」
ゆったりと誠に抜き差しされながら、瑞樹はうわ言のような声を上げていた。
あの時と、全然違う。
柔道部の先輩に犯された時と、全く違う。
気持ち悦い。
ただ、ただ気持ち悦い。
そこに、下腹部へ熱いものがせり上がってきた。
「あ、ダメッ! で、出ちゃう!」
勢いよく、瑞樹は精を吐いていた。
あの時以来の、射精だった。
「あぁ、あ……」
温かい精が、自分の腹に広がっていく。
(もう二度と、エッチはできないと思ってたのに)
思い出すとさいなまれる、愛の行為は無理だと諦めていたのに。
瑞樹は射精をきっかけに、柔らかな心を取り戻していた。
叶さんのが、欲しい。
はぁはぁと息を荒げ、瑞樹は無意識に浮かんできた自分の気持ちに、とまどった。
(待って。僕、一体何を考えちゃってるの?)
そこへ、まるで心を読んだかのように、誠の声が重なった。
「何を、考えてる?」
「あ、いいえ。何も!?」
「嘘つきだな」
喉で笑い、誠は抽挿を少し速めた。
ゆったりと誠に抜き差しされながら、瑞樹はうわ言のような声を上げていた。
あの時と、全然違う。
柔道部の先輩に犯された時と、全く違う。
気持ち悦い。
ただ、ただ気持ち悦い。
そこに、下腹部へ熱いものがせり上がってきた。
「あ、ダメッ! で、出ちゃう!」
勢いよく、瑞樹は精を吐いていた。
あの時以来の、射精だった。
「あぁ、あ……」
温かい精が、自分の腹に広がっていく。
(もう二度と、エッチはできないと思ってたのに)
思い出すとさいなまれる、愛の行為は無理だと諦めていたのに。
瑞樹は射精をきっかけに、柔らかな心を取り戻していた。
叶さんのが、欲しい。
はぁはぁと息を荒げ、瑞樹は無意識に浮かんできた自分の気持ちに、とまどった。
(待って。僕、一体何を考えちゃってるの?)
そこへ、まるで心を読んだかのように、誠の声が重なった。
「何を、考えてる?」
「あ、いいえ。何も!?」
「嘘つきだな」
喉で笑い、誠は抽挿を少し速めた。
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