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しおりを挟む聖を仰向けに寝かせ、脚を広げると、彼は顔を背けて頬を染めた。
「大丈夫か、聖。怖くないか」
「駿佑さんなら、平気です」
指でじっくり慣らしたそこは、オメガ特有の愛液で溢れていた。
それでも負担がかからないようにと、駿佑はローションを手に取り温めてから、その蕾に塗り込めた。
「あぁ……駿佑さん……」
「挿れるぞ」
自らのものにもローションを絡め、駿佑はそっと先端を聖にねじ入れた。
「ん、んぅ」
「痛くないか」
「大丈夫、です」
ゆっくり、時間をかけて中へ進む。
途中、何度も立ち止まり、聖の顔色をうかがった。
睫毛を震わせ、口をうっすらと開いて呼吸する彼は、苦しげではない。
そこでようやく安心して、駿佑は奥まで腰を入れた。
「あ、あぁ。はぁ、はぁ、あぁあ……」
すごい。
駿佑さんの、すごく硬くて長くて、太い。
これが僕の中で動き始めたら……。
僕が僕でなくなりそうで、何だか怖い。
「動いても平気か?」
駿佑は、最後の許しをうかがった。
「はい」
聖の返事は、短かった。
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