この恋は運命

大波小波

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 やだ。

 何だろう、これ。

 とっても、熱い。

 黙っていようと思っても、ひとりでに息が漏れる。

 じっとしていようと思っても、勝手に体が身悶える。

「っく。うぅ……」

「可愛いよ、麻衣」

 響也の舌が、愛らしい桃色の乳輪をなぞり、ついにその中心の乳嘴をとらえた。

(あ! ダメ! ……そこは、ダメですぅ!)

 電流のように走る快感に、麻衣は背を反らして耐えた。

 しかし、響也の責めは止まらない。

 舌先で器用に、埋まっていた乳首を掘り起こしてくる。

「うぅ! ……ぇ、え。……え」

「え?」

 嬌声にしては、奇妙な母音だ。

 響也は、麻衣の胸から少し顔を離した。

「……え。めぇ、めえ!」
 
 ふるっ、と震えて、麻衣は精を吐いてしまった。

 胸を上下させて、荒い息を吐いているが、めえめえ鳴くばかりだ。

「麻衣。君、もしかして。……子羊になっちゃっているのか?」

 響也は、ほんのさっき麻衣に伝えた言葉を思い出した。

『子羊みたいに、大人しくしていなさい。そうすれば、すぐに終わるよ』

 そうは言ったが、まさかここまで徹底してくるとは!

 響也はもう、麻衣が可愛くて仕方が無くなって、抱きしめ頬ずりした。

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