胸に咲くは純白の花

大波小波

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「あ、ん。ぁあ、は、あ……」
 密やかな聖の声が、静かな寝室に響く。
 駿佑は、穏やかに優しく聖の体を拓いた。
 耳や首筋、肩に脇に甘く口づけ、素肌を撫でさすった。
「っん、う!」
 それだけでも感じて体液を漏らす聖が、可愛い。
 小さな桃色の乳首を口に含むと、その身は軽く跳ねた。
「あ! んんぁ、あ!」
 すっかり勃ち上がっている聖の未成熟なペニスを手で包み、そっと刺激を与えてやると、彼は身をよじって悶えた。
「あ、あぁ、あ! ダメ、それは、ダメぇ!」
 可愛い。
 発情していないオメガが、こんなに可愛いとは知らなかった。
 今まで抱いたオメガ男性は、脳をかき回すようなフェロモンを発して誘ってきたが、聖にはそれが無い。
 ただ純粋な、無垢な性の悦びに溺れていた。

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