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しおりを挟む「芳樹さん……」
芳樹は、何も言わない。
ただ、黙ってその分身は青葉の元から去ろうとしている。
「!」
青葉は、思わず内股で芳樹を挟んだ。
「どうしたんだ?」
「すごかったです……」
芳樹は生唾を飲んだ。
もじもじと体を揺する青葉が欲しいものなど、すぐに解かる。
だが芳樹は、もう一度繰り返す。
「どうしたんだ?」
「最後まで……、してください」
芳樹に再び背後から抱きしめられ、青葉は震えた。
「そんな青葉も、好きだよ」
途端に、芳樹の節張った指が後膣に捻じ込まれた。
「は、あッ!」
芳樹の指は自在に青葉の体内を探り、その敏感な部分を責めたててくる。
「ぃやッ……、あぁ、はぁ……ッ」
青葉の足は震え、指先から魂が抜けだしてゆくような心地を覚えていた。
芳樹は先程吐き出した精をたっぷり塗り込めて弄っているので、ぐちゅぐちゅと音が立つ。
その音を聴くと、これまた青葉は羞恥に震え、先漏れの体液をあふれさせる。
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