恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

大波小波

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「琉果。君の仲間たちを、紹介しよう」
「仲間たち?」
「私に、ついて来たまえ」
 広く長い回廊は、一部がオートウォークになっている。
 そこに立ち、拓真が端末を操作すると、歩道は一つのルートを選択して動き始めた。
「みんな、私の可愛いお気に入りだ。君もきっと、仲良くなれる」
 拓真の言葉を、琉果は自分なりに解釈していた。
(僕の他にも、お客さんがいるってこと?)
 それとも……。
「お友達、かなぁ?」
「そのようなものだ。さぁ、着いたぞ」
 きらびやかなドアが開けられる様子を、琉果はドキドキと見つめていた。
(僕に、友達が? 嬉しいな、どんな人たちだろう!?)
 彼の胸は高鳴り、期待に膨らんでいた。

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