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ぐりりっ、と透の後膣が、さらに広げられた。
司の指が、二本入ってきたのだ。
「……くぅッ!」
二本の指で、中を擦られる。
指が増えた分だけ苦しさも増す、と思っていたが、逆に楽になってきた。
いや、これは。
楽になったと、言うよりは。
(まさか!?)
佐々木先生の言う通り、本当に気持ち悦くなってきてるのか、僕は!?
そんなはずはない、とは思うが、二本の指が違う動きをするたびに、ぞくりと来る。
はぁはぁと、口での呼吸は速くなっていく。
体が、熱くなってきた。
透を囲む空気が熱くなってきたところに、冷たい声が割って入った。
「どうだ。悦くなってきたか?」
「……全然、です!」
頑固だな、と司は笑う。
そして、ぎしりとソファの上で体勢を動かした。
「そろそろ、いいかな」
何が、と透が尋ねる暇はなかった。
ぐぐっ、と佐々木の指が、体内の奥深くへ侵入してきたのだ。
「ふ、うぅッ」
「痛いか?」
「……いいえ」
それは、透にとっては意外だった。
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