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しおりを挟む「ね、今度は僕が拭いてあげるね」
「ありがとう」
紫苑の汗や体液を拭きとりながら、波留は言葉を噛みしめた。
「あの、ね。紫苑が僕の、運命のつがいだったらいいなぁ」
「だったら、いいな。だけど、俺はベータだ。それはアルファとオメガの間にしか、成立しないだろ?」
「僕の幸せは、僕自身が決めるから」
『僕の幸せは、僕が決めるんだ。僕の選んだ道を進んで』
波留は、由樹の言葉を思い出していた。
「僕の幸せは、僕が決める。だから、紫苑が僕の運命のつがいになって」
「俺なんかで、いいのかよ」
「紫苑が、いいんだ」
波留は、しっかりと紫苑の体に抱きついた。
その腕をさすりながら、紫苑はうなずいた。
「波留。俺のつがいに、なってくれる?」
「うん。うん、うん。なる。運命のつがいに、なる!」
紫苑、好き。大好き。愛してる。
聖なる夜に、波留と紫苑は結ばれた。
永遠に離れることのない、つがいになった。
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こんにちは😌何時も楽しく拝読させて頂いてます😊今回のストーリーは‼️😳‼️てなる位 今の所複雑でタグにも四角関係と出ててハピエンが無いっ😳兄の来夢はいい加減ヤローの屑ぽくて😠これからの展開にハラハラドキドキで😣♥️楽しみにしてますっ✨😄
感想ありがとうございます!
読んでいただいて、嬉しい限りです!
今回は、少し重くて暗い感じの展開です……。
先が見えない方が楽しんでいただけるかな、と思い、タグは最小限にとどめました。
この四角関係、果たしてどうなるんだろう!? と、感じていただければ幸いです♡