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しおりを挟む「ぅわ、あ、あぁ……」
しっかりと勃ち上がった響也のペニスに、麻衣は複雑な思いだ。
「こんなのが、いつも僕の中に挿入ってるなんて……」
すごいし、怖いし、そして。
「少し、嬉しいです」
「ああ、喜んでくれ。麻衣のおかげで、こんなに大きくなった」
自分の手によって、響也が感じてくれた。
それは、これまで受け身しか取ってこなかった麻衣には、誇らしかった。
「さて、準備は整った。これからが本番だぞ」
「あ、そうでした」
今から、これを体内に導いてやらなくてはならないのだ。
「どうすれば、いいんですか?」
「まず、ベッドサイドのローションを取って」
麻衣は響也の教えるように、チューブをひねり手に馴染ませた。
ぬるぬると手をペニスに滑らせ慣らしていると、なぜだか自然に熱い息が漏れてくる。
「響也、さん。僕、僕、何だか……」
「麻衣も、感じてきたかな?」
麻衣は響也の体にすがりながら、荒い息を吐いていた。
(お、おかしいな。あぁ、何だか熱い。後ろが、むずむずしてきちゃう……!)
「麻衣。さあ、私の腰に跨って」
「は、はい」
そろそろと、麻衣は響也の体に上がった。
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