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「足が痛かったら、すぐに言うんだぞ?」
「はい、颯真さん」
ベッドに郁実を寝かせて、颯真は丁寧にその体を拓いていった。
耳を食み、首筋をなぞり、乳嘴に口づける。
「……っ、あ。あぁ、ん。はぁ、あ、あぁ……っ」
控え目な郁実の反応は、ちっとも変わらない。
だが颯真は、その体の震えを新鮮に感じていた。
「力を抜いて。怖くないから」
「あ、あぁ。そう、ま、さ……ッ。あぁッ!」
柔らかく性器を弄りながら、颯真は郁実の蕾をまさぐった。
ローションでぬめるそこは、蠢きの表情を見せている。
颯真を受け入れる準備は、すぐに整った。
「郁実のここは、もう欲しいって言ってるけど。大丈夫? いけそう?」
「あっ、ん。颯真さん、来て。僕、早く欲しい……ッ」
以前より積極的な郁実に、颯真は目がくらんだ。
「じゃあ、いくよ」
上ずってしまう声を必死で抑えて、颯真は静かに郁実の中へと挿入り始めた。
「颯真さ……ッ!」
背中に回された彼の手が、爪を立てる。
甘い痛みを感じながら、颯真は腰をゆっくり進めた。
侵入の気配をじっくりと味わい、郁実は熱い溜息を吐く。
あぁ。
本当に。
ホントに、颯真さんのが、僕の内に……ッ!
「ふッ、あ! ん、あぁ、あ。あぁんッ!」
「郁実……」
奥まで挿れられ、郁実は歓喜に悶えた。
颯真さんのが、僕の中に形作られてる……。
そして、なぜだろう。
この感覚、馴染んでる気がする……。
うっとりと睫毛を震わせる郁実の様子を、颯真は慎重にうかがっていた。
(大丈夫みたいだ。痛がったり、嫌がったりは、していない)
では、先に進もうか。
「動くよ。郁実、いいね」
「ん、っく。あぁ、あ。あんっ!」
優しく包み込むような律動は、やがて速く激しくなっていった。
「はい、颯真さん」
ベッドに郁実を寝かせて、颯真は丁寧にその体を拓いていった。
耳を食み、首筋をなぞり、乳嘴に口づける。
「……っ、あ。あぁ、ん。はぁ、あ、あぁ……っ」
控え目な郁実の反応は、ちっとも変わらない。
だが颯真は、その体の震えを新鮮に感じていた。
「力を抜いて。怖くないから」
「あ、あぁ。そう、ま、さ……ッ。あぁッ!」
柔らかく性器を弄りながら、颯真は郁実の蕾をまさぐった。
ローションでぬめるそこは、蠢きの表情を見せている。
颯真を受け入れる準備は、すぐに整った。
「郁実のここは、もう欲しいって言ってるけど。大丈夫? いけそう?」
「あっ、ん。颯真さん、来て。僕、早く欲しい……ッ」
以前より積極的な郁実に、颯真は目がくらんだ。
「じゃあ、いくよ」
上ずってしまう声を必死で抑えて、颯真は静かに郁実の中へと挿入り始めた。
「颯真さ……ッ!」
背中に回された彼の手が、爪を立てる。
甘い痛みを感じながら、颯真は腰をゆっくり進めた。
侵入の気配をじっくりと味わい、郁実は熱い溜息を吐く。
あぁ。
本当に。
ホントに、颯真さんのが、僕の内に……ッ!
「ふッ、あ! ん、あぁ、あ。あぁんッ!」
「郁実……」
奥まで挿れられ、郁実は歓喜に悶えた。
颯真さんのが、僕の中に形作られてる……。
そして、なぜだろう。
この感覚、馴染んでる気がする……。
うっとりと睫毛を震わせる郁実の様子を、颯真は慎重にうかがっていた。
(大丈夫みたいだ。痛がったり、嫌がったりは、していない)
では、先に進もうか。
「動くよ。郁実、いいね」
「ん、っく。あぁ、あ。あんっ!」
優しく包み込むような律動は、やがて速く激しくなっていった。
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